発売日 2001年3月20日
メーカー elf 
ターゲットの弱味握って、追い込みかけて、陵辱してぶっ壊す。しかも、それを行うのは生理的嫌悪感を伴う不潔で醜い中年オヤジ。イメージで語るなら最低と言っていいエロゲですね!

しかし、一度プレイすれば、たちまちこの小汚いオヤジに好感を持ててしまうのだからすごい。確かに彼の行う鬼畜行為は非道で、時に残忍でもありましたが、平素見せる気さくでユーモラスな一面、鬼畜に似付かわしくない甘さ、不器用な優しさを知ってしまうと、偽悪的というか、自己韜晦(とうかい)しているだけのように思えてしまい、心から憎めないんですよ。何気に頭が良くて、仕事ができて、行動力があって、度胸も座っているという完璧な男ですし。

どんな相手にも容赦せず、鬼畜モンとしての美学を追求し続ける鬼作さんの信念は、善悪を超えて、ものすごく格好良く見えてしまうものです。

この鬼作という作品は、今の時代でもまったく遜色を感じさせないほど、完成度が高く豪華なものでした。ていうか、現存のエロゲを総てをひっくるめたとしても、未だに最高クラスでしょう。蛭田さんの至高のテキストに、独創的なゲームシステム、常識外れのCG量。些細なワンシーンにも、惜しみなく1枚絵を投入してくる贅沢さは呆れるほどですよ。

恐れ入るのは、エッチシーンにおいて、それぞれの行為総てに2種類ずつCGを用意していたところ。鬼作が主導で行われる場合(窃視視点)と、プレイヤーが自ら行う場合(自己視点)をまったくの別CGで描いているんです。カメラアングルの違いだけのためにわざわざ2枚のCGを用意するなんて普通ありえますか? ただでさえ、差分CGが半端ない作品なのに…。

陵辱主体であるがゆえ、私にとっての至高の作品だとは言えませんが、エロゲに求められるシナリオ、キャラ、エロ、ゲーム性の4大要素総てを超一流レベルで兼ね備えているまさにキングオブエロゲ。こんな笑って泣いてのエンターテインメントに溢れる陵辱ゲーム、他に存在するとは思えませんしね~。

末広円香。頭の中にカブトムシが入っているほどサバサバした明るい性格で、陵辱後は鬼作にベタ惚れだったのがいい。他の娘だと、精神が崩壊してしまって、見ていられない感じだったので…。
2007年10月25日