楽天がポスティング容認で田中メジャー移籍へ+新ポスティング制度の提案

紆余曲折あった田中移籍騒動も、結局世論に押し負けてポスティング容認ですか…。これ以上ない最高の成績を収め、満を持してメジャー挑戦の態勢が調った田中選手だけに、私も来季はメジャーの舞台で大暴れしてくれることを期待していましたが、クソみたいな新ポスティング案が妥結されてからは、完全に「移籍させるな派」でした。

日本ってホント交渉事ヘタクソ。MLB側に押し付けられた不利な条件に「熟慮」というカードを切ることしかできず、熟慮して、熟慮した挙げ句、相手の言い分を丸々受け入れるという無能っぷり。更に今回は「決断が遅い」と叱られて、白紙に戻されて、「上限20億」というよりひどくなった条件を飲まされる始末。雑魚すぎる。

「相手の言い分を受けて返答すること」が交渉事だと思っていませんか? 最初から主導権を完全にMLB側に握られていて、NPBは下手に出ながら相手の顔色を伺うだけ。バカみたいな不平等条約を突きつけられても、文句1つ言い返せず、「素晴らしい内容になった」とヘラヘラ笑って付き従う卑屈さが気持ち悪くて気持ち悪くて。

別に私は楽天という企業に大金が入ろうが入るまいが知ったこっちゃないですけど、これは日本球界の沽券に関わる問題。田中という稀代の才能を得る未曾有のチャンスを与えるからには、MLB球団から血反吐が出るような大金を搾り取ってやらなきゃ気が済みませんよ!

もうまともな交渉事ができないのなら、完全に門戸を閉ざして鎖国してくれませんかねぇ。国益を垂れ流すだけの外交なら、最初からテーブルに着かない方がマシ。今後メジャーから何かしら打診があっても、居留守使ってやり過ごしてくださいな。

~新ポスティング制度案の提言~

ぐだぐだ文句言うだけでは建設的ではありませんので、代案として私が考えた新しいポスティング制度案を提言します!

米国 移籍金が高騰しすぎる。資金力の低い球団は最初からチャンスがない。
日本 落札後の移籍交渉が不調に終わると、日本球団に移籍金が一銭も入らない。

要するに、旧ポスティング制度はこういった問題点がネックになっていたわけですよね。でも大丈夫! これらの問題点をたちどころに解決する画期的な制度案を思いつきましたので!

まず田中の移籍金を1万ドルぐらいの格安に設定します。そのあと、オークション形式で入札を募りますが、複数回入札制にして、このとき一度入札するごとに100万ドルの入札手数料を取るのです! 運が良ければわずかな出費で田中を落札することも可能ですので、パイレーツのような資金力が乏しい球団でも、充分田中獲得のチャンスはある!

一方日本側としては、落札後に田中がメジャー球団との交渉が不調に終わったとしても、入札権の売り上げが手元に残りますのでリスクヘッジは万全。日米共にメリットしかない無敵のポスティング案ですよ!

更にオークション終了間際に架空の入札をでっち上げれば、田中の国外流出を防ぎつつアメリカから金だけを無限にむしり取れます! これだっ!! 是非とも、芸能人の皆さんには、ブログでこの新しいポスティング制度の素晴らしさを広めてもらいたいものですねー。

この記事のトラックバックURL
  1. マーさんに勝ち星を大盤振る舞いしたハムファンといたしましては彼がいなくなるのがなによりの補強・・・。
    それはさておき、確かに新ポスがろくでもない制度なのは間違いのない所。誰に非があるのかはひとまず棚上げするとして。

    私の案はポスティングの額を適当なところで固定してしまうことです。お金のないメジャー球団もギリギリ参加できるくらい。日本円で5億~10億くらい。もっと安くてもいいかも。
    これは落札した球団だけでなくポスに参加した球団全てが同一の金額を支払う。でも払えば選手と入団交渉できる。このお金は交渉が成立しようがしまいが日本球団のもの。独占交渉権ではなくただの交渉権を売るカタチにするのです。例えば今回の田中の場合も一律10億とすると、1球団しか入札しなければ楽天の収入は10億だけですが3球団なら30億、もし仮にメジャー全球団が田中との交渉を望めば320億が楽天に入る仕組みです。
    日本球団は「うまく行けば」巨額の収入になり、メジャー球団はポスティング金額が安く済み、選手はほぼ自由に好きな球団と交渉できる。日本球団としては賭けの要素が強くなるので選手がポスティングを認めてもらうにはより多くのメジャー球団に欲しがってもらわなければならず、メジャーに売り込みたい選手は更に質の高いプレーを我々に見せてくれるでしょう。

