発売日 2003年1月31日
メーカー 13cm 

対岸の陵辱
プロ野球選手なんかには大層人気の女子アナ。その女子アナという存在が、他の一般OLと比べて特別な存在のように感じられてしまうのは、知性的な魅力も相俟って、ランク高めの女という高嶺の花の印象が強いからであるはず。

その点、裏番組は弱かった気がしました。登場する女子アナ連中は、最初からあっけなく篭絡されてしまい、すんなり身体を許してしまうので、女子アナのブランドがなんとも安っぽい。女子アナならではの際立った演出も特に見られなくて、あったのは番組の生本番中、バイブやローターをつけたまま原稿を読ませるといった定番中の定番プレイだけ…。

確かにまぁ、エッチシーンには不自由しない作品ではありますがね。キャラクターの紹介も一通り終われば、間もなくエッチシーンの連続で、後はひたすらエロ。CGも全部エロに費やされて、なんとも潔かった。

エッチシーンの属性は、ハッキリ言って陵辱主体。つまり、私にはその良し悪しが正確にわからないんですけど、まぁ、結構良くできている部類なんじゃないかな? シチュエーションは、輪姦、乱交、スカトロなど揃っていて、最後は完全に快楽に溺れて淫乱な雌に堕ちていく…。ま、こんなところもお約束街道まっしぐらなんですが。

この「裏番組」、主役不在のストーリーであるのがエロゲとして一風変わったところ。8人の女子アナに次々とバトンタッチされて、各々の視点で物語は語られていく マルチザッピングシステムが採用されているため、主人公もメインヒロインも該当する人物がおらず、1人のキャラへの感情移入はほぼできない状態。結局出てくる女性キャラクターは、ただ犯されるだけの存在で、愛着を持てる余地がなかったんですよ。

私の場合、エロゲは完全に「キャラクターありき」で見ておりますから、男性主人公が不在、女性ヒロインも不在というこの裏番組は×。陵辱がどうのこうのという以前の段階で馴染めませんでした。よって、オススメできるのは、女性キャラクターに私情を挟まない、ただ性欲を満たす相手という観点で見れる人、もしくは、めんどくさい手順は不要で、とにかくさっさと陵辱シーンが見たいって人になるでしょうね。


さて、これで一応レビューはお終いなのですが……ごめんね、女子アナにも陵辱にも興味ない奴が語るレビューなんて、何の参考にもならなかったよね。私もそれほど語りたいことがあった訳ではなかったので、一歩離れた地点から見るような、とっても身の入らないレビューになっちゃいました。

ちなみに、何で女子アナや陵辱に興味がない私が、こんな裏番組なんてエロゲ買ったのかというと、それは昔とてもお世話になった13cmさんの作品だからという理由だけで、別に他意はございません。しかし、既に私が知っている13cmさんの面影は消えていることを学び、これを機に私は13cmさんからの卒業することでしょう。あと1度ぐらいラブラブで汁々な作品に出会いたかった思いを残しつつ…。長い間、本当にお世話になりました。

この裏番組についているオマケCDに「美術教師・涼子」というショートストーリーが収録されています。DEVOTE2に出ていた涼子ちゃんが主役のお話なんですが、これがまた元長柾木節が如何なく発揮されていた感じですね。小難しいって意味で。用意されていた5つのエッチシーンは、SとMで両極端。

特にいません。これだけ登場人物揃えておきながら、みんな同じようなキャラ。同じようなものを8人集めるぐらいなら、1人ぐらいなかなか脱いでくれない(エッチできない)キャラを作った方が良かったのに。じわりじわり追い詰めて最後に落とすといった、「達成感」を味わえる楽しみもないと寂しいよ。
2003年3月4日