アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW! 映画評

アイカツ!として二度目となる劇場版。昨年末に「大スター宮いちご祭り」が上映された頃は、まだそこまでアイカツ!にハマっておらず、結局観に行くことがないまま。しかし、あれから8ヶ月、自分でも引くぐらいアイカツ!にハマってしまった今の私は、今回の映画を観るために初日の一番早い時間に駆けつけていました。

「アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!」とは、授賞式型式でこれまでのアイカツ!の人気楽曲を振り返るライブムービー。身も蓋もないこと言えば、アニメで散々やってきたライブPVを垂れ流すだけの映画なんですが、アイカツ!のキャラを大画面3Dで見られるだけでもチケット代の価値は余裕であると私は思っているんで、一向に構いません。

ただねー。ちょっぴり本音を吐露させてもらうと、アイカツ!の楽曲って正直そこまで強い思い入れないんですよ。というのも、アイカツ!の歌はキャラを演じている声優さんが歌っているわけではないので、イマイチのめり込みにくくて…。天羽まどかちゃんなんて、演じている人と歌っている人の声質すら統一されていなかったりしますし、やっぱり声優さんと別の人が歌を歌っているというのは、違和感ありまくりなんです。

同じ女児向けアイドルアニメのプリパラは、それぞれの声優さんがちゃんと歌も担当しているのに(おかげですっかりi☆Risの大ファンに)。アイカツ!も楽曲自体はとても素晴らしいものが多いんですから、ちゃんと声優さんに歌わせてあげないともったいないですよ。これはアイカツ!の唯一にして最大の欠点だと言えまSHOW。

それでも前述した通り、私は「アイカツ!のキャラを大画面3Dで見られるだけでいいや」というスタンスだったのですが、ここでまさかのショッキングな事実。なんと「アイカツ!ミュージックアワード」は総てのシーンが3Dになっているわけではないのですね…! 完全な立体処理が施されていたのは一部の楽曲に限られており、まったく立体に見えない2Dのままのものが多数。恐らく、映画用に描き直したものが3Dになっていて、アニメからの流用は2DのままなんでSHOW。つまり、最近のライブシーンほど3Dじゃないってこと。

これはすごいガッカリでしたよ。煩わしい3Dメガネをかけさせられながら、立体じゃない映像を見せられるなんて、そんなことあり得ます? アニメ流用のライブシーンでも全然構いませんけど、せめて映画用に3Dにしてくださいよと。ほとんどそれ目当てできたようなものなのに。

せっかく楽しみにしていたアイカツ!の映画だったのに、手抜き感あってなんだか残念な出来映え。点数をつけるとしたら、せいぜい80点かなぁ…。え、点数が高すぎるって? いやだって、スミレちゃん可愛かったし…。みやびちゃん可愛すぎだったし…(笑) 完全に24時間テレビをディスっている紅林珠璃ちゃんのアイカツ!マラソンも超笑えましたので、これぐらいは点数つけてもバチ当たらないでSHOW!

今回の映画、3種類の上映タイプがありまして、私は「スマホおうえんライブ」で鑑賞させていただきました。予めスマホにダウンロードしておいたアイカツ!専用アプリをサイリウム代わりに利用し、スクリーンの中のアイドルたちに声援を送りながら鑑賞できるという素敵な上映会。スクリーンの中のキャラを応援するという行為に、何かしらの引っかかりを感じなくもないですが、そこを深く考えるときっと良くないことが起きるのでやめておきまSHOW。

しかし、実際には劇場内を声援が飛び交うようなことはありませんでした。大阪の映画館(梅田ブルク7)では客席の5分の3が埋まる程度で、黙々とサイリウムが振られていた程度。もし満員のアイカツ!ファンが押し寄せていれば、集団心理に助けられて大きな声援が送られていたかもしれませんが、疎らな人数だとどうしても恥ずかしさが上回ってしまう。この辺、地方民の辛いところです。

これが東京(新宿バルト9)なら、やっぱりこれだけの盛況なんですよね~。この画像は前日夜の予約状況ですので、当日の上映では満員の客入りだったはず。なので、きっと一糸乱れぬサイリウムが揺らめき、劇場内を野太い声援が飛び交っていたに違いありません

こちらはおうえんライブではない最速上映分の予約状況。大阪だとそれでも予約席数はこんなもんです。しかし、本当に注目してほしいのは席の埋まり具合ではなく、もっと別のところ。洞察力に優れた方なら、ここである1つの異変に気付くことができるはず…。

……おわかりいただけただろうか? スクリーンのど真ん前に1人鎮座する謎の影が…! ひぃぃぃぃぃぃぃ!!! ど、どういうことなの!? 何故同じ映画を3連続で、最前列のまったく同じ場所に1人陣取っている人がいるのーー!?

