E3 2016カンファレンス感想

近年のE3と比べると、サプライズ要素控えめ。XBOX ONEの新型(薄型)がお披露目されたのはそこそこ大きなトピックだったかもしれませんが、日本においてXBOX ONEは既にニュースバリューを持たないですしね。任天堂は既報のゼルダとポケモンしか出てこなくて、必然的にPS4の新作ソフトお披露目会みたいになっていました。

話は少し逸れるんですが、先日アンチャーテッド4をクリアしました。息を飲む極上のグラフィックス、人物描写・背景描写のリアリティは極まったと言っていいほどの完成度で、本当に洋画の世界に介入しているかのような気分が味わえる傑作でした。カーチェイスや崩れゆく時計台でのアクションは、これを作るのにどれほどの手間暇と金額がかかっているのか、想像するだけで恐ろしい。贅沢の限りを尽くした作りに、ゲームの進化はこんなにも進んだのかと感慨深かったです。

ところが、感動のレベルと実際に得られた満足感が全然比例しない…。すごいゲームだと実感しているのに、「面白かった!」という手応えがなくて。それはグラフィックがリアルになっても、崖にしがみついてピョンピョン、遮蔽物に隠れて銃で敵をバンバンという、アンチャーテッドの基本的なゲーム性は何も変わっていなかったから。見た目だけ良くなっても、やはり新たな体験がないとなかなか満足感には結びつきにくいものだと改めて実感させられました。

各社共、グラフィックスは一定のレベルまで向上して、リアルなゲームが当たり前になってきた時代だからこそ、リアリティよりも今まで経験したことのない感覚が味わえるゲームを欲するようになってきたのはありますね。今回はそんな新感覚・新体験を軸にして、気になったソフトを幾つか取り上げてみたいと思います。

Death Stranding


KONAMI退社後、初となる小島秀夫監督作品。浜辺で横たわる裸の男と赤ん坊と、その側には大量の魚の死骸というとても不気味で不思議な世界観。まだどんなゲームになるかまったく予測がつきませんので、今の時点ではなんともコメントできないですが、インタビューの中で前例のないアクションゲームになると明言されていますので、どんなアイディアが盛り込まれているのか楽しみ。発売は2021年頃かな~。

ペルソナ5


自分にとっての新感覚RPGといえばペルソナ。シリーズを始めてプレイしたときの衝撃は相当でした。こんなハイセンスなRPGは他で見たことがない! 今回も、怪盗をテーマに予告状めいたフォントとか、UIを含むヴィジュアルデザインがとってもオシャレ。予告画像を見ているだけでワクワクしてきます~。

副島成記さんのイラストも好きすぎる。魅力あり、個性あり、芸術性あり、ちょっとしたエロスも感じて、超リスペクトしています。あとはゲームがそこそこ面白ければ、もう神ゲー間違いなし(笑)

BIO HAZARD VII


開発中止で幻のゲームとなったP.T.が復活したのかと思ったら、まさかのBIO HAZARDでした。サバイバルホラーというジャンルを確立して一世風靡したBIO HAZARDは、いつのまにか襲いかかる大量のゾンビを重火器で蹴散らす爽快感重視のゾンビ無双と化してしまった。それ以降、まったく興味を失ってしまったのですが、今回のホラー回帰は大歓迎です。

早くも体験版が公開されていましたので実際にプレイしてみたんですが、これはヤバイほど怖いですね…! ホラーとしての怖がらせ方は割とオーソドックスな部類で、次の展開は簡単に読めてしまうんですけど、予想できていても怖いのだからどうしようもない(笑) むしろ次に怖いのが来るとわかっているから余計怖くなるというか…。“ドアを開けるのが怖い”初代BIO HAZARDの恐怖感が戻ってきたと思います。

一人称視点に変更したのも良かったと思います。プレイはより没入感が増し、狭い視野で閉塞感が増す。暗闇に潜む「何か」に怯えてしょうがない。視点を変えると急にマネキンが側に立っていたり、それだけで超びびる。ヘッドフォンでプレイすると、臨場感が増して、些細な物音にも「びくぅ!!」と竦み上がってしまったり。

これ、VRでプレイするともっともっと恐怖感出てくるでしょうね。残念ながら、私はVRでプレイする勇気はありませんが。ゲームをしていながら、ただその場に立ち尽くして動けなくなるということになりかねません(笑)

PlayStation VR


そんなVRの発売日が10月13日確定。新感覚・新体験を求めるならばこれは外せないアイテム。ゲーム新時代に向けてVRに賭ける思いは、SONYのみならず業界全体に凄まじい熱量がありますが、果たして本当にVRは普及していくのかが気になるところで。

価格設定の時点で一般人が興味を示すとは思いにくいですし…。399ドルというので、39,800円ぐらいを想像していたら、税込み4万8578円ですもんねぇ。PS4本体より高い周辺機器ってどうなの? 私自身もしばらく様子見だなーとつい先日まで思っていたのですが、体験会で実際にVR体験してみると、また考えが変わりました。そちらはまた別で感想を書きたいと思います。

ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL