読売ジャイアンツが2014セントラルリーグを制覇

阪神福留の劇的な逆転3ランのおかげで、2014年のペナントレースを制した読売ジャイアンツ。体感的にはBクラスでもおかしくない不甲斐ないシーズンでありながら、あれよあれよと今年も優勝してしまった不思議。こう言っちゃなんですが、今年のセリーグは史上稀に見る低レベルなペナントレースだったかもしれませんね…。

今年の巨人にMVPに該当する選手が誰もいないと言われているように(現実的には菅野でしょうが)、最後までチームの軸となる選手が不在のままでした。阿部は満身創痍、坂本は伸び悩み、アンダーソンは休みがち、セペダはキューバの置物、村田は元通りと、クリーンナップがまったく機能せず。投手陣では、昨年優勝の原動力となった西村・山口・マシソンの3枚リリーフが、春先からいきなり瓦解してしまったのが痛恨でした。

一見すると、巨人なんかよりライバルの広島・阪神の方が断然強いように感じられるんですけどね。両チームとも外国人補強が文句なしの大当たりでしたので(阪神なんて外国人全員がタイトルホルダーなのに)、投打において充実。巨人視点で見てみると、どちらも羨ましい限りの戦力ですよ。

それでも天王山となる終盤の直接対決をことごとく巨人が制したことが、結局優勝の行方を決定付けることになりました。0.5ゲーム差まで詰め寄り、逆転の気運が高まっているところで、毎回けちょんけちょんに巨人に叩き伏せられてしまっては、そりゃ優勝も遠のきますわね。逆に言えば、ああいう「ここぞの場面」で勝てるのが巨人の強さかもしれません。

巨人の勝負強さの秘訣は、やはり選手層の厚さ。32安打しかしていないのに29打点の高橋由、ほぼ代走のみの出場ながら27得点・10盗塁の鈴木尚と、こういう勝負所に欠かせない選手が控えにいてくれるのは、巨人にとって掛け替えのない財産だと思います。もう今年のMVPは鈴木尚にあげちゃっていいと思う(笑)

これからクライマックスシリーズという「ここぞの場面」がもう一度やってきますけど、果たしてここでも再び巨人の勝負強さが発揮されるのかどうか。なんとな~く、私は今年阪神がCSを制すんじゃないかという予感がしていますけど…。

阪神ファンは早くも和田監督を更迭する気満々でいますが、まだ日本シリーズに出場できる可能性は充分にありますので、今の時点でそんなにいきり立たなくても(笑) まぁ、去年みたいにCS第1ステージで無残に敗退したら、和田監督とは今年限りでいいと思いますけどね(次の監督は矢野を希望)。

■今年の横浜DeNAベイスターズ■

最後に、今最も熱い視線を送っている横浜DeNAについて。現時点でまだCS出場の望みは途切れていませんが、さすがにここから阪神を逆転するのは難しいでしょう。現順位の4位をキープできるかどうかの方が問題。

口にこそ出しませんでしたが、正直今年のDeNAは最下位だと予想していましたので、今の成績は予想以上の健闘を見せていると言えます。

FAの久保が即戦力となり、新人三上が大車輪、外国人のモスコーソ・グリエルは大当たり。昨年いなかった新戦力がことごとく活躍した上に、山口が先発として覚醒という誰も予想してしなかった奇跡まで起きました。でも、これだけ運に恵まれても、現状の戦力ではまだまだAクラスには手が届かないということですね。

来年本気でCSを狙うとすれば、更なる補強が求められますが、それよりもやはり若手の台頭が必要不可欠。DeNAは何故か中堅と呼ばれる選手がごっそり抜け落ちていますので(10年ぐらいドラフト参加していなかったの?)、その空洞を埋めるべく、もっともっと若手の奮起を促さなくては。筒香・梶谷・井納・三上は既にDeNAの中核を担う選手として成長しましたが、そこに三嶋・国吉・北方・白崎・松本・桑原・関根・高城といった選手たちも加わってくれないと。

あとDeNAは、活躍した選手が年をまたぐといつの間にか消えていることが多いので、今年結果を残した選手は、ちゃんと来年も引き続き活躍をしてもらいたいです。三上とか来年1軍にいなさそうなのが怖い(笑)

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  1. えーと優勝おめでとうございます、でいいんですよね?w
    前評判通りぶっちぎりで優勝してくれれば
    こっちにもCSの可能性もっとあったのに!(逆恨み)

    CSは広島が制して日本一にまでなったりしたら、新井さん的に笑えるw

    今年の横浜は新戦力&予想外のメンバーの活躍のおかげが大きかったですねえ。
    山口なんて確実に誰も期待してなかったでしょうにw
    中堅層の薄さは、一時期の投手中心のドラフトで、しかもそれに失敗しまくったからw
    そのせいでDeNAになってからいい補強しても、もともとの戦力が不足。

    活躍した翌年消えるのは投手が多いですね…。
    今年で言えば三嶋・阿斗里・須田あたり。
    加賀美は活躍してないのに毎年期待値は高く、そして活躍しないw
    同じ立場だった国吉はセットアッパーでようやく開花(ノーコンは相変わらず)。

    三上は来年は先発のほうがいいんじゃないかなーと。
    北方はOP戦で中田翔に「ノーコンが怖いから1球目から打った」なんて
    言わせてしまうくらいの制球難なのがなあ…。

    まあそういうことも考えて、来年のために補強してもらいたいです。
    今年はFA色々いるし。

    とりあえず4位死守お願い(切実)。

    • まぁ、巨人にとってリーグ優勝は通過点ですので(笑) というより、私は今やDeNAファンですってば! 本当ですよ! この眼を見てください!

      >今年の横浜は新戦力&予想外のメンバーの活躍のおかげが大きかった
      2013年の既存戦力+2014年の新戦力なら、Aクラス入りも夢ではなかった気がしますが、その2013年で活躍を見せた選手の多くが今年戦力になっていなかったのは厳しい…。三嶋・阿斗里・須田、あとは藤井・藤江・小林寛・ソーサなんかも今年ダメでしたよね。

      打者では、ショートを来年なんとかして欲しいかな。山崎や白崎ではどうも…。

      今年の春キャンプに招待選手で来ていた韓国の姜正浩(カン・ジョンホ)が獲れれば最高なんですけど。ニコニコ生放送で紅白戦をやっていたとき、たまたまホームラン打つところを見てしまったので一目惚れしてしまいました(笑) 

      姜正浩がダメなら、禁断の中島裕之を獲得するしか…!

      >三上は来年は先発のほうがいいんじゃないかな
      それは私も同感です。今年のうちに先発に配置換えしても良かったと思うぐらい。絶対的な抑えよりも、先発の柱となれる投手の確保の方が大事。昨今優勝しているチームは、どこも自前の若手エースが存在していますしね。

      代わりの抑えは国吉……じゃ不安なので、北方……はもっと不安か(笑) 北方は早く覚醒してもらいたいものですが、急にサイドスローに転向したり、やっぱやめたり、明らかに迷走しているのが気掛かり。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。