ママレード・ボーイの続編が18年ぶりに連載開始

甘くて苦い……マ~マレ~だっけっどっ気になる!! でお馴染みのママレード・ボーイに続編がっ。90年代少女漫画の金字塔。いろんな意味で原点といえる漫画ですので、続編アナウンスにはテンション上がりまくりですよ~。当時めっちゃハマっていたなぁ。

でもね~、私は松浦遊と須王銀太だと完全に須王銀太派だったもんで、ほとんど苦味しか感じていませんでした(笑) なんでも完璧にこなすいけ好かない金髪ハンサム野郎なんかより、人間味溢れる銀太の方が絶対好感持てるじゃないですか!

中学時代のラブレター事件のエピソードは今想い出しても泣ける。大好きな光希からもらったラブレターを友達が勝手に回し読みし始めて、その光景を目撃した光希は、銀太が自分のラブレターを友達と回し読みしたと思い込み、深く傷ついてしまう。

普通なら、その誤解を解こうと必死に謝罪して言い訳するものなのに、銀太は理由はどうあれ光希を傷付けてしまった自分を許すことができず、一切の弁明をしようとしなかった。そして翌日、坊主頭で登校してきた銀太。何も理由を語ることなく、ただ黙って頭を丸めて反省の意志を示した銀太には思いっきり感動しましたよ…。

それ以降の銀太の気持ちを思うと切ない切ない。光希への想いは募る一方なのに、一度自分から振って傷付けてしまっている以上、彼女に想いを告げられない。気まずい関係からせっかく元の友人関係に戻れたのに、話を蒸し返してそれをぶち壊したくない怖さもある。引くも押すもできないこのジレンマ。ああ、銀太が不憫すぎるっっ。

ママレード・ボーイ

そんな中、頭脳明晰・運動神経抜群のスーパーハンサムが颯爽と現れ、光希をあっさり奪っていくんですからたまったもんじゃないですよ!!(笑) あらゆる面で格の違いを思い知らされ、自慢のテニスですら完敗し、挙げ句は最愛の彼女を横取りされてしまうなんて、超一級の寝取られ作品じゃないですかぁ! どんなに一途に想っていたところで、結局最後はSっ気あるイケメン王子様が全部持っていくんですよ…。世の中そんなもんです。

今回の「ママレード・ボーイ little」は本編13年後の話のようで。主役の娘は光希と遊の子供かと思ったら、両親Sの子供で光希の妹になるんですか。今思うと、光希と遊の両親が互いにパートナーを入れ替えて同居生活を始めるという設定は恐ろしかったですね。当時の私はスワッピングという言葉も知らない純真な子供だったので、フツーに受け入れていましたけど。

もし歴史が繰り返されるのであれば、光希&遊と銀太&亜梨実で夫婦入れ替えの可能性もあり得るってことですかね…? 光希と銀太が結ばれる可能性をまだ信じていてもいいんですね!?

アニメ「ママレード・ボーイ」アニバーサリーDVD-BOX

販売元:東映アニメーション( 2012-10-24 )

定価:¥ 41,040 ( 中古価格 ¥ 50,439 より )

Amazon価格:¥ 129,800

時間:1840 分

14 枚組 ( DVD )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. エロゲーでもそうですが、

    主人公←ヒロイン←友人キャラ

    という図式があると、なぜか主人公よりも友人キャラの方を応援したくなります。

    主人公→ヒロイン→友人キャラ

    みたいな図式ができてるエロゲーをやってみたいなぁと思ってます。
    エロゲーにしろギャルゲーにしろアニメにしろ、最近の恋愛物って振り向かせる楽しみ
    みたいのが無いですよね~。

  2.  ゲストさん
    勇者が来るのを城で待っている魔王より、魔王を倒すために冒険する勇者の方にみんなは感情移入するように、なんでも行動的な方を応援したくなるものですね。

    >最近の恋愛物って振り向かせる楽しみみたいのが無い
    そうですよ。だから、私は少女漫画ばっかり読んでしまうんです。現実の恋愛なら、頑張っても追いかけても報われない可能性がありますけど、エロゲなら最終的な勝利が約束されているんですから、何を怖がる必要があるのかと。

  3. 好みの女性キャラが友人やモブの男キャラに夢中って描写を入れるだけでビッチ認定されるような時代ですからねえ
    結局のところエロゲのヒロインが他の男キャラになびくふりも見せなかったり親友キャラがヒロインと仲良くなることが殆ど無いのもそのせいですし
    ヒロインが主人公以外の男と仲良くなる描写が入ります!でも寝取られ作品じゃないのでキス以上はしません!って発売前に苦情が怖いので公式に発言させるような今のエロゲ・ギャルゲ業界も相当末期ですよね・・・

  4.  ゲストさん
    いつまでも変わり映えしないような古臭い萌えゲーが悪いわけじゃなく、そんなのばっかりなのが問題なわけで…。ユーザーのクレームを全部聞いていたら、どのメーカーの作品も画一化されるのは当たり前。ユーザーの声にまったく聞く耳を持たないのは問題ですけど、唯々諾々と従うようになったらダメだってことですよね。

