ライアー×ライアー書評

今日はユキ(しばゆき)さんとカズさんと一緒に大阪日本橋で遊んできました。ユキさんが一足先に新幹線で帰られたあと、私とカズさんは2人でお好み焼きを食べながら少女漫画トークで花を咲かせ、その話題の中で「ライアー×ライアー」をオススメされましたので、帰り際の本屋さんで3巻まとめて購入。で、たった今読了したところなので速攻で感想を書きたいと思います。

主人公高槻湊(たかつきみなと)はハタチの女子大学生。母親の再婚相手の連れ子として同い年の義理の弟がいます。

ある日、友達に借りた女子高生の制服を着て気まぐれに渋谷の街を練り歩いていたら、あろうことかばったりと弟に遭遇。恥ずかしい姿を見られて超気まずい姉であったものの、弟は女子高生姿の姉を本人と気付かず恋に落ちてしまう。変装した姉に恋する弟という世にも奇妙なラブコメディで、まさに最初の設定から秀逸なアイディア勝利の作品だと言えますね。

真実をカミングアウトするのを躊躇していたら、向こうが本気で自分のことを好きだと知り、段々引っ込みが付かなくなって、弟の恋心が冷めるのを大人しく待とうとしていたら、その間に嘘が嘘を呼び、どんどん後に引けない泥沼の状況に陥っていくというのが面白い。

苦しい嘘で必死に弟を騙し続けるお姉ちゃんの悪女っぷりもカワイイのですが、押して押して押しまくる弟の情熱的なアプローチも見どころ

弟は彼女(姉)のことが真剣に好きだからこそ、彼女を求める気持ち、キスしたい、セックスしたいという衝動もちゃんと持っていまして、その気持ちを包み隠すことなく打ち明けます。姉の立場としては、当然弟と深い関係になってしまうわけには行きませんから、いろいろ理由をこじつけてなんとか肉体関係だけは回避しようと必死なのですが、弟はそれでも怯まない。

勿論、彼は決して彼女が嫌がることをムリヤリしようとはしません。キスもセックスも拒まれたら、大人しく引き下がります。しかし、彼が恐ろしいのは、そこで簡単に諦めてしまうのではなく、彼女が拒む理由の1つ1つをクリアした上で、後日改めてキスとセックスを求めてくるところなんですね!(笑) 「○○だからダメ!」と言われたら○○じゃない状況を作り上げ、彼女が拒否することのできない状況を作り上げてしまう!

普段、テンション低めで如何にも物臭そうな性格な弟なのに、彼女のことになると異常なまでに発揮される行動力に脱帽。このマグマのようなパッションを、100分の1でいいからエロゲ主人公に分け与えてあげたい!

セックスしたくてたまらない男となんとかしてセックスを回避しようとする女の駆け引き、こういうの私は大好きですね~。外堀埋められて、度々貞操の危機に陥るお姉ちゃんの慌てっぷりは本気で萌える。そして、セックスさせない代わりに濃厚なキスを受け入れて我慢してもらうシーンは本気で興奮する。いやぁ、セックスの代わりに代替行為で満足してもらおうとするシチュエーションって超エロいよね!

途中から姉の方は徐々に心境の変化が表れ、素直に弟に心惹かれていくようになるのですが、そうなると今まで吐き続けてきた嘘をどう清算するかという問題も出てきて、今後の展開がまた楽しみです。姉と弟の珠玉のラブコメディ、これは全国の姉萌えの諸兄……否、諸弟の必読の書だと言えましょう!!

最後に無粋なツッコミを入れるとすると、いくら制服着て髪型変えてメイクしているといっても、弟が姉だといつまでも気付かないのはチョット無理があるんじゃないかなぁって思いが。顔の造りも身長も声もまったく変わらないわけですし、キャラ(性格)的な違いも実はそんなにありませんからね。

だから、弟も本当は最初から姉だと気付いているんじゃないかという疑惑も出てきます。タイトルの「ライアー×ライアー」は嘘つき同士という意味に取れるので、弟は姉と知りつつ好意を寄せているんじゃないでしょうか? ……と序盤から推察しながら読み進めていきましたが、やっぱり弟の態度を見ると姉だと気付いている風には思えない

う~ん。弟は姉だと気付いているのかいないのか。その点でも今後の展開が気になります。単に女子高生の制服姿に興奮して目が曇っているだけかもね(笑)

ライアー×ライアー (1)(デザートKC)

著者/訳者:金田一 蓮十郎

出版社:講談社( 2010-11-25 )

定価:

Amazon価格:¥ 463

コミック ( 184 ページ )

ISBN-10 : 4063656292

ISBN-13 : 9784063656299


4 Responses so far.

  1. カズ より:

    改めまして、あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。

    っておぉ、早速「ライアー×ライアー」を読まれましたか!
    気に入っていただけたようで本当になによりです。

    レビューを拝読しましたが、私も全く同じ感想です!
    この漫画のエロさは半端ないですよね。「しょうがないから今回は○○だけ…」と言いながら徐々に体を許していくお姉ちゃんにはもう興奮しっぱなしですよ。毎度困ったようでまんざらでもなさそうなお姉ちゃんの戸惑った表情が最高です。
    エロ方面でも大満足なのに、恋愛モノとしても優秀で、要所要所でときめかせてくれる所も良いですよね。
    最初の手を繋ぐシーンなんてもう胸がキュンキュンしまくりでしたよ。そして胸キュンと同時に湧きあがる謎の興奮。あの地点で既にセックスの代替行為は始まっていたのですねっ!

