発売日 2010年2月19日
メーカー Illusion 
リアル彼女
現実よりもクソゲーだ!
皆さん、映画アバターはご覧になりましたか? 大雑把に説明をいたしますと、現実よりアバター生活の方に居心地の良さを感じてしまった軍人ジェイク・サリーが、パンドラの世界にそのまま住み着いちゃうというお話です。私もそれを見習って、このリアル彼女で現実世界からおさらばしようかなと。2次元にリアルがあれば、3次元など無用の長物ですもんね。今日から私もパンドラで生きていきます。幸い、リアル彼女にはアバター同様、3Dメガネが付いてきていますし、これを着用すれば現実と仮想現実の区別なんかなくなるはず。さぁ、準備は万端。リアルに別れを告げ、いざリアル彼女の世界へ!


とりあえず、目が痛いので3Dメガネは外しました。最初はメインの愛ちゃんを選択。どうやら彼氏(自分)と2人で南の島へ海外旅行にやって来たという設定らしいです。その割には、何故か制服姿なんですが。制服で海外旅行って、ジャパニーズが奇異の目で見られちゃうよっ。

しかし、愛ちゃん自身は大変可愛らしくて、その制服姿もよく似合っている。モデリングが飛躍的に向上しているため、全身像を眺めているだけでうっとり~。リアル系キャラクターに抵抗ある方も多いかもしれませんが、私は全然OK。顔の表情も実に豊かで多彩なので、顔のアップになるたびにドキドキします。話している最中にほっぺたを突いたり、口を塞いだら、もごもごと喋りにくそうになったりするのもすごいな~と感心。無意味な技術ですけど。

見た目だけじゃなく、モーションキャプチャー採用した動きもリアル。女の娘の何気ない挙動・仕草に萌えますよ。そして、エロい。別に挑発しているとかじゃないのに(しますけど)、動きがリアルというだけでそこにエロスが存在するんですよね。これは2Dに対する3Dの大きなアドバンテージ。

雰囲気としても、恋人同士のムードが上手に出ていて実に良い感じです。大きな刺激はないものの、このまったりした甘ったるい感じはたまらない。思ったよりも心地好さを感じる作品でしたよ。現実世界に戻る必要性はもうなさそうですね。早速、住民票をこっちに移すとするか。


ところが、私の好印象もエッチシーンに入るまで。エッチシーンに入ると、結局いつものIllusionさんの悪い面が顔を覗かせるんですね…。言いたいことはいろいろあるんですけど、まず声を大にして言いたいのが「操作性最悪!」です。まったく、いつまで経っても成長しないんだから。

なんでマウスの動きとゲームでの愛撫を連動させることに拘泥するのかがわかりません。マウスをさすって胸を揉むとか、マウスのボタン連打して乳首を突っつくとか、心底どうでもいい。これで実際のセックスを体感している気分に浸れる人は誰もいないでしょうに。変にマウスの動きと同期させるもんですから、主人公の手の動きが気味悪いのなんの。ついでに、右手で揉む、左手で揉むは選べるのに、両手で揉めないバカ設定。なんで片手を温存しているんですか! なんのハンデだよ!

挿入においても、行為とカメラアングルはどちらかに集中させて欲しいんですよねぇ。現状は言わば、男優とカメラマンを兼任している状態。どちらも大仕事なだけに、両方やるのは非常にしんどくて。

男優視点でプレイをするなら、カメラアングルは最適なものを自動的に、もしくは幾つかのパターンを選択できるようにすべきでしょう。女優さんはカメラを意識しないんで、体位を変えたりすると、必然的に死角が生まれます。その都度、カメラ調節に追われるようでは、気分が乗らないと思うんですよね。

逆に、監督視点でプレイをするなら、行為は「愛撫する」「舐める」「腰を振る」といったコマンドに従って自動的にやって欲しい。こちらはベストなアングルを追求することだけに集中したいです。ちなみに、私はこちらのAV監督タイプ。大まかな指示はしておきますんで、あとは男優さん独自の判断で動いてくれませんかね。

まぁ、タイトルは「リアル女優」じゃなく「リアル彼女」ですから、一人称にこだわるべきと言えばそうなんですけど…。しかし、リアルタイム3Dの強みはカメラアングルを自由に変えられることに尽きますから、それができなきゃ単なるムービーゲーに過ぎません。ハメ撮り気分を味わわせるつもりにしても、もっと気軽な感じでやらせてくださいと。ハンディカムで撮影しているというより、業務用スタジオカメラを肩に抱えながらやっている気分なので…。


結局、リアル彼女のリアルさは、スーパーリアル麻雀ぐらいのリアルさでした。私も帰りたくなかった現実世界に渋々出戻りですよ。最初の日常パート、恋人的なやりとりはシンプルながら良かったと思いますし、Illusionさんにストーリー性を求めたってしょうがない。方向性は合っていたと思います。ですから、問題はエッチシーンの改善。エッチシーンは今まで何回もやってきているくせに、エッチシーンが一番下手ってどういうこと? 3Dメガネだの、WEBカメラだの余計なところばかりに力を入れる前に、本分であるエッチシーンをもっと頑張ってくださいよ! 肝心のレビューを書かずに、サイトリニューアルばかりに熱心なバカなレビューサイトみたい。もっと周りがきつく注意してあげなきゃダメ。

最後にもう1個苦言を呈しますと、尺が異様に短いです。すぐ終わりますんで、このゲーム。とてもじゃないですが製品レベルに達しているとは思えません。これじゃあ、当然人にもオススメしにくいですし、レビューの点数も高くは付けにくい。しかし、敢えてフォローしますと、これは“そういうもの”だと割り切って購入するもの。「経過」を見たい人が購入すべき作品なんです。「結果」を求める人はまだ我慢しなくちゃダメなんです。「新メニューできたんだけどどう?」とシェフが試しに作った料理を、我々が味見しているだけ。それでちゃっかり正規の料金を取るのが鬼畜だとは思いますが、開発費の援助だと思って割り切りましょう。そうじゃなきゃ、3Dエロゲなんかやっていられないですよ。
女の娘の見た目がリアルになりました。挙動もリアルになりました。背景もリアルになりました。ただ1つ、リアルにならないもの、それが主人公の陰茎。未だに訳のわからないですから! THE 長方形。荒いモザイクのテクスチャーを張っているだけの長方形は、リアル彼女の世界においても健在でした。他がリアルになっているだけに、この長方形の無様さが余計目立つ。どうにかして~~!

女教師の香織。胸の谷間をちらつかせて生徒を誘惑してくる超ベタな展開。でも、リアル彼女はそれぐらいでいい。おっぱいエロすぎ
2010年3月11日