2015プロ野球全日程が終了。最終戦で阪神タイガースがセリーグCS出場決定!

CS出場をかけた最後の直接対決で、広島に完膚なきまでに叩き伏せられた阪神が、まさかのCS進出決定。どうやら勝者広島は急遽腹痛を起こしたため、CSを辞退せざるを得なくなったようですね。この最終戦の呆れかえるほどのぐだぐだ感がまさに今年のセリーグを象徴していました。

前評判の低かった中日が序盤思わぬ躍進を見せたと思ったら、DeNAが混戦を一気に抜け出してまさかの前半首位ターン。そこからDeNAが定位置にずるずる落ちていくと、今度は巨人と阪神が激しい優勝争い。でも、阪神は例年通り終盤に大失速して、代わりに台頭してきたヤクルトが漁夫の利で優勝を掻っ攫ったという。

優勝候補と目されながらずっと低空飛行で、優勝争いに一度も絡むことのなかった広島カープでしたが、最後の最後で意地を見せ、CS最後の1席を争う阪神との直接対決を制す! これでなんとか3位に滑り込み、多少面目は保たれたかなと思ったら、最終戦で消化試合の中日に1安打完封負けを喫して自滅。

今年は歴史的にも類を見ないような大混戦で、展開だけ追うと最高にドラマティックなペナントレースでしたけど、実態はドングリの背比べ。「ここが大事だぞ!」という勝負所で、ヤクルト以外の全チームがことごとく失速するという極めて低レベルな争いでした。これでもしCSでヤクルトが負けたら、今年のセリーグは勝者なしですよ!!(笑) 日本シリーズは空気読んで辞退していただきたい!!

前年最下位から一気の優勝を成し遂げたヤクルトは、本来そのミラクルを大いに讃えられるべきなんですが、他のセリーグ球団があまりにクソすぎたため、“消去法的に優勝した”感が拭えません。それでも、ヤクルトが一番まともな選手を抱えていたのは事実。本塁打王と盗塁王を獲得し、トリプルスリーまで成し遂げた山田を始めとして、首位打者の川端、打点王の畠山と、打撃タイトルはヤクルトが総なめ。それに比べると巨人なんて、チーム最高打率が.269(坂本)で、チーム最高本塁打数が15(阿部・長野)で、チーム最高打点が68(坂本)なんですから、クソですよ、クソ。こんな戦力でよく2位になれたな!

まぁ、バッターに関しては元々ヤクルトはセリーグ屈指のものを持っていましたから、あとは怪我人と投手陣だけどうにかすれば、優勝してもおかしくない戦力でした。その怪我人と投手陣が解決したかというと、結局今年もバレンティンが怪我で離脱したり、投手も大した先発が出てこなかったり、そんなに好転したようには見えなかったのですが、外国人3人が支えるリリーフが盤石だったことが、今年の強さの源だったかもしれませんね。

ヤクルトというチームを見ていると、横浜DeNAベイスターズが今その地位にあってもおかしくなかったのになと思います。同じように打撃はセリーグ屈指の力を持っていて、先発はエース級こそいないものの、ローテーションを回せる頭数が揃っており、リリーフにもお互い絶対的な守護神がいる。チームカラーは似たようなものなのに、どうして首位と最下位という極端な差が開いてしまうのか?

それはやっぱり守備力の差なんでしょう。昨年までぼろぼろだったヤクルトの守備が今年劇的な改善を果たしたのに対し、DeNAはいつまで経っても草野球レベルの守備。振り逃げ→落球→捕逸の3コンボでサヨナラ負けした9月29日の阪神戦は、八百長を疑いたくなるほどあり得ない負け方でしたよ…。

DeNAは捕手、二塁手、遊撃手、中堅手のセンターラインが未だ誰1人固定できていませんので、いい加減この辺をどうにかしないと。特に捕手。DeNAの捕手は、ミットの代わりに軍手でボールを受け止めているのかと思うぐらい全員キャッチングが下手。中村擁するヤクルトとの最大の違いはここですよね。来年はもう外国人捕手を連れてこよう!

序盤の快進撃で最大11も貯金を積み重ね、「今年は優勝いける!」「最悪CSは出場できる!」と期待していたら、交流戦でパリーグにぼっこぼこにされて、身ぐるみ剥がされて、気付けば借金生活。他のセリーグのチームも同じく借金苦に苦しんでいたのでなんとか前半戦は首位で踏み留まりましたが、そこから何もいいところなく負け続けて、中日にまで追い抜かれて最下位。ほんっっと情けない。

今年のDeNAの体たらくには怒りすら感じましたが、怒りを感じるのは健全な傾向なのかなと。今までは「DeNA勝てばいいな」ぐらいの感覚だったのが、「負けてムカつく」と感じるぐらい、私はDeNAに愛着を持ち始めてきたってことですから。

★開幕前順位予想と結果★

1位 広島東洋カープ
2位 東京ヤクルトスワローズ
3位 読売ジャイアンツ
4位 阪神タイガース
5位 横浜DeNAベイスターズ
6位 中日ドラゴンズ

私の開幕前順位予想は見事に1~6位まで全部はずれました!(笑) 阪神4位だけは正解すると思ったのに!

誤算の原因は、やっぱり優勝予想していたカープの弱さ。若手が育ち、エースが残留し、大型補強も決まって、今年優勝しなかったらいつするんだという大戦力を揃えながら、優勝争いに一度も絡むことなく、下位に低迷し続けた格好悪さ。なんとかCS出場を決めたと思ったら、消化試合で取りこぼす格好悪さ。「セレッソみたいになるかも」と予想が外れたときの言い訳を入れておきましたが、本当にセレッソ状態になりやがりました。オリックス共々J2降格ですよ!

ヤクルト14年ぶりセ界一 (サンケイスポーツ特別版)

著者/訳者:サンケイスポーツ

出版社:サンケイスポーツ( 2015-10-05 )

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雑誌 ( 92 ページ )

ISBN-10 :

ISBN-13 : 4910829481057


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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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