国際親善試合2012 日本1-0フランス

11年前のサンドニの悲劇は、前年にアジアカップを制し、自国開催のW杯に向けて登り調子だったチームが完膚無きまでに叩き潰される大変ショッキングな敗戦でした。通用しているといえるのは中田英ただ1人で、世界の壁の高さを痛感したものです。

しかし、当時と比べて日本代表は見違えるほど逞しくなりましたし、フランス代表は当時とは見違えるほどレベルが落ちた(笑) 強豪時代はレギュラー全員の名前を諳んじられたものの、今のフランス代表は知らない人ばかりですもん。グルキュフって選ばれてないの? ジダン2世じゃなかったの? ともあれ、今なら両国の力量差はかなり埋まっているはず! 今こそリベンジのとき!

序盤苦しめられたのはフランスのサイド攻撃とコーナーキック。クロスボールの精度が非常に高いため、続々とピンチが降りかかってくる。日本代表も世界レベルに随分近付いたと感じる昨今ですが、クロスボール(ロングボール)に関してはまだまだ歴然とした差がありますね。

フィジカルの強さと高さでも競り負け、クロスボールはことごとく頭で合わせられてしまう。制空権を完全に失った日本は失点待ったなしの苦境でしたが、幸いだったのはフランスのシュート精度が全然だったこと。危険なシーンを山ほど作りながら、クリーンヒットせずに事なきを得るという結果オーライな展開。

今日で代表キャップ歴代1位に到達した遠藤は、守備に奔走する時間が多かったですが、フランス相手でもいつも通り無難にこなしていた印象。後半25分頃に、ゴール前で戦犯クラスのボールの奪われ方をしたときはヒヤリとしましたけど。

後半30分を回ったあたりで焦りと疲れが出てきたフランスに隙が生まれる。長友を起点に、日本もようやくチャンスらしいチャンスが見られるようになってきました。

しかし、ホームでの勝利を義務づけられたフランスは結果を求めて猛攻に打って出る。プライドを賭けた厳しい攻撃に追い詰められるも、最後に立ち塞がるはGK川島。ジルーが身体の回転だけで放った強烈なシュートを横っ飛びでスーパーセーブしたのは痺れました! 直後の逆転劇を演出できたのは、川島の存在あってこそですね~。

敵CKからのこぼれ球を拾った今野は、前掛かりになっていたフランスの選手を置き去りにすかさずカウンター! CBとは思えぬ果敢なドリブルでピッチ中央を独走! しかも冷静に左右を確認しながら必死にパスの出しどころを計算している! そして、絶妙なタイミングで長友へのパス! ダイレクトで折り返したボールを香川がフィニッシュ! ゴーーーール!! 見事カウンター一閃! 日本奇跡のフランス戦勝利! リベンジ完遂! サンドニの雪辱!

胸が空くような気持ちのいい~~試合でした。フランスはやっぱり格上でしたし、相手の決定力不足に救われた感はありましたが、それでも守備陣が冷静に対応して、一度も決定的なチャンスを作らせなかった日本は立派

最後のカウンターだって、日本の運動量が勝ったゆえの結実。今野を後ろから追ってくるシソコは完全に息切れていた。それに比べて、終了間際でも全速力で併走していた長友の持久力には恐れ入りますよ。日本のMOMって毎回長友じゃないですか?

ラッキーパンチによる偶然の勝利ではなく、日本のチームとしての勝利だと胸を張れる勝ち方ですね。フランス相手にアウェイでここまでやれるなんて、本当に強くなったなぁ日本代表。11年前の日本人に、今日の試合のことを教えても誰も信じてくれないだろうな。

ワールドサッカーウイニングイレブン2013

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カテゴリ:Video Game

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