  2. 野茂の経緯を知っている近鉄ファンとしてはこの制度でも相当ましなんですよね。
    当時の糞フロントどものせいで球界の至宝の一つを無償で永遠に失いましたからねあの時は。
    とはいえ、問題は海外FAの場合の補償が全くないこと。
    結局、20億か0かの2択となってしまうので、海外FAでも国内FA同様の補償を求めるべきでしょう。
    ついでにポスティングの上限額は選手年俸を基準にその○倍と決めれば不公平も選手の不満も緩和できるのではないかと。確かに一部の選手を除けばポスティングの金額は平均20億円前後に落ち着きますがその一部の選手こそがこの制度の肝ですよね。

  3.  ヒンメルさん
    ヒンメルさんの案も面白いですね。メジャー全球団から10億ずつ徴収しながら、田中が「やっぱ行くのやめます」と言えば交渉金320億円丸儲けですし! これだっ!!

    真面目な話、私が提案したペニーオークション型式もそうですが、選手獲得できなかったのにお金だけ徴収されるというやり方は、やはり印象としてかなり悪いですよね。他球団ファンのアンチ化を生みやすく、田中が今後メジャーで野球やっていくのが困難になりそう。

    あと、私には「メジャーから大金せしめないと気が済まない」という気持ちがありますが、同時に「選手がもっとリスク背負わないと気が済まない」という気持ちもあります。契約期間内に球団が保有権を手放す超特例措置のポスティング制度は、完全に選手のワガママによって成り立つ制度。だからこそ、もっと選手側に不利な条件でなくてはならないのです。

    旧ポスティング制度は、自分で行きたい球団を選べず、更に高額な落札金額の煽りで年俸が低く見積もられるデメリットがありました。でも、それはFAまで待たずにメジャー移籍を望んだ選手が持つべきリスク。それが嫌なら、海外FAまで待てばいいだけでした。

    今回田中は、入札球団から好きなチームを選べる上に、早くも20ミリオンの年俸が約束されています。自分のワガママでメジャー移籍するのに、旨味がありすぎるんですよね~。これじゃあ、今後他の選手もチョット活躍しただけで「我も我も」とポスティングを要求してきますよ…。

     ペーターさん
    当時の近鉄フロントと野茂のやりとりは知りませんが、結果的には野茂のワガママを通してメジャー移籍ですから、近鉄フロントは被害者じゃないんですかね? この前テレビでは、「クビになった近鉄を見返した」ヒーロー扱いになっていましたけど(笑) 勝てば官軍ということか。

    >海外FAでも国内FA同様の補償を求めるべき
    向こうからすれば、そんな要求に応じる義理はないので難しいでしょうね。結局自衛策として、FA前に複数年契約で縛り、それを嫌がる選手はさっさとトレードで放出するのが一番だと思います。田中は2年後に海外FA移籍するのは確実ですが、その2年だけでも田中が欲しい球団は国内にあるわけで。つまり、巨人にトレードするのがベストだったんですよ~。

    まぁ、実際に田中を巨人にトレード放出したらボロカスに叩かれるでしょうけど!(巨人も含めて) 球団が大損しようが、「選手の夢を叶えるべき」という身勝手な理由でメジャー移籍を強要する世論こそが、一番厄介な存在です。

  4. 当時の近鉄のフロントやら当時の鈴木監督のやり口には選手もファンも愛想を尽かしていましたからねえ。結局合併する時まで選手とファンへの軽視は変わりませんでしたけど。
    あのころはFAとかがなかった時代でどの球団もフロントがむちゃくちゃやっていましたから。

    >巨人へのトレード
    その手があったか(笑
    でもマー君とだったら主力級を3人くらい持ってかれそうだ。

    ま、結局のところ今回の楽天の最大の失策は制度の継続を見越して去年の契約時にメジャー移籍容認を条項に入れちゃったことでしょうね。あれさえなければ正当性は球団にあったでしょう。

  5.  ペーターさん
    なるほど。野茂のメジャー移籍に関しては、何となく近鉄フロントが被害者的な感覚を持っていたのですが、当時のファンからすれば必ずしもそうではなかったのですね。今ネットで当時の経緯を調べてみても、近鉄フロントが悪い・野茂が悪いと、どちらかにバイアスがかかった意見になってしまっているので、正確なジャッジができにくい…。

    >(楽天)去年の契約時にメジャー移籍容認を条項に入れちゃった
    入れてなかったとしても、今頃「メジャー行かせてやれ」という世論に負けていたと思いますけどね。我が国では“野球ファン”“サッカーファン”の意見よりも、“海外で活躍する日本人ファン”の意見の方が圧倒的ですから。

ABOUTこの記事をかいた人

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。