発売日 200年5月24日
メーカー Mink 
キャンディちゃんがPCから飛び出してきて欲しい末期的願望
エロゲをしている最中に、突然パソコンの中の女の娘が現実へと具現化してきてしまったという仰天話。これだけぶっ飛んだ設定で始まる物語なんですから、さぞコメディ色豊かな作品なんだろうと思い描いていたのですが、ところがどっこい、割と普通なお話。いや、どちらかというとシリアスな話でした。こうなってくると、おバカでエロエロな話を予想していた私としては、チョット面食らってしまう格好。「エロゲのヒロイン」が実物となって現れたという素敵な展開で、こういった真面目な話の流れはないんじゃない? と、不満に思うことしきりです。

だって普通、エロゲから女の娘が飛び出してきたら、頭の中はセックス以外に何も浮かんでこないものじゃありませんか~?

なのに何故か主人公は、突如湧いてきたエロゲヒロインを1人の女性と見なして、ごく真っ当な会話に終始しています(ちなみに、現れた彼女のその時の格好はバスタオル一枚)。このような状況での紳士的対応には逆に理不尽さを感じますよ。非現実な状態がいきなり訪れたというのに、動じた素振りをあまり見せないというのも違和感アリアリ。

そしてその、初めに現れたエロゲヒロイン「芝原和歌那」も、いたってフツーな女性。「エロゲ世界に住む女」という希有なステータスは全く発揮されておりません

このような展開であるのなら、わざわざ「エロゲ世界のヒロイン」にした必然性そのものがぼやけてきますね。別に「ゲーム世界のヒロイン」でよかったのではないかと。

唯一、そんな「エロゲ世界のヒロイン」を感じさせてくれたのは、ブルジョアお嬢様の「明神恵美梨」ぐらいなものでした。この明神恵美梨様のストーリーは、彼女がこちら(現実世界)へ呼び出されるという話ではなく、主人公が明神恵美梨の登場するエロゲ、「学園ますかれーど」の世界に入り込んでいくという話。あまり深刻な話にはなりませんし、肩の力を抜いたような御都合的エロゲストーリーですので、楽しい。やっぱりこういった展開が「Realize Me」の世界観にそぐうモノであると考えますね。むしろこんな形式で、主人公の所有するいろんなエロゲの世界へ代わる代わるダイブしていくというような、ショートストーリー仕立ての方が良かったのではと今更ながらに思ってしまいます。


続いて、エッチシーンに関しての話題ですが……これまた微妙でした。INOさんの描く女の娘は、激しく文句なくカワイイ。特におっぱい描写が極上。なのに、エロはイマイチ。原因は、とにかく主役級の二人、芝原和歌那と門倉紗夜のエロが軽すぎるということ。結ばれている最中に互いに握り締めあう手なんかを拡大して見せるなど、エロさより美しさの方を演出していましたからね~。HAPPYEND直前の濡れ場なんで、あんまり変態じみたシーンは入れにくかったのでしょうか?

正規のエンディングを見た後にオマケとして用意されていた陵辱シーンの方はさすがにエロエロでしたが、「明るくて可愛いエッチ」のキャッチコピーを信じていた身としては辛いものが…。

先で述べた明神恵美梨がただ一人「明るくて濃いエッチ」を頑張ってくれていただけに、メインヒロインらの不甲斐ないエロはとってもガッカリ。結局「脇役のエロ度が高く、主要キャラほどエロがぞんざい」という、最も忌むべき状況に嵌ってました。作品中一番良質のエロシーンは、パッケージを飾っている女が務めなくてはならないが持論の私にとって、このRealize Meは許されないパターンなのです。

このエロゲ、そんなに悪い出来ではなかったんですけれど、「何か」が物足りなかった…。「何か」が欠けているような気がしてならない……と思っていたら、ずばり「コレ」がなかったからなんですね!

そう、Realize Meにはフェラのシーンが絶対的に少ない。「2」ですよ「2」。フェラチオをしているCGは僅か2枚だけっ。しかも、このゲーム唯一の「陵辱シーン」においての2枚…。つまり、和姦に限ればフェラチオはゼロです。零パーセントです。皆無です。絶無です。誰もしてくれません~。

いやはや、今時フェラなしは辛いでしょ…。これはマズイよぉ。

芝原和歌那のつもりだったのですが、エロの不出来で落選。結果、繰り上がり当選を果たしたのが、一番エロシーンを充実させていた明神恵美梨嬢です。

彼女はバリバリの脇役ですけどエロシチュエーションの豊富さは随一。まさにエロ担当といったところでしょうか。風呂場で背後からアソコをシゴかれるシーンでは、同時に言葉責め(?)もしてくれますので淫語はたくさん。「チ○ポ汁」とか「タマ袋」とかね(下品だ…)。
2002年5月25日