詩乃先生の誘惑授業  
メーカー〔Xuse【発泡】〕 発売日2003年4月25日

いやぁ、誘惑って本当にいいもんですね
詩乃先生とはFloraliaに登場していたおねーさん3人集のお1人でして、童顔ながら豊満なバストをお持ちのとっても素敵な女性。エッチには最も前向きな考え方を持っており、そのエロさはFloraliaの中にあっても群を抜いていた。こんな詩乃先生にスポットライトを当てた作品なのですから、エロくない道理がございませんね。Floraliaも大概エロが重視されていた作品でしたが、今回はそれを更に特化したものでして、完全にエロのみを重視した作品なのです。

エッチが好きで好きで堪らない詩乃先生は疼く欲求不満を鎮めるため、自分から積極的にモーションをかけてエッチのお相手を探します。教唆して、篭絡して、自身の身体を委ねる。しかも彼女は、男でも女でもタチでもネコでもいける万能型なので、必然的に多岐に別れた様々なエッチシーンが盛り込まれていました。

複数プレイもあれば、コスプレもあり、ショタロリ変化といった特殊なものまで。ときどきシュガーレベルではないものの、淫語も豊富。個人的には気に入らないけど、輪姦レイプも含まれており、そのシチュエーションの幅はとてもとても広い

詩乃先生は両刀ですから、女性同士のエッチシーンが多かったのも特徴の1つですね。おおよそ全体の2割方をこのレズシーンがシェアしていましたから。まぁ、私は男女問わず同性愛への興味がまるでありませんので、レズシーンが多いという事は、それだけ損失が大きいということを意味するんですけど。おまんこ重ね合わせてイクーとか絶叫されても、ギャグとしか捉えらないですし。レズが充実していたのは、私にとって単なるデメリットでしかない訳で、貴重なエッチシーンの20%が無駄になってしまったともいえる。

残りの80%は、ちゃんと普通に男性をお相手とするエッチシーンになっているんですが、こちらはこちらでまた別の問題がありまして…。というのも、相手となる男に難あり。これがまた、どいつもこいつも一癖二癖ある曲者揃いだったんですよねぇ。

例えばそれはジジイであったり、子持ちの親父であったり、汚い警備員であったり、不良であったり、オタクであったり、悪ガキであったり……と、もうロクなやつがいない。一般人と呼べる人間が1人もおらず、あくの強い際物キャラばかりが相手の男性になるんで、誰にも感情移入ができないのです。感情移入ができないということは、それだけエッチシーンを傍観させられている気分に陥ってしまうという事ですから、小さな問題であるように思えて、これがなかなか忌々しき問題であるのですよ。

詩乃先生もいくらセックスが好きだとはいえ、もうチョット相手を選んで欲しかったなぁ…。あまりヘンなのとばかりエッチしていると、段々詩乃先生自身のイメージも悪くなり始めて、単なるヤリマン女としか見れなくなってきますからね。事実ヤリマン女ですけど…。こんな風に「相手は誰でもいい痴女」ですと、どうも私は好きになれない。セックスが好きで、自分から誘ってでもエッチをしたい女性は魅力的でも、最低限相手を選り好みするプライドぐらいは持っていて欲しかった。

せっかく濃厚なエロに、様々なシチュエーションが充実していた良質の作品であったのに、相手の男性がイヤという理由だけで、その魅力は大きく損なわれている。私が舐(ねぶ)れるようなエッチシーンはほんの僅かばかりしかなく、とても作品の全容を味わえたとは言いがたかったです。詩乃先生自身ではなく、男性キャラのせいで、その価値を下げてしまうなんて本当に勿体無い…。

しかし、そのような不利を乗り越える勢いで誘惑部分は良かった! エッチシーンが始まる前段階の詩乃先生の誘惑、これは自分の中で盛り上がりに欠けたエッチシーンとは裏腹に、大いに燃えさせて頂きましたよ~。

直接的なアプローチではなく、あくまで遠回しに、きっかけだけを作ってくる絶妙の駆け引き。優しい微笑に引き寄せられ、目と鼻の先にまで顔を近づけられた後、囁くように甘い声で誘われたとあっては、誰しも辛抱堪らないというもの。詩乃先生は実によく、誘惑の妙味、誘惑の極意を心得ておられる。

この作品は普段詩乃先生の視点で物語が進行していって、事の始まる直前になると相手側へ視点が切り替わるんですが、これが上手い。このやり方ですと、詩乃先生を主人公としながらもちゃんとエッチシーンでは誘惑される側の気分が味わえますからね。

極端な話、この作品はエッチシーンそのものより、エッチシーンが始まる前段階の誘惑パートの方が、私は気に入っていたりします。

メガネ着脱機能が搭載。メガネの有り無しにこだわる人には重宝なんで、あって損はない機能といえましょう。メガネを嫌う人は外させればいいし、お好きな人はエッチの最中もかけたままにすればいい。どっちも好きな私は2倍楽しめる

曲者の1人に、制服マニアの菊川先生がいらっしゃるので、制服を着せてのエッチもありました。コスプレに限らず、全裸エロがほとんどなかったのは喜ばしいですな。

啜るようなフェラ唾液音がエロい。ト書きが表示されている最中にもフェラの音が続いているこだわりもナイス。ただ1つやきもきさせられたのが、テキストだけでCGのないフェラが多かった事。CGでフォローできないなら、余計なフェラは不要ですよ。

詩乃先生も、Floraliaの頃だとエロエロな「おねーさん」といった要素が強かったけれど、今回は普通に痴女。これで魅力が半減だったのは少々残念なところ。何度も言うように、エッチに積極的でも痴女じゃない微妙な均衡が必要なのであって、痴女そのものは好かんのですよ。
03年4月30日