「ハイスコアガール」でのキャラクター無断使用でSNKプレイモアがSQUARE ENIXを刑事告発

びっくりしました。ハイスコアガールは私も読んでいますけど、作中で主人公ハルオがあれだけSNKへのリスペクトを語っていながら、まさかSNKプレイモアに許可を取っていなかったなんて(笑)

あくまで報道されている内容を真に受けた上での判断になりますが、現状SQUARE ENIX側に分がない感じ。日本では何故か訴えた方を「大人げない」とする謎の風潮がありますけど、これで本当に無許可だったのならSQUARE ENIXが120%ダメに決まっている。企業としてまともな神経じゃないですよ。

SNKプレイモアは過去にアルゼに著作権侵害を踏み倒された経験がありますし、いくら好意的な内容であったとしても自社IPが侵害されたなら到底看過できるものじゃないでしょう。

ただ、カプコン・セガ・バンダイナムコなど他のメーカーはちゃんとSQUARE ENIXから許諾依頼を受けていたみたいなので、SNKだけがスルーされていたとは少し考えにくいんですよね…。SQUARE ENIX側もこの件に関して事実無根だと真っ向から反論していて、一体真相はどっちなのやら。

何にせよ、一番不幸なのはハイスコアガールの作者。せっかく大ヒットに恵まれてアニメ化も決まったというのに、こんな本人の与り知らぬところからとばっちりを受けるなんて気の毒すぎる…。なんとか早期のうちに和解してもらいたいものです。SNK VS SQUARE ENIXという格闘ゲームでも出して、すっきり決着付ければいいんですよ。

ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)

著者/訳者:押切 蓮介

出版社:スクウェア・エニックス( 2012-02-25 )

定価:

Amazon価格:¥ 2,000

コミック ( 173 ページ )

ISBN-10 : 4757535120

ISBN-13 : 9784757535121


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  1. 余計にタチが悪いのは、スクエニが実は事前にSNKと談義していたにもかかわらず、実際には提携が取れていないという「話したけど上手く行かなかったからムリクリやっちゃいました」という雰囲気があるところ。はじめてのおつかいでお金足りてなかったから万引きしちゃったかのようなNG感…。
    スクエニが「同人誌じゃないけど作品愛さえあれば関係ないよねっ」と思ってやったら御覧の有様でした。

    それでもなおスクエニびいきというか擁護的な意見が多少存在するのは、SNK側も過去いくつかヤッているからというのが第一にあります。一番有名なのはどう考えても某有名映画を丸パクリしたキャラを「オマージュだから」という理由でリリースしたり
    (さすがに黒歴史扱いになりシリーズにも二度と登場していませんが)
    往年のキャラクターのセリフを同年代の流行作品からトレースしているなど、まぁ端的に「お前が言うな」的な要素がてんこ盛りだからかと思われます。まぁ法律の世界がおまいうが通じるような無法地帯であってはならないので、今回の実態を機に各方面が褌を締め直さないといけません。

    もうひとつの理由として、SNKプレイモアはいわゆる「パチスロメーカー」なので、権利の貸与に関しては必ずそれなりの額を動かさないと他方面に示しが付かず、そこにスクエニが同調できなかったのではないかという話もあります
    (コッチはあくまで推察ですが)
    まぁこの風説が真実かどうか、提示されたマージンに合意が取れなかったかの勘ぐりはさておき、版元がダメと言えば版元が勝てるくらいの方が本来の著作権のあり方としては正しいものです。

    とはいえ哀しいのは、権利だけ持っててそれを活用する体力がメーカーにないと、シリーズの新作が出せなくなり、結局タイトルそのもののファンは去っていき、権利の持つ旨味も無くなっていくというジレンマ。まぁ世の中どんな商売であれ、無償無力で食っていけるほど甘くはないということですかね。
    往年はゲーセンでSNKのキャラを使いまくり、それどころかいまだ自宅に初期ネオジオ本体と10本以上のソフト(合計定価40万くらいナリ…)を持つ身としてはとても寂しいですが…。

    • 「宣伝になっていれば著作権を無視しても許される」という“ニコニコ思想”が蔓延しつつある世の中ですが、それが企業にまで及んでいるのかと思うとちょっと薄ら寒いものがあります。SQUARE ENIXともあろう大企業が、こんなに著作権関係に杜撰だとショックですよ。

