2014Jリーグ第32節 ガンバ大阪が浦和レッズを敵地で破り、優勝の望みを繋げる!

2014年Jリーグの優勝を賭け、首位浦和レッズと2位ガンバ大阪が直接対決を果たした天王山。両チームの勝ち点差は5で、この試合を含めて残り3試合。今日浦和レッズが勝てば文句なしに優勝決定ということで、その歓喜の瞬間を見届けようと、埼玉スタジアムに6万人の大観衆が集結しました。 

一方ガンバは、優勝の灯火を消さないためには、意地でも負けられない試合! 引き分けでも優勝の可能性はほぼ消えるので、勝利こそが絶対条件! 勝て!! 勝つんだガンバ!!

そんなビッグマッチのプレッシャーに取り憑かれたのか、ガンバの選手たちは全員動きがガチガチで低調なパフォーマンス。頼みの遠藤が本調子ではなく(代表に呼ぶからだ!)、パトリックはストロングポイントを見せられず前線で孤立。宇佐美は阿部と那須のディフェンスに完封され、自慢の攻撃力はずっと鳴りを潜めたままでした…。

岩下・丹羽のCBコンビも終始ばたばたしていて危なっかしいことこの上ない。これじゃあ、失点するのは時間の問題……と見ていましたが、レッズ攻撃陣がフィニッシュの場面でもたついてくれていたのが幸い。特に柏木は判断の遅い場面が多々あり、自らみすみす絶好のチャンスの芽を摘んでくれたのがありがたかったですね。

ぐだぐだの試合展開のまま、前半はスコアレスで折り返し。後半に入ると、ものの10分もしないうちに今度はガス切れを起こして、目に見えて足が止まり始めるガンバとレッズの選手たち…。まったく、お前らこの大一番で無様なサッカーをしやがって!!

レッズはそこから守備ブロックとポゼッションに重きを置き、省エネモードに移行しましたが、ガンバはそうはいっていられません。このまま0-0で引き分ければTHE ENDですから、何がなんでも浦和ゴールをこじ開ける必要があります。

そこで長谷川監督は早めに切り札リンスを投入。まだシャンプーが終わっていないのにいきなりリンスを使うとは、長谷川監督も勝負を賭けてきました。畳み掛けるように倉田・佐藤という攻撃のカードを次々切り、ガンバの誇る強力2TOP宇佐美・パトリックをスパッと見限って、前線を一新させた大胆な方策

結果、この采配がずばり的中。体力の有り余っているリンスと佐藤がカウンターで一閃! もう後がない後半42分に、劇的な決勝ゴールを決めてくれました!! 佐藤はシーズン前半まったくゴールが決まらなくて、「もう顔も見たくない!」という状態だったんですが、この大一番で大仕事を成し遂げてくれるとは! ありがとう! そして、ごめんなさい!

力が拮抗した両クラブの勝敗を分けたのは、ベンチメンバーの厚みでした。ガンバは、途中出場した佐藤・リンス・倉田が全員大活躍。彼らはどこに出しても恥ずかしくないスタメン級の能力の持ち主ですし、そんな彼らをベンチに温存させられるのが今のガンバの強み。本当に頼もしいメンバーです。

最後は劇的な幕切れだったとはいえ、試合内容自体はお粗末なものでした。両チームの良さがまったく出ず、低レベルなミスの応酬でしたので。優勝を賭けた天王山ということで、普段Jリーグを見ない方も多く目にされたかと思われますが、これでは「やっぱJリーグはダメだな」とガッカリされても仕方ない…

が、そんなこたぁどうだっていいことなのです!! 「ガンバが勝利した」その一事のみが大事! ガンバが勝ちさえすれば、塩試合だろうが誤審試合だろうが八百長試合だろうが、何だっていいんですよ!!


勿論、これでガンバが逆転優勝を決めたわけではありませんし、数字上ではまだまだ浦和レッズが有利。ガンバは首の皮一枚繋がっただけ。この1勝だけで、先走って大喜びするなんて以ての外ですが、大観衆が集まる敵地埼玉スタジアムで、強豪浦和レッズを破り、目の前での優勝を阻止した──それだけで私は大いに満足ですよ。例え、この先ガンバが優勝を逃してしまったとしても、悔いはございません

クライマックスシリーズで巨人をめちゃくちゃにやっつけたから、もうそれで満足しちゃった阪神ファンの心境がわかりかけてきたかも…(笑)

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カテゴリ:Video Game

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  1. いや、ガンバはマジで勝負強いですね。羨ましい。
    あの強力ツートップを下げても分厚い選手層で勝ちきれるのは本当にすごいと思います。
    守備も序盤とは比べ物にならないくらい安定しましたし、ちょっと死角が見当たりませんね。
    今日の勝ちで完全に流れというか勢いがガンバに傾いたと思いますし、昇格即優勝が現実味を帯びてきた感じですね!

