発売日 2002年4月5日
メーカー 戯画 
Ripple
ブルーシールへようこそっ
あっちち~♪
大きなパッケージとは不相応な軽量さに、感じ取られる危険なシグナル。この時、ショップで感じた自分の第六感に素直に従っておけばよかった。箱だけ無駄に大きいゲームは例外なくアウトというのはエロゲ界の定説ですから。

そうです。個人的総評の得点が示している通り、Rippleは実につまらない作品でございました。

しかし、さすがに私の購入動機の最たる点、「絵がかわいいから」この部分だけはさすがに裏切られる事はなかったです。ロリキャラの河野姉妹は正直可愛くないと思いましたけど、他は文句なくマーベラス。絵のタッチはF&Cさんを彷彿させる程の美麗さですね。

っていうかコレ、F&CさんのPiaキャロットまんまじゃないですか~。見た目や雰囲気からしてその匂いは強烈ですけど、ゲーム構成なんかも不安になるほど酷似していますよ。

一例をあげれば仕事パート。あらかじめ自分の働き場所をスケジュールで所望して、そこで重なる女の娘の好感度アップ、更には自身のパラメーター上昇を図るというものなんですが、この形式はまったくと言っていいほど瓜二つ。Piaキャロットをプレイしている人は当然わかるでしょうけど、ほとんど類似品であると断言してもいいほどです。これはなかなかにヤバイと思うんですがね~。ここまであからさまな作品はさすがにちょっと。

といっても、エロゲの形態なんてどれも似通ったようなAVGですし、「真似た、真似てない」をイチイチ言及するのは野暮なのかも知れません。サブタイトルも~ブルーシールへようこそっ~ですし、確信犯なのかな?


シナリオの方はタイトル名どおり、さざ波みたいなイベントばっかりでした。これといった驚きもないイベントばかりで、言うならば出来レースバイトの中での平々凡々な会話のやり取り→次第に仲良くなる→エロ。もはや、ツッコミどころすら薄いんで、何とも説明のしようがないですね。お手上げです。

それでは、最後に結論。話もエロも水準以下。Piaキャロット3にすらケチつけているような私が、良い評価を下せる訳もなくて…。

そのPiaキャロットを意識しまくっている事に起因するんですが、このゲームはなんとも大手メーカーさんの売れ線をあざとく集めてきた感じが強いです(それも強引に…)。こういうやり口には賛否も両論あるでしょうが、私見としては、どうにもオリジナリティを最初っから放棄したようなやり方には納得がいきません。しかも、元ネタに全然届いてない訳ですし…。


そんな不服だらけの中でも、歌のクォリティは無視できなかったレベルでしたけどね! I’ve soundが手掛けている「あちちな夏の物語り」という曲なんですけど、これがかなり脳味噌に刷り込まれるような歌でして、いわゆる「恋愛CHU!」系の恥ずかしい電波ソング。好き嫌いの個人差は激しくあるでしょうが、私は大好き! Loversのデモ目的で購入した「PUSH5月号」にこの主題歌が収録されていたんで、今はHDに落として毎日聴いているぐらいであったり…。

「あちち」はオープニングムービーと一緒に流れるんですけど、このムービーの出来もかなり良い。続く本編のゲームがすごく面白そうに感じて、とてもワクワクさせてくれるんです(それだけに、後のギャップがあまりに酷くて鬱)。

何にせよ、これでようやくPia3に一つ勝利できました(と思う)。

画面デザインは割かしキレイ(…ここもPiaキャロットを完全に模倣したようなカタチですが)。しかし、システムは決して良好であるとは言えません。

まず、バックログがない。ついでに、フォントも何故か小さくて見難い。オマケに、セーブも一日の終わりにしか出来ません(こんな所までPiaキャロットの真似しなくても…)。ユーザーに対して優しい仕様ではなかったです。やっぱり、メーカーが戯画さんなワケですから、かのF&Cと比較すれば粗悪な部分が浮き彫りになってしまいますね(失礼)。

困った…。誰だろう? 飯塚カノコの紹介文にある「実は巨乳」に惹かれて一番初めにクリアしたんですけど、どうもサッパリでしたし。矢部真帆乃もそこそこ良かったのですが、素人に毛が生えた…いや、毛の生えてないプロといった感じの声優さんに萎えさせられちゃいましたから…(声質も全然合致していませんでしたよ!)。

根暗もキライ、ロリもキライ、変な関西弁の女もキライ。消去法で考えればヒロインの森本奈海ですかね。
2002年4月8日