発売日 2003年5月30日
メーカー イージーオー 
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愁眉を開けたら
うちの妹のばあいは、心労ゲー。兄にとって都合の良い妹じゃないという、エロゲにおける妹のアンチテーゼともとれるこの作品は、プレイする者の精神力を多大に疲弊させるとんでもない作品でした。妹の安否を気遣う心労は極まり、精も根も尽き果てて瀕死状態。後半はもう何もする気力が沸いてこない…。

しかし、そんな胸突き八丁を超えた先に待ち受けていたものは天国。妹との和解を迎えた幸福感と共に訪れるエッチシーンは、今までの苦労が報われるに充分過ぎる出来だったのです。ずっと反発していた妹が、豹変するように甘えだしてくる姿には、全国のお兄ちゃんたちが感涙に咽び泣くことでしょう!

素直になった後の優香の可愛さは400%増し! 一転エロエロになるというのも最高!

お兄ちゃんと結ばれた後の彼女は、本当にエロエロな妹になる。いやね、これほどエロい妹キャラ、そうはおりませんよ。セックスに溺れるようになって、SEXマニュアルで性知識を補い性技の研究をし始める妹は、加速度的にエロくなっていく。兄のペニスに異常な執着を見せて、部屋の中で2人きりのときは、股間に手を伸ばし兄をその気にさせるなど、小悪魔的な魅力にも溢れていました。

特筆するのはフェラ。とても嬉しそうに楽しそうに振舞う彼女の口腔奉仕は、そこらのエロゲで拝めるものじゃございません。主人公が朝目を覚ましたら、必ずといっていいほど彼女はちんちんを舐めているぐらいで、そのお目覚めフェラだけでも全部で7種類もあった。

「学校休んで、ずーっとアニキの射精するところ見てたい♪」
「今日から毎日、お兄ちゃんのお○んちん、シコってあげるね」
「お兄ちゃん、恥ずかしいんだ? 妹にチン汁をチュ~って吸われて…」
「お兄ちゃんの精子、今日も顔にかけていいよ♪」
「出る? お兄ちゃんザーメン出るの?」

(引用のセリフが偏ってるのは偶然)

セリフのいやらしさは、私が今までやってきたエロゲの中でも1、2を争います。しかも、“あの優香”が口にしているセリフなんですから、その破壊力は尋常じゃないってもの。エロさと慈愛に満ちたこれらのセリフには、チョット前までの彼女を知る者なら、その落差にも激しく身悶えさせられることでしょう。私も例外じゃなく、該当ど真ん中。もう彼女のセリフの語尾に♪が付いてるだけで感激するほどの末期症状でしたからね~。

ト書きが表示されている最中にも、ちゅばちゅばちゅるるるるるるると絶え間なく唾液音を掻き鳴らされていたのは天晴れ。2人でフェラされる場面では、1人がセリフを喋っている間に、もう1人のフェラの音が聞こえてきたりするこだわりもありましたし、ここまで完璧に機先を制されれば何も言うことありませんよ。フェラ姫の異名は伊達じゃない。


ただ、敢えて言うならグラフィックで不満が残りました。さりとて上手とはいえない上、枚数的な努力も足りず、7種類あったお目覚めフェラも、実はCGが総て一緒だった有様。途中優香が手でシコり始めても、頬擦りし始めても、ペニスでビンタされようとも、CGは頑なに変化しません。テキストがこんなに頑張っているというのですから、CGも発奮して欲しかった…。絵面がテキストに比べて、全然不甲斐なかったのは明らかなマイナス。優香との初体験のシーンも、CGの描写は掛け布団の中で抱き合っているだけ……という悲しいものでしたからね。いくらなんでもこれはヒドイ。

この作品は、キャラクターの好感度の高低で、エッチシーンのテキストが3種類に分かれてきます。細部に手を加えただけではなく、丸々1つが別物になっている力の入れよう。しかも、好感度が高ければエロくて、低ければエロくないといった風でもなく、愛情が低いシーンでもエロさは平等に仕上げていたなど、手抜きは一切見られなかった。これには本当に頭が下がります。

なのに、CGだけは好感度如何に関わらず、どれも一緒だったのは解せません。せっかく、テキストの方で頑張っていてくれても、これでは満足な効果が得られませんよ。小説の挿絵程度の役にしか立っていないグラフィックが、もう少しマシなものであれば、完璧なエッチシーンとして褒め称えられていたでしょうに…。これだけで、心残りを残す結果になりました。


まぁ、グラフィックのことでやや水が入ってしまいましたが、それでもおるごぅるさんによるテキストの威力に翳りがある訳ではなく、超一流のテキストへの嬉しさと感謝は存分にあります。最後のエッチシーンに至るまでに散々感情移入させておいて、最後はエロで爆発させるという理想型。感服致しました。

胃をキリキリ痛めたこの長い旅路も、最高のご褒美を得られ疲れは吹き飛ぶ。終わり良ければ総て良し。本当に買って良かったといえる一本です。

主人公の性知識があまりに乏しいのには萎えました…。彼は女性経験はおろか、射精の経験や意味もよくわかっていない小学校低学年並みの性知識しか有していないんです。「優香、お尻の穴が2つあるよ!」ってのは、たちの悪いジョークとしか。

それが初々しさを演出していたこともありますけど、せめて常識程度の知識は持っていて欲しいですね。オナニーという単語も知らないのは無茶すぎ。どれだけ純粋培養で育てられたんですか。

劇中で主人公が「兄ちゃんは、そんな淫乱な妹に育てた覚えはないっ」と冗談でいってましたけど、まったく正鵠を得たセリフ。エロエロ過ぎですもん、うちの妹。こんな可愛い妹を、他の男に渡して堪るか!

今回、私は総てのCGを確認していません。具体的にいうと、CGギャラリーは全体の80%も埋まっておらず、空欄だらけ。回想モードに至っては、24個のエッチシーンが未確認のままという有様。

本当はこの状態で、レビューを書くなどおこがましい話なんですが、今回ばかりは見逃してください。理由は、赤レビューの方でも語りましたが、私は裏ルート(BAD END)を見ていないからです。妹たちの不幸を進んで見たくない。

実は、BAD ENDを注意深く避けていった私でも、優香ノーマルエンドを見る際に1つだけ優香が陵辱されるシーン、兄の目の前で別の男に強制フェラ奉仕をさせられている場面を見る羽目になってしまいました。

もう腸が煮えくり返る思いでした。反吐が出そうでした。評価も激しく下がりました。多分、裏ルートのエッチシーンを全部見てしまえば、私のこのゲームの評価は限りなくゼロに近付いてしまうでしょうね。
2003年6月3日