    >弟も本当は最初から姉だと気付いているんじゃないかという疑惑
    な、なるほど…勧めておいてなんですが、この可能性は考えもしなかったです。弟君の猛烈なアタックに戸惑うお姉ちゃん、という構図に萌えてばかりで、全く真面目には考察していませんでした。
    タイトルも含めて、大いに有り得る話ですね。しかしこうなってくると弟君の心理描写も相当必要になってくると思いますし、話の雰囲気もガラリと変わりそうですね…。

    そういった点も含めて非常に先が気になるのですが、この漫画、刊行速度があまり速くないのですよね…。
    本当は完結してからおススメするべきだったのはわかっていたのですが、どうしてもこの感動を早くお伝えしたかったので…(笑)

  2.  カズさん
    カズさんが面白いものは多分8~9割ぐらい私も面白いと感じると思いますが、カズさんが強くプッシュするだけあってさすがの面白さでした。これはアムネジアの方もチェックしておかないとな~。

    カズさんが仰っていた「弟がいい」という意見もよ~く理解できました。女関係にだらしない遊び人が、1人の女に真剣に恋することで生活態度を改めて真面目になるのっていいですね。不良が熱血教師の元で真面目な高校球児に更正するルーキーズ的な。

    合コンしていることを一切隠さずに報告したり、「嫌だからすぐ帰って」というワガママな要求にも文句なく従ったり、弟が彼女にメチャクチャ惚れているところにすごく共感持てますよ! そのあとの「嫉妬してくれたのが嬉しくって…」という返答も100点満点だ!! くそぉ!!

    共感が持てるという点では、クリスマスに振られて絶頂していた(?)ドMの烏丸君も親近感沸くので頑張って欲しい(笑)

    >この漫画のエロさは半端ない
    素朴なタッチでギャグ漫画寄りの画風ですし、本来エロとは無縁の漫画だと思うんですが、お姉ちゃんがキスされるシーンの描写だけは妙にエロい…。ガードの堅い彼女を徐々に崩していくってのは、やっぱりそれ自体にエロスがありますよ。

    エロゲもそんなに処女が好きなら、こういう身持ちの堅いヒロインを出してくれればいいのに。いきなり告白してきてその日のうちに身体許してフェラして精子を飲むような処女なんかよりもさ~。

    >(弟が気付いている)この可能性は考えもしなかった
    あ、そうでしたか。私は第1話からその可能性を軸にしながら読んでいましたね。

    弟が姉だと気付いていることに現時点では確信は持てませんが、弟もライアーであるのは間違いない。だって、弟は明らかに姉(湊)のことが好きですもん。そもそも「みな」を初対面で好きになったのは「湊」に似ているという理由以外ないですからね(単に女子高生が好きというならともかく)。弟の言葉は一体どこまでが本当でどこまでが嘘なのかが気になるところです。

    >この漫画、刊行速度があまり速くない
    次回4巻は2月発売とのことで待たされることなく楽しめそうですが、基本的には1年に1冊ペースのようなのが残念…。

  3. カズ より:

    レビューまで速攻で書かれるほど気に入っていただいたのは嬉しい誤算でしたが、実はこの漫画は絶対に好みであろうという自信はありました!
    お話も面白くて、お姉ちゃんも弟も抜群に良いキャラですし。

    >ドMの烏丸君
    烏丸君も、あまりカッコよく決めきれなくて照れる所なんて初々しくて好感が持てますよね。
    正直最初は裏のあるキャラかと思っていましたが、特にそんな感じでもなくて普通に良い人っぽいですし、むしろあんな振られ方をしたにも関わらず現在も優しく話しかける彼は…もしや本当にドMなのでしょうか…(笑)

    >弟は明らかに姉(湊)のことが好きですもん。
    ですよね…そこはそんな気がしていたのですが、実際にバレている可能性は特に考えませんでした…。うーむ、思考がみなと同レベルになっておりました。

  4.  カズさん
    まさか自分もカズさんにオススメされたその日のうちに購入して、その日のうちに読み切って、その日のうちに感想を書くことになるとは思わなかったですけど(笑)

    ライアー×ライアーは、如何にも女性向きの感動系っぽい表紙が損しているように思えてなりません。実際の中身は、万人向けの絵柄で、どちらかというとギャグ寄りの面白い作品なのに。

    >あんな振られ方をしたにも関わらず現在も優しく話しかける彼
    烏丸君は確かにいい人ですが、もう少しがつがつ行かないと。物わかりが良すぎるというか、さすがに人畜無害すぎて男としての魅力が薄い。ただ、少し裏の部分も出てきたので今後に立ち回りに期待ですね。「みな」の正体を知ったことで、「言いふらされたくなかったら俺の女になれ!」というドS烏丸に転身か!?

    >実際にバレている可能性は特に考えませんでした
    どんな話でも、次の展開の先読みをしてしまうのは私の悪い癖でして。まぁ、弟が姉に気付いていようがいまいが、どっちに転んでも楽しめると思うので、そこはそんなに重要ではないんですけどね。