前日に席の予約状況をネットで眺めていて、最初にこの違和感に気付いたとき、さすがに背筋がぞっとしました。「きっとここは何かの機材を置いている席で、実際には誰も座っていないんだ」と、自分に言い聞かせながら当日劇場まで足を運びましたけど、そこにははっきりとした人影が…(笑)

映画が始まると、スクリーンの目の前で誰よりも元気良くサイリウムを振り回していた孤高のアイカツ戦士。いちごちゃんが登場した瞬間は特に荒ぶっていたなぁ…。映画を観ている最中、どうしても彼の姿がチラチラ目に入ってしまうので、内容に集中しづらくて大変でしたよ。この映画で一番スクリーンから飛び出していたのは、間違いなく彼。誰よりも3Dでした。

人数に勝る東京のアイカツ!ファンに、残念ながら“熱気”では及ばなかったでしょうが、大阪のアイカツ!ファンも“狂気”では負けていなかったのかなと(笑) 最前列で一人張り切る彼の姿が未だ脳裏に焼き付いています。今回の映画で、アイカツ!の素晴らしさを改めて再認識すると同時に、アイカツ!の深い闇も感じましたね。

余談

「アイカツ!みんなでおうえんアプリ」はライブシーンでサイリウム代わりになるだけでなく、上映中の映画と連動してリアルタイムに様々な情報が送られてくるので、これまでにない新鮮な映画の楽しみ方ができました。

映画を鑑賞し終えたあとは、映画で流れた曲のセットリスト、印象的な場面を切り抜いたフォトアルバム、作中のキャラクターたちのSNS(キラキラッター)など、様々なコンテンツが一気に解放。アイカツ!ファンには見逃せない特典が満載ですので、これから「アイカツ!ミュージックアワード」を観に行くつもりの方は、絶対に「スマホおうえんライブ」を選びまSHOW!

……ですが、1つだけ留意すべき落とし穴が。

実はこの日、アイカツ!の映画を観たあと、別件で父親と2人で外食する機会があったのですが、食事中急に“大空あかりちゃんから電話”がかかってきまして! あかりちゃんが映画を観てくれた人に電話でありがとうメッセージ伝えてくれるアプリの機能だったんですが、マジで心臓が止まりかけたんで、これは本気でやめてください!!!(懇願) 人によっては人生終わりかねないんですよ!!(終わった人何人かいると思う)

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. この映画とのアプリ連動はある意味子供向け映画の新天地ですよね
    プリパラの時はサイリウムなんて用意できないよって思いましたし
    なによりこれは特典の人数制限もコスト(視聴者的にも)ほぼないし
    おそらく、プリキュア映画の棒降って応援するのの進化版ですよ
    今後ライダーとかにも追加されそう

    ただ3dの方はエフェクトだけのもあったりと
    あと映画でジュリちゃんプッシュなのはやはり次期レギュラー外れへの補完かもと悲しみが

    あかり世代はキャラ的にはあかりちゃんとグラシアス姉貴の二人が強いです
    とくにあかりちゃんはここまでくるのに挫折しても諦めなかったた不屈の精神を応援したくなる

    スミレちゃんは逆にCGで踊る時は特に優遇されているから、映画栄えはすごくしますよね

    • 骨矢さんはプリパラもアイカツ!も語れるのでありがたいですね! オフ会にいらしてほしいですよ。女児アニメに理解ある人が少なくて(笑)

      >映画とのアプリ連動はある意味子供向け映画の新天地
      サイリウムをスマホで代用するのは良いアイディアと思いました。難しい操作がなく、一度連動が始まったら自動的にアイドルに合わせた色で光ってくれるのも便利。

      ただ、女児でスマホ持っている人が限られるのと、上映中ずっと画面つけっぱなしで充電ヤバイという問題点はありますね。やっぱり、プリキュアのミラクルライトみたく、映画館側でサイリウムを配布してくれるのがベストかなー?

      >映画でジュリちゃんプッシュなのはやはり次期レギュラー外れへの補完かも
      えー! けど、珠璃ちゃんはリアルアイカツ8の方でも12位に入っていますし、全然人気キャラですから大丈夫なはず! そう信じたい。

      >あかりちゃんはここまでくるのに挫折しても諦めなかったた不屈の精神
      ホント、そういう頑張る姿にものすごく弱いんですよ~。最新話でも、ひなきちゃんの「大丈夫。私はまだ頑張れる!」というセリフだけで涙腺が…。

  2. 私だったら、たとえ家族と一緒に居ようと会社に居ようとあかりちゃんからの電話に出ますよ!なんならその場で会話します!

