発売日 2000年4月28日
メーカー Leaf 
Leaf作品の中では割と空気な扱われ方をされていますが、出来はかなり良かったですよ? 骨董屋さんを営む経営シミュレーションパートがしっかりしていて、骨董品の収集からお店を拡張していく過程は普通に面白い(攻略に関係しないけど…)。お店でちょこまか一生懸命働いているスフィーの姿も愛らしく、幼女趣味のない(!?)私でも思わず相好を崩してしまうほどでした。

ただ、肝心のシナリオ面はやや薄味だったので、この辺が話題性の低さに表れているのかな。ぶっちゃけ、私もそんなに印象に残っているわけではないのですけど、1つ強烈に心に刻まれている忘れられないシーンがございまして、それは幼馴染の江藤結花がスフィーに対して嫉妬を爆発させたシーン。このイベントの存在が、まじアンを想い出深い作品へと変えてくれたのです。

「なのにどうして、あたしの居場所にあんたがいるの!? 健太郎に一番近い場所にあんたがいるのよっ!」
「健太郎の隣はずっとあたしの場所なの! あたしの健太郎を取らないでよおっ!」

幼馴染の嫉妬自体は然程珍しいものでありませんが、ここでは2つの大きな意外性が含まれている。1つは、明朗快活でサッパリした性格の結花だけに、こんな風に嫉妬でマジギレする姿は想像できなかったこと。もう1つは、スフィーを一番可愛がっていたのは他ならぬ彼女であったこと。

溺愛していたスフィーを「あんた」呼ばわりして、敵意をむき出しにするような言葉を浴びせ掛けたのは、それだけ結花の中で健太郎(主人公)の存在が肥大したってことですから。健太郎に対する恋心が強まるにつれ、今まで気に留めなかった健太郎とスフィーの仲の良さが我慢ならなくなり、思わず怒鳴り散らしてしまう…。そんな“小さな子供に対する大人げない嫉妬”が、激しく私の心を打ったのです。

大人だからといって自分の感情を圧し殺し冷静ぶる人より、ムキになって感情を表に出す“大人げない人”の方が私は好きですよ!

江藤結花。プロ野球ファンというのも親近感が。遠鉄バッファーズも今は解散しちゃったのかなぁ。
2008年3月18日