    一方、我がアルビは前半戦の好調が嘘のように中断明けから低迷しまくりでため息ですよ。
    案の定川又は売られていきましたし(まぁ今年は全然点取って無かったのでいいんですけど)
    ヤンツーさんの戦術変更が完全に裏目にでました。昨年~今年序盤までの高い位置でプレス&奪ってからのショートカウンターで上手く行ってたのに、ポゼッション重視に変えちゃうからなんかグダグダに。
    それでも中盤にレオシルバがいてくれるからなんとか持ちこたえてますけど、彼が来年赤いところにでも行こうものなら一躍降格候補だと思いますよマジで。ちゃんと建てなおさないとアカン。
    途中加入の指宿山本はなかなか良いですし小泉慶のサイドバック転向も予想外に良くて明るい材料も無くはないんですが…。

    • 8年前もほぼ同じようなシチュエーションがありましたが、そのときは目の前でレッズの優勝を決められてしまう屈辱を味わっていたので、今回は意地を見せてもらえて良かったです。

      前半見る限り、完全にガンバの負けパターンに入っていただけに、この試合を勝ち切れたのは途轍もなく大きいですよ。こういう今までのガンバなら落としていた試合を拾えるようになったのは、やっぱり東口が加わってくれたおかげ。この試合でも度々ビッグセーブを見せてくれて、本当に頼もしい限りです。

      今のメンバーはまさにベストだと思います。サブを含めて外したい選手が1人もいないので、今年のオフは誰も補強しなくていいやと思えるぐらい。今のまんまのメンバーで来年ACLに挑戦したいな~。

      >前半戦の好調が嘘のように中断明けから低迷しまくりでため息
      直接的な因果関係はないにしても、川又が抜けた辺りからやや調子を崩してしまいましたね。逆に川又を得た名古屋が調子を取り戻して降格圏から脱出。

      アルビレックスといえば、ゲーゲンプレスばりのハイプレスとショートカウンターが強力なチームカラーとなっているだけに、わざわざその強みを薄れさせてポゼッションサッカーに色気を出すともったいない気が…。でも、昔のレッズもそうだったなぁ。ディフェンスオリエンテッドなチームは、ポゼッションやりたくなるもんでしょうか。

      >途中加入の指宿山本はなかなか良い
      指宿がそこそこ使えているようなのは何よりです。伊藤翔みたいな選手になっちゃう恐れがありましたので(伊藤翔も今はそこそこ使えていますが)。ただ、何やら空中戦があまり得意でないらしいのが残念ですね。197cmもあるんだから、空中戦とポストだけを磨いてくれればいいものを…。ハーフナーといい、どうして日本の長身FWは足下の技術にこだわりたがるのか。

  2. 今週はレッズも負けて、アーセナルも負けてしまってしまい。
    しばらくサッカー見たくありません!

    この前の試合は藤ヶ谷がいてくれたらと、何度となく思いましたよ。
    しかし塩試合でしたね~。Jリーグは相手の良いところを消す戦術を両チームがとると、
    とたんにつまらなくなりますよね。
    宇佐美にチンチンにされることも覚悟してたんですが。

    さー残りの試合は楽しませてくれる事を祈ってます。

    あと、浅生さんが今期ロボアニメのレビューしているのびっくりしています(笑)
    ポンコツ姫かわいいですが、自分的にオススメはビルドファイターズのほうですね。
    いつも楽しく拝見させていただいております。ではまた。

    • 私もこの試合負けていたら、3ヶ月はサッカーなんて見る気しなくなっていたところ。今頃NFLとNBAに逃げていましたね、きっと(笑)

      >Jリーグは相手の良いところを消す戦術を両チームがとると、とたんにつまらなくなります
      レッズの阿部と、ガンバの今野がいやらしい活躍をしてくれましたからね。さすが新旧代表ボランチ。

      宇佐美が封じられたのはレッズディフェンスの上手さですが、単純に今パフォーマンスは落ちています。まぁ、夏にあれだけ大暴れしたんですから、一旦調子が落ちるのは仕方ないこと。次節は宇佐美のお得意様ヴィッセルなので、優勝のためにもそこでまた復調してもらいたいです。

      >浅生さんが今期ロボアニメのレビューしているのびっくり
      レビューを書き続けでもしないと、結局また途中で脱落しちゃいそうなので(笑) レビューしている間は、ある程度義務的に見続けることができますからね。今のところ、フツーに楽しんで毎週見ていますけど。

ABOUTこの記事をかいた人

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。