ハイキュー!!
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一応、私はバレーボール経験者です。部では長身の方だったのでスパイカー扱いされていましたが、でも本当はセッターが一番やりがいありました。レシーブされたボールをトスする一瞬の間に、味方スパイカーの動き、敵ブロッカーの動きを見極めて最善手を弾き出す。自分のトスで、頭で思い描いた通りにスパイクが決まれば最高に気持ちいい!

同じ烏野高校に進学し、好敵手から一転仲間となった日向と影山ですが、二人の相性は最悪。完全なる性格の不一致で、口を開けばケンカを始めるという、どうしようもない犬猿の仲。見かねたバレー部キャプテンの澤村大地は、互いがチームメイトだと自覚するまで入部を許さないと言い放つ。

部内での試合に向けて早朝練。スパイクが打ちたい日向は影山にトスを上げるよう求めますが、返ってきたのは「『勝ち』に必要な奴になら誰にだってトスを上げる。でも、今のお前が『勝ち』に必要だとは思わない」という非情な通告。基礎であるレシーブを疎かにしている日向を戦力としては認めないと切り捨てたのです。

影山のセッターを賭けた負けられない練習試合が始まりました。両チームに先輩部員を1名ずつ加えた3対3の1年生対決。相手は188cmの長身ミドルブロッカーの月島(+友達の山口君)。そのそびえ立つ高い壁を攻略しないことには、日向&影山チームに勝機は生まれません。

コンビネーションが良くなった日向&影山チームの勢いは止まらない。これ以上好き勝手やらせまいと月島が日向に密着マークについても、それを嘲笑うかのように今度はノーマークの田中へトスを上げる影山のセンス。こうなると月島&山口チームに勝ち目はなく、入部試験を兼ねた練習試合は、日向&影山の勝利に終わりました。

パクリと騒ぎ立てたいわけではないですが、この青葉城西との練習試合はSLAM DUNK臭が相当キツイ。ライバル校と最初の練習試合となれば多少展開が似通ってくるのはしょうがないかもですけど、SLAM DUNKの陵南戦と共通する点はかなりの割合で散見されますので…。

青葉城西高校には真のエースが存在していた! 影山が私淑していたほどの実力を持ち、甘いマスクで抜群の女子人気を誇るスーパーセッター。その男の名は仙道彰! ……ではなく、及川徹。

バレーボールに革命を起こした「リベロ」。元々は「自由」という意味のイタリア語で、サッカーにおけるリベロは、守備にも攻撃にも顔を出す自由なポジションですが、バレーにおけるリベロはほとんどイメージが正反対。とにかくレシーブをしまくる守備の専門職であり、前衛に出てはならない、トスを上げてはならない、サーブを打ってはならないとルール上の制約だらけ。自由人からは程遠いです(笑)

バレーボールにおける前衛のレフトポジションは、「エース」と呼ばれる花形ポジション。オープントス(山なりのトス)を呼び込み、相手の複数ブロックをぶち抜いてスパイクを決めなくてはならない存在。それはストレートでタイミングを取っているバッターに、真っ向勝負のストレートでねじ伏せるようなもの。そんな力強さが求められるのがエースなのです。

街角で人目を引くモデル体型の美女を羨ましげに眺めながら、「あたしもあんな綺麗に生まれてたらなぁ…」と溜息をつく彼女に向かって、「バカ! 俺は今のままのお前が一番好きなんだよ!」と彼氏が叱る、そんなラブラブカップルの微笑ましいお話。

音駒高校との練習試合を前に、合宿で強化を図る烏野高校排球部。みんなと合宿所でお泊まりということで、修学旅行気分ではしゃいでいる日向はカワイイ(笑) 田中さんとノヤさん(西谷)も普段以上にテンション高かったですし、この愉快な仲間たちとの和気藹々としたやりとりが最高です。

前任監督から因縁があった烏野高校と音駒高校の対決は、縄張り争いをしているカラスと猫に準えた通称「ゴミ捨て場の決戦」! 今後、最大のライバルとして競い合っていく両校には、何故かお互い似通っているキャラが多いという不思議。特に音駒の山本猛虎は田中龍之介に見た目も性格もそっくりで、まるで田中の2Pカラー(笑) 山本VS田中の地味名字同士の諍いに目が離せません!

実力伯仲する好敵手だからこそ、試合の中で互いが互いを高めあい、実力以上の真価を引き出すことができる! はじめの一歩的に言えばミックスアップ! 烏野VS音駒の「ゴミ捨て場対決」は練習試合とは思えぬ白熱した試合展開で盛り上がりを見せる!

