発売日 2004年7月23日
メーカー Atelier KAGUYA 
天国と地獄は隣り合わせ
キャラクターの名前を冠した、もしくはそのものがタイトルに使われている作品の場合、その当該キャラの良し悪しが評価に直結するもの。なので、このエロゲのポイントは「瀬里奈ちゃんは可愛いのか、可愛くないのか」に集約されるわけですが、そんな人物評を始めるまでもなく、彼女は思いっきりカワイイ少女でした。

ただ、これが普通の和姦エロゲであれば、「瀬里奈ちゃんラブリ~」と無邪気に喜んでいても害はないんですが、他でもないAtelier KAGUYAさんの作品、あまり彼女に入れ込んでしまうと、後々大きな後悔をしてしまいそうなので怖い…。

だって、どうせ彼女は、あとでわけのわからない連中に犯されてしまうに決まっていますから。陵辱作品のヒロインという境遇にある以上、彼女は過酷な仕打ちから逃れられる術はなく、ボロ雑巾のように犯されたり、メス豚呼ばわりされながら輪姦されてしまうのは、もはや避けられぬ運命。

だからこそ、私は彼女へ情が移らないよう気をつける必要がある。瀬里奈ちゃんに感情移入すればするほど、犯されたときのダメージが深刻になりますもんね…。瀬里奈が複数の男に犯されようが、「可哀想だな~」程度に平静が保てるようじゃないと。

そう堅く意を決してプレイ。しかし、瀬里奈……やっぱりカワイイ。始めはどちらかというと、物静かな大人しいイメージで、会話も敬語混じりの余所余所しい感じだったのが、気心が知れてくると、フランクな口調で話しかけてくるとっても明るい娘になるんですよ。こうなってくると、もう思いっきりタイプで~。

瀬里奈に惚れてしまいそうになる自分を、何度も自制しなくてはならない葛藤。そんな私の必死の苦労も余所に、ゲームの方では主人公と瀬里奈がどんどん良いムードになってきて、やがて2人は結ばれることに。その瀬里奈ちゃんとの初回エッチシーンなんですが……いやはや、これには度肝を抜かれました。

エロ過ぎる

なんじゃこりゃあって感じですね。ありえないぐらいエロいですよ? どんなエロエロ作品でも、ヒロインとの初エッチ、ヴァージンを相手とするエッチシーンではさすがに大人しいものですが、これは最初からフルスロットルで暴走していた。

何せ、いきなりの3連発。正常位で処女を散らした後、「もう1回いいか?」と持ちかけ、「もう……しょうがないなぁ……」(←私の好きなセリフ)で2回戦開始。正常位の体勢のまま、フィニッシュは2連続の膣出し。さすがにこれで終わりかと思いきや、今度は瀬里奈の方から「もういっかぁい」と強請ってきて、後背位で3戦目。主人公が「オチ○チンよりチ○ポといってくれ」と懇願すれば、「直人の、チ○ポいいよ……熱くて……堅くて……」躊躇いなくチンポを連呼しだす瀬里奈さんには、なんとコメントすれば良いのやら。感動です。

このレビューをご覧になるだけでは衝撃が伝わりにくいでしょうが、瀬里奈の清楚で上品な外見、散々植えつけられた魅力、エッチシーンに至るまでの長いプラトニックな過程、これらを体験を踏まえた上でこのエッチシーンを迎えると、本当にものすごいインパクトなんですよ。これぞ、落差の力。凄まじいまでの落差が、この奇跡のエロを為しえていたというわけ。

一度堰を切った後は、もう勢いが止まりません。恋人同士になった2人のラブラブでエロエロな毎日。「虫に刺された~」と無邪気に太ももを露わにして誘う瀬里奈に、「だったら治療だ~」と食いついてイタズラし始める主人公。こんなバカップル的なやりとりは嬉しかったなぁ。激流(濁流)のようなエロが怒涛の如く押し寄せ、エロが終わったら次はエロ。それが終わったら次はエロと、エロエロエロでまったく息つく暇なし。主人公の直人君は相変わらずの絶倫で、1発果てたぐらいではまったく衰えを見せず、連射連発で元気一杯。抜かずにもう1回が当たり前のような感じでしたからね。

