発売日 2001年11月30日
メーカー F&C・FC02 
PIaキャロットへ ようこそ!!3 Pia キャロットへようこそ!! 3 初回版
エロビデオシステムは秀逸
普通ですねぇ。手堅いって言うんでしょうか? 何にせよ、今となってはストーリーの大部分を失念しちゃってますよ。あまりにフツーでしたんで。

なんといっても、登場キャラクターのシナリオ展開のほとんどが、“付きまとう→デート→恋人同士→彼女に意外な秘密が…→励ます→絆深まる→身体許しあう”ですから。黄金パターンと言うべきかお約束と言うべきか凡庸と言うべきか。

だいたい、この物語、ファミレスあんまりカンケーないですよ? プレイ前はもっとファミレスならではのイベントが起こるんだろうと思ってたんですけど、イベントの起こる場所はいつも決まって海、公園、寮、神社(祭)、北海道(旅行)とかの野外ばかり。せっかくこんなに魅力的なファミレスを題材にしてんだから、もっとシナリオに絡ませて欲しいです。もったいない。ホントに仕事場程度の扱いじゃないですか~。

それにお話が結構前作とリンクしているので、その知識がなければ置いてけぼりにされること請け合い。どんどん知らない人物が出てきますし、知らない固有名詞も出てきます。果てには、知らない思い出話を語られてしまう。つまり、イマイチ話を理解できなかったということが、満足感を得られなかったという結果に結びついてるんじゃないかと。

まぁ、メインヒロインが抱けないという致命的欠陥を含んでいるようでは、前作をやっているやっていないを問う以前の問題ですけどね…。エッチシーンはそんな理解不能の展開を含んだ、いつもの「ベッドに仰向け」御褒美エロばかり。制服の選択をプレイヤーに委ねているくせに、その制服でのHはナシというのもどうかと思います。F&Cにエロを求めちゃいけないんですかねぇ。

……といいたいところなのですが、実は一人、エロでグレイトな娘が用意されておりました!

それはFavoriteでも紹介している羽瀬川朱美女史。学生とも見間違えるその容姿ですが、彼女は年上。店長代理として働く地位のある女性です。それゆえか、見た目とは裏腹に自尊心を保とうとする気概は強く、常に主人公に対して姉としての視点で接しようとするその愛らしさは、私の拙(つたな)い言葉では語れません。「お姉さんだと思って甘えてもいいのよ~」にはもうテクニカルノックアウト。カワイイ年上女性にはメロメロですので~。髪形も大好きですし。

それになんといっても、この娘だけがストーリーの途中で恋人関係となって、その後エロエロ、フェラフェラな展開となっていくんですよね。もう、最高。

実は私、この娘を一番初めに攻略してしまったんで、「おおぅっ…Pia3、実はかなりエロいのではっ!?」と、多大なる期待を胸に他キャラを撃墜していったんですが、結局残りは滓。瞬時に燃え上がった私の期待(欲望)は燻ったまま鎮火してしまいました…。

ま、とにかく、それだけこの羽瀬川朱美さんは底抜けで良かったのです(エロ部門でね)。是非とも今からプレイする方は、彼女を一番最後にとって置いて攻略していくことをオススメ。エロいですよー。「濃いミルクが大好き」ですしね。

必要最低限のシステムは全て揃えてあります。メッセージ履歴機能では過去の台詞も音声で聞き返すことが出来ますし、ゲーム環境での抜かりはなし。

あと、Pia伝統の制服セレクトも好印象。発売前は2パターンしかないと思わせておきながら、実はちゃんと3つ用意していたというところも心憎い。

ただ、こちらも伝統の「人参パラメータ」。これの必要性はイマイチ感じ取れませんね。パラメーター上昇によるストーリーの分岐点がわかりにくいし、考えさせられるところもない。いささか不必要なものかと。

羽瀬川朱美。店長代理を務める素敵で童顔な「お姉さん」。エロ軽視の不甲斐ない他キャラクターの損失を補填するために生まれたまさに店長代理の鏡。彼女の尽力はこのゲームの総合評価を大きく底上げしていることでありましょう。
2002年2月23日