Love Split
 
メーカー〔rouge〕 発売日2003年8月8日

私のハイゲームは202です
「告白までが、恋じゃない。そこから始まる二人のカンケイ」まったくもってその通り! 告白までの過程で満足出来るなら、ときめきメモリア……なんとかをやってればいいわけで、エロゲにとって大切なのは、その後の展開でございましょう!

このLove Splitは、結ばれてからの成り行きにプライオリティが置かれています。それは即ち、作中のエッチシーンは恋人同士の間柄で交わされている事を意味していて、私の最も好む恋人和姦が実現されていたことを示しています。

お互い気心知れて遠慮もなくなってきたら、大胆な行動も増えてくる素敵な恋人和姦。海に行ってエッチ、趣向を変えてコスプレでエッチ。ラブラブな関係にて行われる愛情+愛欲のセックスは実に素晴らしい。「自分の彼女とエッチする」なんて、一見当たり前でどこにでも有り触れているような感じがするんですけど、エロゲではこんな当たり前が何故か稀少。複雑な胸中ですが、当たり前のシチュエーションがとっても価値あるものなのですね。

ただ、恋人関係が結ばれた後、来る日も来る日もイチャイチャしてエッチばかりに耽っているような「転げ落ちる展開」がなかったのはやや残念だったか。物語におけるエッチのペースは然程頻繁でなく、エッチシーンの総数は思ったよりも多くなかった

何故、エッチ一辺倒の流れに乗っからなかったのかというと、ちゃんと理由がありまして、それはストーリーの方にも注力されていたからなんです。ゲームのストーリーは単なるエッチシーンの場繋ぎ的な役割ではなく、ちゃんと1つの「物語」として興趣があり、事実、当初まったく気に留めてもいなかったシナリオ部分を、私は大いに楽しむことが出来た。

特にエレナのシナリオは面白かったです。「ボウリング部」という題材が新鮮だったことも相俟って、ついつい物語に引き込まれてしまいましたよ。影響されて、プレイ後無性にボウリングをやりたくなってきたぐらい。フックボールの正しいやり方も、これでお勉強できましたしね。

しかしながら、最初で述べています通り、例えどんなに物語が面白かろうと、そのせいでエッチシーンが割りを食らってしまったとなれば、なかなか素直には歓べなくなるもの。エロに一意専心するべきか、シナリオも疎かにしないべきか、どちらが正しいのかは一概に決められないだけに判断は難しいのですが、モヤモヤした気持ちが残ったのは歴とした事実。Love Splitも、後ほんのチョットだけエッチシーンを増強してくれていれば、な~んにも文句は出なかったんですけどねぇ…。それが贅沢な要求であることは百も承知ですけれども。


ま、とりあえずこんな話題は横に置いておいて、残されているもうひとつの大きな魅力、「乳」についてそろそろ言及して参ろうではありませんか。

この作品は、パッケージで「乳ゲー」とか「乳シズム」とかあまりお上品でない単語が列記されているように、おっぱいへのこだわりが非常に強いものです。2人のヒロインのバストサイズもGカップとFカップ、その他脇役に至ってもバストは豊満と、見事に巨乳揃い。

普通のエロゲでも、大抵1人ないし2人は巨乳な女性が混ざっているのが通例ですから、別に巨乳はエロゲにおいて珍しい存在じゃないといえますが、その胸が今まで有効利用されてきたのかといえば、断じて否。巨乳の巨乳たる特性が活かされていた事例はあまりに少なく、せっかく大きなバストという利点を持っていながらも、宝の持ち腐れのようにぞんざいに扱われてきたケースは枚挙に暇がなかったのが現状です。ここら辺は、私もず~っと悔しい思いをしてきましたもの。

しかし、このLove Splitは違ったんですね。「胸の谷間が見える」などの小さくとも効果的なイベントを数多く取り揃え、巨乳である魅力を最大限に駆使しては、プレイヤーに「胸への意識」を巧妙に植えつけている。いざエッチが始まれば、揉んだり掴んだり舐めたり吸ったり摘んだり引っ張ったりと、乳に対するあらゆる衝動が発露。無論、挟んでもらうシーンも多数で、おっぱい好きの人たちが凡そ歓びそうな行為や言動を、的確に、あまりに的確に刺激しておりました。「今、胸じっと見てたでしょ?」とか見透かされるセリフなんて、個人的に超好き♪

この痒いところへ勝手に手が伸びてくるピンポイント攻撃が為せられていた奇跡は、他ならぬシナリオライターさん自身が、無類(極度)の巨乳愛好家であったからこそ。「わかっている人」が書かれていらっしゃるのですから、胸にこだわりを持つ人が一体何を求められているのかを、よ~~く理解なさっておられたのですね。やっぱりフェチな作品は、そのフェチを理解する人に任せるのが一番良い。乳へのこだわりを熱く感じさせるテキスト、私は意気に感じずにはいられませんよ(感涙)。

とはいえ、このLove Splitはフェチだけが尖鋭化してしまっているような、間口の狭い作品というわけではないです。確かに、自称するように「乳ゲー」であり、「乳シズム」は随所に溢れていましたが、決して度を越えている程ではなく、おっぱいの描写に関しては、むしろこれぐらいが適切っていうか、これぐらいはどこでも標準であって欲しいと思う。

バストが大きな女性とのエッチシーンならば、そのバストへの執着はあって然るべきで、豊満な胸を弄りたいという欲求は何ら不自然ではないし、それが自然の理法ってもんでありましょう。このエロゲは、別に特殊な何かをしでかしているのではなく、ただ本来あるべき姿を示してくれていただけに過ぎないのですね、ホントは。だから他のシナリオライターさんも、もっとこのエロゲを見習って、おっぱいにこだわってみましょう!(校舎の屋上から)

原画は綾風柳晶さん。絵は綺麗で身体の描き方もとてもお上手なのですが、気になるのは眼の小ささと横顔の歪さ。小さな眼は欠点と言うより特徴なんで慣れれば問題ないですが、横顔(正確は斜め60度ぐらい)の表情が何とも不細工。ちょっぴり萎えてしまいます。

エッチシーンにおいて、2人のヒロインのセリフが被りがちだったのが、やや気になってしまいましたよ~。顔にかかった精液を2人とも「泥遊び」と例えていたり、所々で共通する語彙が散見され、既視感に陥ってしまうことしばしば。ここら辺はもっと、シナリオライターさんが留意しておくべきでしたね。

ゲームを開始すると、最初に簡単な心理テストが設けてあって、その答えの結果でエレナとルナのどちらがヒロインに相応しいのか定められるというシステム。私が嘘偽りなくテストを受けたら、エレナが割り当てられました。

でも、このテストはあからさまに2人の特徴に関する設問ばかりで、こういうのって心理テストとは言わないんじゃ…? と思うこと仕切り。

メーカーがrougeさんということは、鬼畜な方向性に向かってしまうのでは…と内心ビクビクしていましたが、ありがたいことに陵辱関係は一切なし。徹底して和姦です。やれば出来るんですね!

必然的にエレナorルナの選択ですが、私が好みなのはエレナがでした。交際前と交際後のギャップが表れるキャラは大好き。
03年8月10日