PS4「BIO HAZARD 7(バイオハザード7) resident evil」レビュー

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!! ゲームの世界なのに、身の毛が弥立つ恐怖で身体が竦み、先に進むことができません! いかにも何か出てきそうな朽ち果てた廃屋を、暗がりの中恐る恐る1人で探索。背後から「ガタッ」と物音がしただけで、心臓が飛び出るほどビビるっ!! あああああ!! 気がどうにかなりそう!!

始まってまだ10分も経たないうちから憔悴しきってしまい、「序盤でこんなに怖がってたら、最後までプレイするのなんて絶対無理…!」と早くもギブアップ寸前。でも、実は怖さのピークはこの最初の部分でした。人間、恐怖には慣れてくるものなのか、かなり早い段階から怖さは和らいできて、後半はクリーチャーとばったり出くわしても余裕の表情。「出てきやがったな! 狩りの始まりだぜ!」とすっかり好戦的になっている自分がいました(笑)

結局、恐怖の正体って「未知であること」なんですね。ここがどんな場所なのかわからない。ふと垣間見えた人影が誰なのかわからない。この先どんな出来事が身に降りかかるのかわからない。迫り来る脅威の正体が理解に及ばないから怖いんです。それが探索を続けるうちにおおよその全貌が見えてくると、こういった未知に対する不安と恐怖は取り除かれてしまうものです。

それはある意味仕方ないことですけど、もうちょっとゲーム側も工夫してほしかった。物言いたいのは、出てくる敵(クリーチャー)が最後まで通して全部同一だったこと。モールデッドというヘドロ(正確にはカビ)みたいな敵しか出てこなくて、最初は「な、なにこれぇ!?」と恐怖していた存在も、途中からはすっかり顔見知り。突然「グギャー!」と出てきたとしても「また君か」と冷静でいられてしまう。これはやっぱりよろしくないですよ。

どんなに恐ろしくて気持ち悪い奴でも、見慣れてくると全然動じなくなっちゃいますもん。幾度も激闘を繰り広げてきたモールデッド君とはもはや友情すら感じる間柄に(笑) 彼らは見た目こそドロドロのぐちゃぐちゃですが、心根はとても立派な奴らでしたしね!

普通、ホラーに出てくる怪物って、「振り向いたらそこに立っていた!」とか、もっと意表を突いてこちらを驚かせようとしてくるじゃないですか? 思わぬところから不意打ちを仕掛けてくるのが当たり前。でも、彼らはそういった卑怯な振る舞いは好まず、基本正面から「いざ尋常に!」と堂々と襲ってくるんですよ。その心意気は尊敬に値しますけど、やっぱりホラーゲームのクリーチャーに武士道精神はいらなかったかなぁ?(笑)

あと、物語の核となるエヴリンという少女がいるんですが、彼女にもちょっと問題がありまして…。可愛さの中に不気味さ、稚さの中に残酷さを感じさせる少女は、ホラーとは切っても切れない鉄板の存在。BIO HAZARD7の世界でも少女エヴリンは“恐怖の対象”であったはずなのに、残念ながら彼女から恐ろしさを感じることができなかったんです。

理由はいろいろあるものの、最大の原因は声が可愛すぎること(笑) 中の人が、諸星すみれさんというアイカツ!のいちごちゃん役の人ですので、どうしてもいちごちゃんが頑張って怖がらせようとしている微笑ましさを感じてしまうんです! そんな愛らしさをエヴリンに感じてしまうと、BIO HAZARD7の恐怖感が一気に半減! 諸星すみれさんが好きすぎるがゆえに、思わぬ落とし穴でした。

反面、最後まで恐ろしかったのは、主人公の妻ミア。彼女を救うのがゲームの目的ですから、言わばBIO HAZARD7におけるヒロインなんですけど、彼女はシンプルに顔が怖い!(笑) 特異菌に感染して化け物にされていたとかそんなこと関係なく、普通の状態でも普通に顔が怖いんです! モールデッドより彼女が出てくる方が何倍も背筋が凍る! 急に顔面を近付けられたら、それだけで思わず発砲してしまいそうになります!

途中、妻のミアと協力者のゾイ、どちらか片方しか助けられない二者択一の分岐点がありましたけど、私は迷わずゾイを選んでミアは見捨てましたから(笑) こんな鬼婆みたいな恐ろしい女と、この先一緒に生活していく自信がなかったので! 見捨てたら更に鬼のような形相でめちゃくちゃ恨まれましたけどね! 怖いよー怖いよー。

恐れるべき少女に愛おしさを感じ、助けるべき妻に恐怖を感じたのは、なんだかちぐはぐな感じ。ホラーとして恐怖感が右肩下がりで薄らいでいったのは残念でしたけど、単なるシューティングゲームと化したBIO HAZARD4以降のシリーズ作品と比べたら断然7の方が面白かったですから、今後もこの方向性でお願い。アイソレートビュー(一人称視点)にしたのは、ホラー的にもゲーム的にも正解でしたよ。ただ私はFPS系は例外なく酔うので、30分以上続けてプレイできない致命的な欠点がありましたが…。

今回の縛りプレイ

・なし

今回はゲームとしての面白さよりも、ホラーの体感を優先しましたので、特に縛りを設けてプレイすることはありませんでした。

私は初回NORMALでプレイ致しましたが、難易度的には適度に歯応えがあり、丁度良かったです。手に入る銃弾の数が少なく、無駄遣いできないところがお気に入り(後半余りまくりますが)。残り弾数が数えるほどになってきたときの心細さは半端じゃありません。弾切れした瞬間なんて、まさにパニックですよ。アメリカ人にとって、銃は心の拠り所なんだということが実感できます(笑)

バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer. 【CEROレーティング「Z」】  - PS4

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定価:¥ 8,629

Amazon価格:¥ 5,800

カテゴリ:Video Game

発売日:2017-01-26


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 最初に手首足首を切り落とされたり、あそこが怖さのピークでした。
    化け物よりもミアが恐いのは同感w
    あやつに何度チェーンソーでバラバラに刻まれたことか・・・。

    • そういえば、私も一番苦戦したボスって、結局最初のミアでしたねー。狭い個室で一心不乱にチェーンソーを振り回してくるミアに何度も殺されました。なんで最初のボスがあんなに手強くて、ラスボスが吹けば飛ぶような弱さだったんでしょう(笑)

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