瀬里奈さんの方は、エッチの回数を重ねるごとに、段々シャレにならないぐらいエロくなってきて、恍惚として睾丸を口に含んだりし始めるようになると、何か取り返しの付かないことになってしまったんじゃないかと、逆にこっちがびびってしまうぐらいで…。風呂場で偶然裸を覗いてしまったとき、「キャーーー!」と思いっきり恥ずかしがっていた彼女が、今では「キン○マ美味しい~」なんてとんでもないセリフを、心底嬉しそうに口にしているのですから、心配にもなりますよ。


とりあえず、ここまでやられたら「瀬里奈に惹かれるな」なんて話は、土台無理。この純愛ルートを経て、私は完璧に瀬里奈の虜になってしまいました。もう瀬里奈ちゃんに感情移入しまくり。

そして、その極めて危険な状態のまま、次なる陵辱ルートを迎えることになるのですが、そこで待ち受けていたのは、当然の如く地獄の苦しみ! 陵辱! 輪姦! 寝取られ! うわぁ~~~。

登場人物の中に、瀬里奈の叔父の茂二というキャラがいましてね。コイツは金髪に口元ピアスと、見た目からして生理的嫌悪感を憶える奴で、性格も最悪、とことん癇に障る奴なんです。現れた時から、「もしや…」と私は最悪の事態を思い浮かべていましたけど、不安大的中、考えうる最悪の展開が現実のものとして繰り広げられていました…。

主人公の直人を盾に取りながら、瀬里奈に強制奉仕をさせ、嫌がる彼女をレイプする茂二。更には、村の男どもが入れ替わり立ち替わり、瀬里奈の身体を陵辱していく。気丈に振舞う瀬里奈も、次第に精神は薄弱としてきて、遂には「茂二様のチ○ポは直人のよりも大きいですー」と宣う始末。嗚呼……瀬里奈……。

ホント、ヘコみました。思い出しながらレビューを書いている今も、ヘコんでいます。純愛ルートが甘美でありすぎたがゆえに、この身を切り刻まれるような激痛。私はこれを恐れていたから、瀬里奈に感情移入をしたくなかったのに…!

しかしまぁ、寝取られだけで瀬里奈を全否定してしまうのも勿体無い。陵辱や寝取られのダメージは確かに臓腑に達するほど深かったですが、純愛ルートの素晴らしさもまた、天に昇らんばかりの心地好さ。もしゲーム全編が瀬里奈との純愛ルートであったならば、私は自信を持って、このゲームに100点満点を付けていたでしょうしね。それぐらい瀬里奈の純愛ルートは最高でしたよ。純愛ルートは。

射精を段階に分けて描いているこだわりを見せている。連発の多い作品でしたが、その都度、汁差分を描き足していったことも大いに評価したいですね。

でも、モザイクのかけ方がチョット下手なので、この点は気になったなぁ。ピクセルが大きく、境界線も粗いから、見た目が非常に汚らしい。もう少し丁寧なモザイクは出来ないものでしょうか。それを心掛けるだけで、M&Mさんの絵はグッと良くなると思われるんですが…。

黒髪ロングで清楚なお嬢様風貌に、明るく無邪気な性格の瀬里奈。メチャクチャ好みです。

瀬里奈さんのエロさは、後世に名を残すワールドレコード級のエロさだったんですけど、実は彼女、薬のせいで淫蕩にさせられていたっていうつまらないオチなんだよね…。あれだけエロかったのは瀬里奈ちゃん本質によるところでなく、薬のせいだったというのはチョット興醒め。偉大な記録を叩きだしても、それがドーピングによる記録ではねぇ。残念ながら、金メダルは剥奪です。

冒頭に陵辱作品と述べましたが、陵辱中心という作風でもなかったので、実際には正しい呼び方ではないのかも知れません。どちらかというと陵辱がオマケ的な存在だったといえるかな(とてつもなく豪華なオマケでしたけど…)。

瀬里奈は、性質的に「うちの妹のばあい」と良く似た感じの作品でした。純愛ルートでは会心のラブラブ和姦を見せていながら、陵辱ルートでは痛恨の寝取られ陵辱が待っているところなんか瓜二つ。しかし、うちの妹のばあいは、陵辱ルートだけを見ないまま封印することも出来ましたけど、瀬里奈は全部のエンディングを見なければ、トゥルーエンドが見れないという忌々しい設計。従って、瀬里奈と雪奈の3Pが見たけりゃ、茂二に寝取られる悪夢のシーンを目にしなくてはならないんですね……とほほ。

(バッドを見なくてもトゥルーにいけるという情報もありました……が、確認していないので真偽の程は不明です)
2004年7月25日