    商売なんで大勢に向けたゲーム作りは正しいとはいえ、全員が同じ方向を向いていたらますます世界は閉じてしまう。

  5. 俺は浅生さんの考え方とは逆で、銀太をはじめとした「振られた」人たちもそれぞれの視点で幸せになってほしい、と願う部分があります(その視点では彼ら自身が主人公であり、結ばれたヒロインの事を大切に想う未来があるのもそうですが、原作8巻で銀太&亜梨実が茗子から光希たちの事を聞き(幸せだと思っていた2人が引き裂かれつつある事を知り)、亜梨実を抱きしめ「俺たちは、ずっといっしょだよな」とささやくシーンが印象に残っている事もあるのですが)。
    「ママレード・ボーイ」絡みでふとこちらのブログを思い出し、「ギャルゲーで選ばれなかったヒロインのその後」を考えると尚更そんな気持ちが強まることもあるのですが(注1)。
    ttp://d.hatena.ne.jp/tsukimori/20080507
    例えば「ママレード・ボーイ」が光希が主人公の乙女ゲーだとすれば、遊にも銀太にも蛍にも(大穴で茗子との百合な愛情(注2)もありかもしれません)「主人公と結ばれる権利」は平等に存在し(それでも主人公である光希には彼らのうち結ばれなかった人を幸せにしてあげる義務(注3)は存在しない)、そうした結末を願うのもありですが、続編で「カインコンプレックス(注4)」をこじらせた銀太は見たくないですし。

    (注1)ちなみにそのブログで引き合いに出されている「てんたま」も、本来主人公には双葉という恋人がいるのですが(貴史と千夏は彼らが恋仲になるのを応援していた。その事により主人公の問題が無くなり自分たちも恋仲になれると思ったからだろうか)、双葉は不治の病で亡くなります。
    そのため主人公・貴史・千夏の3人の関係は進む事ができなくなってしまったわけですが。
    主人公自体双葉が亡くなって1年も経っていないのに、天使の卒業試験とはいえ別の女の子に恋をしなければならないのを、恋人に対しての「裏切り行為」と見る人もいるかもしれません。
    (注2)これも案外あり得る話だと思います。名村との道ならぬ恋に破れ、だけど名村を忘れられない茗子を見て、光希が「なっちゃん(名村)の事を忘れられないのならば、あたしが茗子の事を愛したい」と願い、茗子も光希が遊との関係で苦しむのを見て「松浦君の代わりに、私が光希を守ってあげたい、誰にも渡したくない」と願い、2人はお互いに大切な存在に気づいて結ばれる、というのもまた一つの「恋愛」の形でしょうし。
    当時は百合自体メジャーではなかったですが、「恋愛は性別や身分、血縁で行うものではなく、心で行うもの」という事は今も昔も変わらない事です。
    (注3)俺もギャルゲーをプレイする時、無意識に苦手・嫌いなタイプのヒロインは先に終わらせるか、あるいは最初から無視してプレイする事は多いです(俺の知り合いのプレイ日記著者の場合、プレイスタイルにその傾向は顕著で、それ故に攻略制限に引っ掛かり余計な時間を消費したりしていますが)。それだって自分の中で「どうでもいい」人なら別に幸せにする必要も無く、攻略対象から外れたとしても気にもしない事と重なります。
    (注4)ここでいうカインコンプレックスは聖書の方ではなく、ファイナルファンタジー4のカインの方です。ある意味彼も「RPGにおける裏切りキャラ」と名高いですが、彼もセシルという完璧な恋敵と比較され続け、片想いしていたローザに思いは届かず、ゴルベーザに洗脳される形でセシルと敵対することがそれをより印象深くしています(となると遊はセシル、光希はローザ、銀太はカインでしょうか。ハマりすぎてて怖いですが)。
    時田貴司氏のお気に入りのキャラであるためか、リメイクや続編でそうした心の弱さを執拗に責められるのは何かの嫌がらせとしか思えませんが。
    これをこじらせると「ストレイボウコンプレックス」になりかねない(そして人を妬んだ結果、自分が破滅するだけならまだしも、他者や無関係の第三者の破滅の引き金になるのだから性質が悪い)ですが…

  6.  M1号さん
    M1号さんの仰っていることが難しくて理解できてないところもあるんですが、別に私は銀太が光希以外の女とくっつくことを否定しているわけじゃありませんので、“考え方が逆”という前提がまず違うと思いますよ。

    紹介していただいたブログにも目を通しましたが、「主人公にのみその将来を依頼するヒロインという仕様を真っ向から否定するような暴挙は、あってはならない」とか、まったく賛同できない意見ですので、考え方が逆というならそのブログの主張に対してですね。私は主人公に選ばれなかったヒロインが他の男と付き合うことは一切禁止しないですし、むしろ推奨する側の立場です。

    同じように、銀太が亜梨実とくっついて幸せを築くことになんの不服もありません。ただ、銀太が光希のことを愛していたのは事実だったので、その恋が実ればよかったのになという未練があるだけ。恋破れた銀太は残念でしたが、代わりに亜梨実という彼女ができたことは、私にとっても慰めです。