    それはさておき、遅ればせながら私も観て参りました〜。
    内容的には、ざっくり言うと「この前のプリパラ映画をちょっと豪華にした版」って感じでしたね(笑)
    プリパラはライブシーンもダイジェスト的な感じでしたが、こっちはそれぞれ1曲通しでやってくれたので、見応えはありましたね。3D率の低さはちょっといただけませんでしたが。

    点数をつけるならまぁ…350点ぐらいですかね?(※100点満点中)

    …え?いや…だって、冷静に考えたら減点要素は特になく、加点要素しかなかったので…(笑)

    3Dがちょっと少ないのもせいぜいマイナス0.07点分ぐらいで、小数点第一位以下は切り捨てなので減点対象にはなりませんでした。
    むしろ3Dが思ったよりも凄くて個人的にはかなり見応えありました。3D化するのがどのぐらい大変かは存じませんが、出し惜しみするのも少し頷けるクオリティでしたね。スペシャルアピールの飛び出す感とか半端無かったです。Preciousの3Dも美しかったな〜…。

    合間合間に出てくる司会のみんながいちいち可愛すぎでしたし、ノリでマラソンをする珠璃ちゃんも最高でしたし、そもそも大画面の劇場でみんなのライブシーンが沢山見られるなんて、それだけでも至上の喜びでした…。
    特に印象的だったのは「ダイヤモンドハッピー」「チュチュ・バレリーナ」「Blooming♡Blooming」「Let’s アイカツ!」ですかね〜。やっぱりSoleilは滾りましたし、チュチュバレリーナは光と影が超かっこよくて穏やかじゃなかったですし、Bloomingはなんかもうあかりちゃんが可愛すぎて幸せでしたし、最後のLet’s アイカツ!なんて、まるで「アイカツ!」というバトンがみんなの手によって繋がれていくリレーのようで、感無量に…

    …という感じで、自分でもちょっと意味不明なぐらい楽しんできました(笑)

    それにしても、東京は2日目の23日もスマホおうえんライブはほぼ満席のようでしたが、浅生さんの画像を見る限り、大阪の席の埋まり具合は初日であるにも関わらずやや寂しく映りますね…。

    ちなみに私は平日の変な時間に行ったのでガラッガラでした(笑)
    私も「スマホおうえんライブ」でしたが、流石に人数も少なかったですし、皆さん普通に大人しく見ていました。私もずっと見入っていましたし、ぶっちゃけスマホは形状的に握って振りにくいので、正直特に振らなくても良い気はしました。コンテンツの充実という意味では、今回のスマホ連動は素晴らしいと思います〜。
    いや〜それにしても超満足して超癒やされて超元気が出ましたよ…。毎日観に行きたい…。

    • オタクに理解ある父親じゃないので、あかりちゃんからの電話がバレたら大変なことになりますよ~。けど、父親のスマホに同じようにあかりちゃんからの着信がなくて良かった(笑)

      >「この前のプリパラ映画をちょっと豪華にした版」って感じ
      後半になるにつれ、私が知らない初期の曲が増えてきたのも、プリパラの映画と似たような感覚でした。それでも、「ハッピィクレッシェンド」「SHINING LINE*」なんかは初見でもいい曲だなと感じましたし、「Precious」の3Dは美しかった。そして、最後の締めの「Let’sアイカツ!」は感動でした。

      私が印象的だった曲は、「タルト・タタン」「ダイヤモンド・ハッピー」「Pretty Pretty」「ハローニューワールド」「チュチュ・バレリーナ」「薄紅デイトリッパー」「恋するみたいなキャラメリゼ」「Let’sアイカツ!」の8つ。アイカツ!の楽曲にそこまで思い入れないという話は何だったのか。

      この中で、曲として一番好きなのは「薄紅デイトリッパー」で、ダンスとして一番好きなのは「恋するみたいなキャラメリゼ」。何が言いたいかというと、みやびちゃん最強ってことです!!

      映画では20もの楽曲が披露されましたけど、これらってアイカツ!全体からするとほんの一部でしかないんですね。全国ツアーに旅立つ前にSoleilが披露した名曲「カレンダーガール」がなかったのは何故だろうと疑問に感じていたら、他にも選抜されなかった曲はいくらでもあるみたいで…。これは毎年ミュージック・アワードやれるな(笑)

      >点数をつけるならまぁ…350点ぐらいですかね?
      これだけアイカツ!に熱中するようになっても、カズさんとの温度差が一向に埋まる気配がないのは何故でしょ(笑) 80点という自分の点数が、すごく冷徹な評価のように思えてきますよ!

      >合間合間に出てくる司会のみんながいちいち可愛すぎ
      「~~SHOW!」のポーズがヤバイくらいカワイイ! ちゃんと司会進行シーンも3Dで飛び出すようにしてよ~!

      >私は平日の変な時間に行ったのでガラッガラ
      都内でもさすがに時間帯によっては人数が集まらないものなんですね。まぁ、私も別に声を上げて応援したいわけじゃないので、大人しく観られるのは好都合なんですけど。上映中は静かだった大阪のお客さんも、最後に「劇場版アイカツ!第2弾、2016年夏公開決定!!」と発表されたときは「おおおお!!」と歓声を上げていましたよ(笑) 帰りに前売り券買おうと思ったのに、まだ売っていなくて残念。