AFCアジアカップ2015グループステージ 日本2ー0ヨルダン

日本とヨルダン、どちらが強いチームであるかは素人目でも一目瞭然。ですが、アジアとの戦いは「勝ちきる」難しさがあり、そこが面白さ。万全でないピッチ、ラフなタックル、怪しい審判のジャッジ、こういった劣悪な環境でタフに勝ち抜くことによって、日本に欠けている勝負強さが磨かれていくのだと信じたいですね。

ヨルダン戦も決して楽な試合ではなかったです。本田が3試合連続ゴールで幸先良く先制しましたが、そこからのダメ押しゴールが遠い。ヨルダンのラフプレイにペースを乱され、節穴の線審に何度となくゴールを取り消され、日本が終始押し込んでいるものの、なかなか勝負を決めきれないもどかしさ。

後半32分のコーナーキック、遠藤が水分補給のためにペットボトルを手に取り、一呼吸置くふりをして、すぐさまショートコーナー! この憎たらしいほどのフェイクプレイは痺れましたよー! エリア内フリーでボールを受けた香川がこれを決めれば最高のゴールになり得たのですが、この最高のお膳立てでも香川は外してしまうのだから持っていない…。

それでも香川は、途中出場の武藤の折り返しをダイレクトで決めて、最後の最後になんとかゴールをもぎ取る。なかなか得点に恵まれなかった背番号10の久しぶりの得点は、本人にとっても日本にとっても大きな得点となり、これで日本はグループステージ3戦3勝で決勝トーナメントへ。

このグループステージの3戦を振り返ってみて、一番の収穫だったのは守備力の向上だったと思います。3試合無失点は成績としても文句なしですが、ほとんどピンチらしいピンチを招いていない点がなお素晴らしい。無失点でありながらGK川島の活躍はほぼなしという、ある意味で最も理想的な守備ができていました。

今の日本代表の守備の強さは幾つかの理由がありますが、攻守の切り替えの速さが最たる要因でしょう。攻撃権を失うと、瞬時に守備への意識に切り替わるよう、チームフィロソフィが徹底されています。香川なんかは、誰よりも早く前線からしつこくチェックに行ってくれますし(彼はボールロストしているのでマッチポンプと言えなくもないですが)、この点はアギーレ監督招聘の最大の恩恵だといえるかもしれませんね。

それにワールドカップで課題だったSBのオーバーラップ後のサイドのスペースが、しっかり埋められるようになりました。左右にWGを配置していることで、長友&酒井高徳という上がりたがりの2人が、それほど無茶なオーバーラップをしなくなったのも大きいですが、仮にオーバーラップの隙を突かれたとしても、長谷部の抜群の目配りで完璧にケアしてくれているから頼もしいです。

ホントこの3試合、長谷部は過労死するんじゃないかと思うぐらい働きまくっていますよ。効き過ぎているがゆえに、毎度ラフプレイの標的にされているから可哀想。パンク寸前の長谷部の負担をもう少し軽減させてあげたいところですが、今野が負傷してしまったのが痛いなぁ…。

アギーレジャパンになっても、結局攻撃は遠藤が、守備は長谷部がいないと機能不全に陥るチームになっていますが、逆に言えばこの2人が健在である以上、日本はアジアの頂点でい続けられる。この調子と勢いで、是非ともアジアチャンピオンを防衛してもらいたいものです。

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