発売日 2002年9月20日
メーカー BISHOP 
豚小屋でエッチは勘弁
パッケージの裏で勇ましく鼓舞する「鬼畜全開!!全編凌辱!!」の煽り。その宣伝文句に偽りなく、この特別授業2というエロゲには、愛などという脆弱な飾りは一片(ひとひら)として存在していない、潔いまでの陵辱作品でした。

ゲームの流れは、学園の教師として赴任する(成り代わる)3週間の内に目をつけた少女の弱みを握り、脅迫、強姦、調教、そして従順へ…といった感じの完全テンプレート展開。ですが、「弱みを握って脅迫する」部分に、無謀といえるほどの強引さは感じられず(最初の二人は除く)、じわじわと追い込んでいく雰囲気は上手く醸し出せていたと思います。エッチシーンにおいても、一般的な陵辱系エロゲとして必要シチュエーションはキチンと完備されている隙のない作りでして、不満を洩らすような箇所はこれといって見当たりません。

陵辱に並んで印象深いものであったのが、コスチュームプレイ。様々な衣装をまとってのエッチがデフォルトで用意されていたことです。学校に纏わるコスチュームは大方揃っており、それらは行為の途中で絶対に全部脱がしたりはしなかった。このコスプレという要素は、BISHOPさんの過去作を遡(さかのぼ)っても多く見受けられるポイントですので、譲れないこだわりの一つなのでしょう。「服剥ぎモードXP」という至極微妙なシステムも搭載されていたぐらいですしね。

陵辱作品におけるお約束的な流れを好む方、コスチュームにフェチ心を持つ方には、何も問題なくプレイできる納得の一本と言えますね。


ああ、そうそう、肝心なものを言い忘れていました。汁ですよ汁。最後に驚かされたもの、何といっても汁描写です。これについてもちゃんと言及せねば。BISHOPさんの最大のこだわりと言ってもいいかもしれない汁描写が、今回の特別授業2で過去最も強烈なものへと昇華されていたのです。

このゲームには「多汁システムEVOLUTIONII」という大仰な名目の、汁量調節を司るシステムが実装されておりまして、ここで設定できる汁は、男汁に女汁、そして、乳汁といった奇想天外な分泌液を含めた3種。それぞれ、「表示しない」をあわせて4段階の調節が可能となり、メーターをMAXにまで上げると、先程述べた通り尋常ならざるほどに飛び出てきますので、ご利用にはくれぐれも注意が必要。

特に今回新たに加わった「汁地獄モード」。このまさに極致というべき、あらゆる汁が限界にまで引き上げられたオーバーロード気味の設定には、もはや何がなにやらわからなくなるほどでありまして…。「とりあえず、かかるところ全部にかけちゃいました」といった無茶は、女の娘の全身をドロドロのグチャグチャの汁まみれに染めてしまっています。「業界最多汁量」と豪語するその自信にも肯けるほどに。

しかしですね。盛大にぶちまけられる精液は、確かに視覚的に派手であるのですが、肝心のエロさを感じさせることに直結してはいなかった。汁が好きな人にとってそれは、好ましい描写ではなかったんですよね。質的な拙さもさる事ながら、テキストの不備、次元が捻じ曲がらない限り絶対にありえないかかり方など、萎えさせられてしまう部分が非常に多く目に付いてしまいましたので…。たくさん精液がかかっている絵が大好きな私でも、この不自然さには耐えられず、敢えて汁量を「少なめ」に設定していたぐらいなのです。よもや、この私が「汁量少なめ」を選択する日が訪れようとは。


汁量調節モードの他にも、先程少し触れた「服剥ぎモードXP」、プレイヤーの選択により後々のエッチシーンが分岐して展開される「三虐システム」など、奇抜なチャレンジはたくさん。「他とは一線画した作品にしてやる!」といった気迫は充分伝わってくる作品なので、印象は本当に悪くありませんでした。

でも、残念ながら結果がほとんど伴っていない。どれもまずアイディアありきで、それが本当に必要なものなのか、求められているものなのかは、考えの範疇から外れてしまっていたようです。多汁システムもエボリューションするのは一先ず置いておいて、今一度、根本的なところを見直した方が良いのではないでしょうかね。

エッチでのプレイの行動はつぶさに「グラフィック」として反映されるなど、CGの枚数には満足出来ます。アイディアの良し悪しは別にしても、多量の汁描画は大変でしたでしょうし、「一生懸命作っているなぁ」というのは感じられました。特筆すべきは塗りの部分。とても素晴らしいです。背景は相変わらずお美しいですし、女の娘も随分可愛らしくなってきましたよ。

あと、ここのメーカーさんは女性の下着の描写にも力が入っているような気がしますね。ご覧いただければすぐにわかると思われますけど、かなり綿密に描き込まれています。

それぞれのキャラは何ら特徴とするものを持たない、何処のエロゲにでもいそうな平凡な者たち。優等生、ロリ、高飛車等、お約束の中のお約束といえる人材が揃っています。よって、今回私のお気に入りキャラクターに該当する者はいません。

ルックス的には、源明日香ちゃんが最も宜しかったのですが、その明日香ちゃんも、前作「学園」でのヒロイン神那瑞希と同じ声優さんであったことに萎えさせられてしまいました。そう、前作に続いてまたもやダイナマイト亜美さんがヒロインのCVを担当されておられるのです。

瑞希と明日香は、タイプ的にもポジション的にもまったくかぶってしまっているのに、声まで一緒となると脱力感満点でしたよ。
2002年9月23日