RED FOX & GREEN RACCOON DOG
メーカー〔丹下拳闘倶楽部〕 発売日2002年8月11日


社長が同人
テリオス、スタジオラインを率いる横田守さんのCG集。意外にも、横田さんにとってこれが初となる同人CG集は、ポケモンよろしく赤と緑の2つのディスクに分かれておりました。

「RED FOX」「GREEN RACCOON DOG」、この2つのソフトには、それぞれ「はぴベルラヴ×2ハネムーン」のビジュアルストーリーのような形式で、短編の物語が1つずつ収録。はぴベルファンディスクより優れているポイントとしては、ボイスがちゃんとついていたという事ですね。これだけでも、一応あのはぴベルファンディスクよりは上回っています。

それでは、この各ディスクに収録されていたビジュアルノベルを紹介してみましょう。
 RED FOX “妹のましゅまろ ~結衣は現在発育中!~”
赤ディスクの方は、巨乳女子中学生の妹とエッチな物語。何気に18歳未満、近親相姦といった一般エロゲでは為し得ない禁忌をここで犯しています。加えていうなら、音声の修正もございませんで、オチンチン、オマンコといった言葉はそのまま耳にする事が出来ました。実姉妹のように「あからさまに連呼させる」訳ではありませんけど。

このストーリー、妹の結衣が没収した兄のエロ本で自慰に耽ってしまい、その行為を兄に目撃される…と、なかなかに素敵な導入であったのですが、如何せんその後のエロが芳しくなかった。妹の性の無知さにつけ込む様な展開に、速攻で幕を閉じてしまうエロ。これではねぇ…。せっかくのおっぱいの活躍もありませんでしたし。

結衣ちゃん自体は非常に可愛らしくて、パッケージに使われている絵も、かなりお気に入りの一枚であっただけに残念。

 GREEN RACCOON DOG “緊縛蹂躙 ~閉じ込められた想いと欲望~”
私、悲しい事にラクーンドッグって何の事か知りませんでしたので、辞書を引いて調べてみました。辞書によるとどうやらこれは「狸」の事だそう。赤いきつねと緑のたぬき……。続編は黒い豚カレーでしょうか?

さて、緑のたぬきのビジュアルノベル、その内容はと申しますと、「緊縛蹂躙」というタイトルの通りの内容でした。主人公はストーカーで、憧れの彼女を欲するがゆえに拉致って監禁。後は有無を言わせず凌辱を繰り返し、1週間も経つ頃には彼女の精神が崩壊。逆にエッチを求めてくるようになる……といった乱暴なお話です。

私としては大嫌いな展開でしたので、この緑のたぬきに見るべく所はなかった訳ですが、ぶっかけがあった分、汁的にはアドバンテージ。でも、描写はどうも浮世離れな感じで、満足出来るレベルではなかったかな。構図としては、ELYSIONであったジョバンナ・ロッセリーニへのぶっかけと同じです。

   総括
赤いきつねと緑のたぬき、個人的に良かったと感じたのは赤い方でしたね。ま、緑は苦手の凌辱モノでしたので、私としては当然のチョイスではありますが。

それでも、その赤いきつねの方に1枚1500円の価値があったのかといえば、ちょっと答えに戸惑ってしまう。この短いビジュアルノベルとオマケの壁紙集だけでは、どうにも元が取れた気にはなれません…。CGの枚数もやっぱり少ないものでしたからね。これは致し方ない事なのかもしれませんが、パターンを省いて換算した枚数が、ディスク1枚当たり5~6枚程度では絶対に物足りない。

横田さんの絵に余程の執着を持っている人でない限り、わざわざ購入する程のものではないでしょう。私は余程執着している人間なので買ってしまった訳ですが、それでも「なんだかなぁ」という気がしないでもないので。横田先生の価値ある絵であったとしても、厳しいものがありました。

…でも、横田さんの新作版画のお値段は180000円もするそうなんで、1500円はむしろ爆安価格?
2002年8月17日