PS4「NAtURAL DOCtRINE(ナチュラルドクトリン)」インプレッション

PS4のタイトルとは思えぬショボイグラフィックが漂わせる壮大なクソゲー臭。イマドキSRPGの新規IPなんて不安でしかありませんが、私を駆り立てたのはイージーでもクリア困難と噂される地獄の難易度。これが私のドM心を大いに擽ってくれまして(笑) 「人柱上等!」という気持ちで思い切って購入してみました。

手触りの印象は、戦場のヴァルキュリアにやや近い。しかし、1人が攻撃するとその周囲にいる仲間全員に行動権が生まれるという独特のシステムにより、従来のSRPGの常識はまず通用しません。誰かが攻撃を開始すれば怒濤の波状攻撃が生まれるため、ず~~っと敵のターンが続いて、一方的になぶり殺されることも日常茶飯事。最初はめちゃくちゃ戸惑いましたよ。どうすりゃいいんだと。

この容赦ない剣林弾雨を単独で潜り抜けるのはほぼ不可能。ゆえに、プレイヤーが心掛けなくてはならないのは、多勢に無勢の状況を絶対に回避すること。仲間同士が密に連携しあい、常に数的優位を保つことがNAtURAL DOCtRINEにおける鉄則なのです。

これは実際の戦争と感覚が近いのかもしれません。戦場では、各々が野放図に戦っていてはまず敵の餌食でしょう。この作品において最も愚なる戦法は猪突猛進。単騎で敵軍に突っ込むような猪武者はいの一番に殺されます。そうならないためにも、軍は隊列を乱すことなく、整斉と進軍することが求められます。

一口にそうはいっても、これがなかなか難しいんですよ~。例えば、目の前に弱っている敵が1匹残っていたら、ついトドメを刺しに行きたくなりますよね? しかし、安易に深入りしすぎたことで、今度は逆にそのユニットが敵に取り囲まれてボッコボコ。調子に乗って深追いすれば、戦線が伸びて力の重厚を欠いてしまい、結果次ターンの敵の攻撃を防ぎきれなくなるという罠。

なので、どうやったら敵を倒せるかよりも、どうやったら味方が死なないかを念頭に置かなきゃダメ。地形をよく見渡しながら、距離感や高低差や遮蔽物を計算に入れ、敵から集中砲火を食らわない方法を必死で考える。盾役に攻撃を集め、アタッカーが反撃できる態勢を作り、そして高台から砲手が掩護射撃できる布陣を敷く。

今までこんなにも「みんなの力を合わせて戦う」ことを意識させられるゲームはなかったですね。勝利を得るのに必要なのは、個人の能力よりも、集団としての規律。こういうSRPGをずっと待っていたんだと、私は大いにやりがいを感じていますよ!

とはいえ、難易度の鬼畜さは想像以上…。慎重を期して、万全を尽くして、それでも尚、為す術なくゲームオーバーに叩き落とされるシビアさ。いくら私がそんな理不尽さに快感を憶えるドMとはいえ、こうも毎回ゲームオーバーが繰り返されてしまうと、さすがに心が折れそう(笑) 変なプライドは捨ててイージーにすべきかなぁ…(現在ノーマルでプレイ中)。

今回の縛りプレイ

・なし
何も縛る余裕はありません!!

敢えていうなら、音声を縛っています。この作品に出てくるラノベ臭いキャラクターが好きになれなくて、特にヒロインのピンク頭は、如何にも頭悪そうな女として描かれているからイヤ。こういうバカっぽいキャラが戦闘中にベラベラ喋りまくるもんですから、煩わしくてたまらないんですよね~。だから、音声をOFFにしてやりましたっ。

当然私はキャラクターたちに一切の思い入れがなかったんですけど、それでも序盤にいきなりトラウマを植え付けられるきっつい鬱イベントがありましてね…。まったく予想だにしていなかった展開に言葉を失いました。NAtURAL DOCtRINEはストーリーでも心を削ってきやがる! 「ぶうぇ…」がトラウマ

動画はネタバレですので閲覧にはご注意ください。

NAtURAL DOCtRINE おもちだしパック - PS4

NAtURAL DOCtRINE おもちだしパック - PS4

定価:¥ 8,618

Amazon価格:¥ 1,291

カテゴリ:Video Game

発売日:2014-04-03


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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