ちはやふる2
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「男が女に選ばれてどうすんだって思う。おれは選んでがんばるんだ」 ちはやふるには数々の名言がございますが、私のベストワンはまさにこれ! この魂揺さぶられる名言を耳にしたくて第2期の放送を熱望してたところがありますよ! 「抱いて下さいって、私からお願いしなくちゃ自信が持てないんですか?」というめぞん一刻の音無響子さんの名言とセットにして、エロゲ主人公一同に送り付けたい!

第2話目にしていきなり作画がひどかった。しかし、手を抜くなら今しかチャンスがないのも事実。これから先、手を抜いて欲しくない神回が列を成して待機していますので、後々の体力を温存しておくためにも今回は手抜き作画で構いません!

始まった高校選手権大会の東京予選。待ってましたの袴姿。艶やかな着物をまとった綾瀬千早の美しさには溜息しか漏れません…。

真島太一を愛してやまないファン(私)にとって見逃せぬ神回がやってきました! 太一メインの回になると、ついつい感想にも熱が入る…(笑) というわけで、だらだらと長文です。

「決勝に残った2校はもう全国大会確定なんだろ? じゃ-、そんなに必死に勝ちにいかなくていいじゃん」 そう、これから始まる決勝戦は消化試合。甘粕の言は正論であり、がむしゃらに勝ちに行く理由は両校共にありません。だけど、これから始まる試合が終わった後、もう一度このセリフをリフレインしてみてください。どれだけ空虚なものに聞こえることか。互いの意地とプライドがぶつかる激闘に、消化試合なんて存在しないんですよ!

主力の肉まん君を早くに欠き圧倒的不利に陥った瑞沢高校は、それでも残りの4人が粘りを見せて接戦に持ち込む。実力伯仲の両者は一歩も譲ることなく、なんと4人同時で運命戦へと突入! 互いに札を1枚ずつ残し、自陣の札が先に読まれたら勝つという、完全に読手の指運に委ねた運命の決戦!

東京都予選から全国大会の合間のフィラー回ですらこの面白さ。いろんな人たちに支えられていることを実感する心暖まるエピソードでした。ちはやふるの登場人物は全員がいい人でキャラ立っているからすごい。

大会予選1試合の相手、千葉情報国際高校はまさかの外国人軍団。人種国籍バラバラの外国人たちとかるた対決というのはさすがにイロモノ過ぎて、ちはやふるの中では珍しくあまり好きじゃない回だったんですけど、改めてアニメで見てみると悪くない話だな~と再評価。

回想シーンが多く挟まれて、いつもより展開がスローなペース。それもそのはず、これまで原作2話ずつ消化してきたアニメちはやふるでしたが、今回は1話のみの消化。新の替え玉試合のみに焦点を当ててきました。

替え玉出場を咎められた新は個人戦出場停止の危機。だが幸い、不正に気付いていたのはハゲのオッサン1人だけ。こいつさえ殺して口を封じてしまえば……というサスペンス展開には勿論ならず、潔く罪を認め、裁きを受ける覚悟の新。

「机君抜きのメンバーでいい」という冷たい言葉の裏には、机君を発憤させてスタメンに戻ってきてもらいたい真意が込められていました。しかしその思いを知ってか知らずか、決勝トーナメントでもあっさり控えの立場に甘んじようとする机君に対し、肉まん君は苛立ちを隠そうとしない。

迷える子羊に優しく手を差し伸べてから、容赦なく突き放す。恵夢ちゃんはペットの飼い慣らし方をよく弁えていらっしゃる(笑) このナチュラルなドS気質が頼もしいです。やはり女王を目指す者として、これぐらいのSっ気は持ち合わせていないとね!

敵陣をスピードで攻め取ったあとは、囲み手破りの大技で苦手な大山札を奪い、いよいよ本領発揮の千早。しかし、冷静に連取を阻止することで相手に流れを渡さない恵夢。一進一退の白熱のシーソーゲームのまま試合は終盤戦へ。

北央との東京予選決勝に続いて、またも1人先にあっさり負けてしまった肉まん君。一気に瑞沢の敗色ムードが立ち込めるが、すぐさまかなちゃんが1勝を取り返してイーブン! 接戦を演じているのは千早と恵夢だけじゃない。激しく揺蕩うチームの勝敗の行方。勝つのは瑞沢か、明石第一女子か。

明石第一女子との一戦で指を負傷してしまったかなちゃんは、決勝での戦いを1年の筑波に託す。私が感動したのは、ここであっさり身を引いて後輩に出番を譲ったことよりも、この不運な状況を「ラッキー」だと言い切ったこと。この言葉はものすごい意味を持っていると思いますよ。

前のめりになりながら富士崎との決勝戦を楽しみにしていたのに、このタイミングで総集編…。しかし、ちはやふるの総集編はコミックスの巻末オマケ4コマを映像化してくれるので嬉しい。本来は本編でやるべき重要な恋バナがこちらで普通にされていたりしますので、オマケとはいえ見逃せないのです。

全員劣勢。4連覇中の王者富士崎相手に苦戦必至とはいえ、スタートダッシュからいきなり差を付けられ、5人全員がリードを許す厳しい戦い。俄に漂ってきたぼろ負けの予感…。圧倒的な実力差の前に、瑞沢は為す術なく破れ去ってしまうのか!?

千早は6枚差、太一は4枚差、肉まん君は3枚差、机君と筑波は7枚差。このビハインドから瑞沢が逆転する望みは紙のように薄い。でも、苦境にあっても絶対諦めない5人の一致した思い。気合だけじゃどうにもならないかもしれないけれど、気合がなけりゃどうにもならない! 頑張れぇぇぇ瑞沢ぁぁぁ!!

送り札でわざと長考するフリをして、自分だけが配置後のイメージを頭に叩き込んでおくという太一の策士っぷり。その作戦は功を奏し、江室のお手つきを誘発! これまでミスらしいミスのなかった江室が初めて見せた不覚! 諦めない太一の執念が呼び込んだ奇跡!

原作での初見時もドン引きでしたが、詩暢ちゃんの私服がダサイってレベルじゃない! 全面にスノー丸の顔がちりばめられた趣味の悪いトップスに、7分丈のクロップドパンツ、素足にローファーという最低の着こなし(笑) 水玉のスカーフと斜めがけにした水筒のアクセントが痛々しくて見ていられませんよっ!

男らしい夕部さんのフィジカルかるたの前に、千早は初戦から大苦戦。利き手と逆の手での戦いを強いられる千早は、普段と身体の動きが左右反対になってしまうため、混乱が生じてどうしても初動でワンテンポ遅れてしまう。知能ではなく本能で戦っている千早だけに、これは致命的か?

面白味のないフツーのTシャツを着てきたことに甚く失望した詩暢ちゃんに対して、下に着込んでいた激レアマミィベアタンクトップをどや顔で見せ付ける千早の可愛さ(笑) 衆目の中、年頃の女の娘が平気でTシャツを捲り上げる恥じらいゼロなところに萌えますね~。男子の前で堂々と着替えするクイーンも大概でしたけど。

太一、優勝おめでとうっうー!! 逃げない奴になりたいと誓って、悔し涙も流さず、ひたすら地道にA級昇格を目指して努力し続けてきたストイックな男が、遂に、遂にその本懐を遂げた! これまでずっと報われてこなかった不憫な太一がようやく報われたんですから、こんなに嬉しいことはないですよー!!

たとえるなら、高速回転するまっすぐな軸の独楽。止まっているように見えながらどこにも偏りなく力が集中している。なにが触れてもはじき返される安定した世界。そんな「神」にかかる枕詞「千早振る」の力を体現した新は、まさにアラタカミガカリ。

クイーンを破って華々しくA級優勝を遂げた新のせいで、すっかり影薄めになってしまった太一の悲哀。それでも、この高校選手権で一度も土が付かなかったのは、新と太一の2人のみ。それも太一は団体戦を含めての全勝ですから、胸を張って誇るべき成果ですよ!