      >SNK側も過去いくつかヤッているからというのが第一にあります
      SNKも決して清廉潔白な企業ではなく、特にCAPCOMには二桁ほど訴訟を起こされていてもおかしくない会社だったと思いますが、相手が無法だからこちらの無法が通る道理はないので、いくらSNK側を叩いてもSQUARE ENIXの擁護意見には一切ならないのですが…。

      しかし、最近はこの手の「お前が言うな」論がホント多く目に付きますよね。自分が批難されたとき反証や潔白を示すのではなく、相手側の粗探しをして「お前が言うな」に帰結させる論法。結局自分側への批難は何1つ反論できていないのに、議論はイーブンに持ち込んだ気分になれるという。攻撃こそ最大の防御ってことでしょうか。

      >版元がダメと言えば版元が勝てるくらいの方が本来の著作権のあり方としては正しい
      今回私がSQUARE ENIXサイドを擁護しにくいのは、巻末にコピーライト表示でSNKから許諾を得ているように見せかけていたこと。この時点で「引用だから…」「パロディ(オマージュ)だから…」「宣伝だから…」なんて言い訳は通用しなくなります。

      どんなに二次創作に寛容な版元だって、それを同人作家が「メーカー公認!」と勝手に謳い始めたら版元は激怒しますよ。

      >自宅に初期ネオジオ本体と10本以上のソフトを持つ身
      すごい!! あれ、ソフト1本で40,000円ぐらいしましたよね。総額40万も納得。

  2. >SNK VS SQUARE ENIX
    色んな議論が噴出している中で一番建設的でユーモラスな提案ですね(笑)。
    本当にこれやったらスクエニをおおいに見直しますよ。
    押切先生は好きな漫画家なので早く事態が収束して欲しいです。

    • かつてSNKとCAPCOMというライバル会社同士が、ゲーム中で手を取り合っていたのはすごく気持ちの良いものでした。SNK VS SQUARE ENIXも真面目に考えて欲しいですね。問題は、SQUARE ENIX側の登場キャラクターが、トバルとかブシドーブレードとかマイナーすぎる人員になってしまうことですが(笑)

      >押切先生は好きな漫画家なので早く事態が収束して欲しい
      アニメはどうなるんでしょうね~。90年代アーケードゲームを語る上でSNKは避けて通れないので、アニメでスルーするわけにも行きません。係争中の間はアニメ化の話が進まないのでは…。

  3. https://twitter.com/sakumariko/status/496839664410435585
    佐久間真里子さんのTwitterを見る限り、どうも訴える企業体力のある大手には根回しをちゃんとしておいたけど、それ以外の中小レベルのところにはきちんとした許諾を取りに行ってないみたいなんですよね…

    本当ならゲーム業界大手の企業だという侮りがあったのかどうかはしらないですけど、権利関係を扱う企業としてはありえない態度ですよ。ましてSNKプレイモアは権利を買い取った会社であり、旧SNKの権利が生命線な企業だってことくらいちょっと調べればわかることなのに。

    おまいう理論だって明らかパクリでも「それっぽいキャラや作品を作って出す」のと今回のような作品やキャラを「そのまま」使用するのではどちらが無許可で行った時に悪質かは一目瞭然です。パクリを養護するわけではありませんが、おまいう理論としても通ってないと思います。

    • 誰かと思えばさくまあきらさんの奥さんですか~。ハドソンもしっかりコピーライト表示で許諾を得ていることになっているのに、これでハドソンにも本当に許可取っていなかったのなら泥沼ですね。

      「SNKだけ許可を取っていなかったなんてあり得る?」という疑念だけが、私がSQUARE ENIXを擁護できる唯一の論拠だったのに、そこがぐらついてしまうと、もうどうにもならないな~。マジでSNKプレイモア側の言い分が全部正しかったの??

      >おまいう理論としても通ってない
      そうですね。今回はパロディの是非を論じているわけじゃないので、SNKプレイモアに対する批判は的外れもいいところ。さっさとSQUARE ENIXは落ち度を詫びて、ちゃんと使用料支払って、さっさとこの件を円満に解決してほしいです。

    • 回収はするけど連載は続けますよ、アニメも予定通り行いますよと明言していたのに、結局連載休止ですかー。これはアニメ自体もぽしゃったと考えるほかないですね。本当にもう、SQUARE ENIXさん何やってんですか…。ただただ作者が可哀想。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。