発売日 2002年2月28日
メーカー MBS Truth 
失格医師 失格医師
失格…でもない医師
海外出張に出かけているお兄ちゃんに成りすまして迷惑をかけちゃおうってなお話。

…もう少し詳しく説明致しますと、弟(主人公)は長年劣等感を与え続けられている兄への復讐(腹いせ)がしたいそうで、その瓜二つな外見を利用して海外出張中の兄に成り代わり、職場(病院)での評判を落としてやろうという訳です。なんとも、大胆且つ、安易な犯行に及んでくれます。

兄から直接何かされている訳でもなく、ただの嫉妬で嫌がらせをしている時点で、もう彼に感情移入は不可能なような気がしますね。あまりにちっちゃすぎる男でしょ。これは。

加えて、「成り代わる」という大胆な行動にも明らかな動機不足となってしまってますし…。嘘でも兄への復讐を誓えるほどの実害を受けたという設定にしておかないと。嫉(そね)みだけでこんな事をやられちゃあ、被害者のお兄ちゃんもいい迷惑です(主人公はそれが目的なんだろうけど)。

しかし実際には、成りすましに成功した弟、それほどの悪事は働きません。さぞとんでもない蛮行をしでかして、兄の職場での信用を失墜させてやるのであろうと思いきや、意外や意外、ちゃんと患者さんの診察をしたり真面目に働いてます。ミスをしたりもしません。それどころか人間関係においては、本物の兄より愛想良く振舞っているので、逆に看護婦&患者からは評判があがっているほどなのです。

ここら辺は私も意味がサッパリなんですけど、実は無能でもなんでもない弟が、わざわざ兄に成りすまして真面目にお医者さんをしてるという事なんですよね。うーん、一体彼は何がしたいのでしょう? 出張中の兄に代わってお手伝いをしてあげるなんて、復讐どころか美しい兄弟愛のような気もするのですが。悪人であるはずの男が善行を褒められる事ほど滑稽なものはないですね~。やっぱり、ただ看護婦さんや患者さんとエッチしたかっただけなのかな? さすがに、陵辱だけはしていますんで。


そんな訳で、このエロゲにストーリーはあってなきに等しい感じ。そもそも、初めと終わりにちょこっとある程度のものなんで、フツーにエッチシーンだけ見ている人にはまず関係は無い事です。レビューも早いところエッチシーンのお話に移りましょうか。

主人公はお医者さんな訳なんでソノ手のエッチが多いんですが、アブノーマルなプレイはあまりありません。夜勤病棟ぐらい倒錯してるエッチを期待されている方には少々肩透かしを喰らうかも。ただ、普通に性交した後のフィニッシュシーンで「中に出す」「外に出す」の選択肢だけでなく、いきなり「アナルに出す」という恐ろしい選択肢があったのは異様でしたね。わざわざそんなところ狙わんでも…。

まぁ、そんな選択肢に笑わせて頂いたのですが、その他にはこれといって取り立てるものがないというのが本音。フィニッシュに限らず、エッチシーン中での選択肢がやや多いというのが特色といえば特色でしたが、分岐した所でCGに顕著な変化は見られませんでしたし。フィニッシュに関してはMaybe系列なんで、今回もキチンと描写されていたのですが…。

とにかく、良くも悪くも普通の陵辱エロゲ。こういう中肉中背なゲームの評論はとても難しい。誉める所も貶す所も中途半端。属性が合えば買いましょう…ってぐらいしか言えません。

だいたいそんなことより、このゲームを買ったその日の夕方のニュースで知った「看護婦さん」という名称が廃止された事の方が私には大事件。「看護婦さん」がこの地上から絶えてしまうのですよ? 「看護師さん」なんて嫌すぎますっ。無病息災な私はまだ「看護婦さん」のお世話になったことがないというのに…!

May-Be Softのと同じようなシステムなんですけど、かなり改良が加えられているようです。一言でいうと、非常に扱い易くなっています。バックログや、サウンドの音量調節など機能は充実しているのは勿論、選択肢でのマウス自動移動まで搭載しているので至れり尽せり。

更には、画面右端にマウスを持っていけばスキップできるとか、メッセージウィンドウを消去できるとかのカスタマイズが可能です。まだ何処と無く安っぽい感は残ってるのですが、システム環境としての不備はないと言っても良いでしょう。

ただ、CDの入れ替えがかなり鬱陶しいという難点はどうにかして欲しかったですね…。これは私が最小インストールでプレイしてしまったという過ちもあるのですが、回想モードですらCDの入れ替えを要求されるのはキツイの一言。Install DiskとGame Diskに分かつ事は出来なかったのでしょうか? ゲーム攻略まで1時間ほどと比較的短い中で、頻繁のCDの入れ替え作業は辛かったです。

うーん、特にはいないんですけど…。強いてあげるのならナースの田中めぐみ。エロゲのキャラクターのくせに投げやりな名前(失礼)が素敵ですね。
2002年3月6日