いよいよ間近に迫ったインターハイ予選を前に、現時点で宮城県の4強といえるライバル校が明らかに。怪物牛若(牛島若利)を擁する王者白鳥沢を筆頭に、守りと連携が強みの和久谷南、高さを武器に鉄壁のブロック力を誇る伊達工業、練習試合で戦った青葉城西と強豪揃い。

今週はインターハイ予選の導入部分で見どころは少なかったですけど、澤村と池尻との対話シーンは印象的でした。同じ中学の友人であり、別々の高校に分かれても共にバレーボールを志してきた同士。久しぶりの再会を果たした2人は、対戦する試合前に旧交を温め合う。

運動部をやっていた人で今回の話に感動しない人はいるんでしょうか。共に1回戦敗退となってしまった常波高校と烏野高校女子バレー部にフォーカスを当てていた回。私も思わず感傷的な思いに浸りながら視聴していました。

ハイキュー!!にとって初めての本格的な試合と言える伊達工戦。試合はまだ始まったばかりだというのに、全編鳥肌モノの神回でした!! ずっと鳥肌が立ちっぱなしだったというよりは、3度・4度と連続して鳥肌が立ちまくっていた感じ(笑) 1話の中でこんなに何回も鳥肌立つことってあるんですねぇ。

日向の変人速攻と、それを囮に使った東峰のバックアタックで、伊達工から1セット目を先取することに成功した烏野高校。次のセットもこの調子でと言いたいところですが、徐々に速攻のタイミングに合わせてきている青根がそう簡単にやらせてくれそうにない。そこで日向と青根のマッチアップを避けるため、2セット目はローテーションを2個ずらしてスタート。

強豪伊達工を下し、次なる相手は練習試合で戦った青葉城西高校。この試合は、前回対戦では実現しなかった及川と影山のセッター対決でもある。中学時代の憧れの先輩であり、密かに私淑していた及川を、影山はこの試合で超えることができるのでしょうか?

烏野に牙を剥いて襲いかかる及川の悪魔のサーブ。初めは守備の要から崩すことを目論み、最もレシーブ力の高いリベロ西谷を敢えて狙うも、さすが烏野の守護神たる西谷は簡単には崩されない。そこで及川はターゲットを変え、今度はレシーブが不得意である田中に狙いを付けた。

作中で初めて出番が巡ってきたセッター菅原。影山と対照的ともいえるチーム全体を活かしたセットアップで、烏野の悪い流れを見事に変えてくれた。身体的にも技術的にも影山には及ばないものの、菅原には経験に裏打ちされた上手さがある。身長のない自分が狙われることを見越して月島とブロックをスイッチするような、強かな頭脳的なプレイに痺れる~!

及川徹の中学時代が語られた今回の回想シーンは、原作60話に相当するエピソードで、いわゆる「60話ショック」と呼ばれる伝説的な回。及川の知られざる過去は多くの及川ファンの心を鷲掴みにし、その人気を確固たるものに押し上げました。

両者疲労困憊のままファイナルセット突入。ここに来て再び日向翔陽が存在感を示し始めた。コートを端から端へと横断し、相手ブロックを置き去りにしてスパイクを決めるブロード攻撃(移動攻撃)が効果絶大。サッカーでも体力が落ちた時間帯にチビッコドリブラーが本領発揮し始めるように、日向の豊富な運動量とスピードが青葉城西を苦しめる。

諦めない烏野は土壇場で追いつき、とうとうデュースへ持ち込んだ! ここからは先に2点差を付けた方が勝利を得ますが、互いにブレイクのきっかけを掴めず一進一退。意地とプライドを賭けた両者の死闘は、気付けば31-31にまでもつれ込む白熱のクロスゲームに。

インターハイ予選敗退を受け、未だ悔しさ冷めやらない烏野高校排球部の面々(ハーフアップにした旭さんはヤバイぐらいイケメンだな!)。しかし、いつまでも敗戦のショックを引きずるわけにもいかず、次の春高バレーに気持ちを切り替えなくてはならない。高校バレーの代名詞的大会である春高バレーで、今度こそ全国への切符をもぎ取り、東京オレンジコートを目指す!

バレーボールという個人的に思い入れの強い競技を題材にして、これだけ良質な作品が生み出されたのは感無量。インターハイ予選の伊達工業戦・青葉城西戦はどちらも劇的な試合で興奮しました。数あるスポーツアニメの中でも、指折りの面白さだったのではないでしょうか。