ぽこぽこ妹2
メーカー〔ソフトさ~くるクレージュ〕 発売日2007年7月13日


血縁の妹と再びインセストォォ!
さてさて、実姉妹に続いてまたもや近親相姦なエロゲです。別に私は、近親相姦はおろか、妹好きって訳でも全然ないのですがね。2度続くと説得力もないですか?

しかし、このぽこぽこ妹に関してものを言えば、実姉妹みたく近親相姦に真正面から取組んでいる作品ではありませんで、ただ単に作中に「義妹」という弁明がないだけ。本当に血縁の妹とまぐわっているのかどうかというのは、実のところ不明瞭です。それでもこうやって、あやふやに出来てしまうというのも、同人ソフトならではの利点であるのですが。

私はぽこぽこ妹は、前作の1もプレイしております。毎度毎度「凌辱輪姦汁かけ作品」ばかりを繰り返していたクレージュさんが、何の気紛れか非常に和姦色の強い作品である「ぽこぽこ妹」をリリースして下さったので、私は一も二もなくこれに飛びついてしまいました。

「ぽこぽこ妹」という長けたネーミングセンス。多分義妹じゃない妹とのエッチ。凌辱作品の頃と変わらぬ汁度。購入前の思惑を良い方向へ外してくれた様々なアドバンテージが、1500円のCDに詰め込まれていた同作品は、まさに同人ソフトの中において珠玉の作品でありました。とりわけ、原画に関しては二の句が告げぬほど素晴らしい。このポチ加藤さんが描かれるCGだけでも、私はぽこぽこ妹に1500円の価値があったと強く思っています。


そして、そのぽこぽこ妹は世間的にも好評を博していたのか、続編である2が先日発売されました。今回の2も基本的には前作を踏襲したカタチ。ただ前作は相思相愛である兄妹が、ただ毎夜愛し合っていくだけというものでしたが、今回の2は少しばかり様相が違ってきています。相思相愛であることは今回においても違いはなかったのですけれど、スタンスが「恋人」から「奴隷」に変わってしまっているんですよね。

一口に奴隷といいましても、一応互いに愛し合っている関係であるのですから、それほど陰惨なエッチシーンにはなり得なかった。それでも、エッチへの導入は主人公の「命令」によるものが大きく、「本当はあんまり乗り気じゃないけど、お兄ちゃんが強引に誘う(命令する)から…」という、肯定的ではない展開が全般を占めてしまう結果となってしまいました。

1作目のような恋人関係に近似したエッチの方を好む私としては、この点はとても痛い。「(妹に)クラスメートの性欲処理をさせる」なんていうイヤ~な調教の選択肢もあったりしましたし…。前作のまったりとした兄妹関係はシンプルながら雰囲気としては良かっただけに、惜しいなぁという気持ちも少なからずある訳です。それを期待して2を購入したいうのもありますからね。

と、先に不満点を吐いてしまいましたが、全体的なパフォーマンス、あらゆる点が前作を凌駕していた事は確かで、何より今回の2は、前作にはなかったボイスの搭載(現在は、前作のぽこぽこ妹1にもボイスを追加できるアップデートディスクが発売されています)という大いなる優位がありますから。これで一気に「同人臭いエロゲ」から「同人とは思えないエロゲ」にステップアップを果たしたというものです。

しかも、驚くべき事にこの2にはただボイスが加わったというだけに留まってはいなかったのです。なんと音声は、ヒロイン(妹)の台詞部分のみならず、ト書きの部分やモノローグの部分にもついている。作中のテキストは、ヒロインである妹「怜」による一人称で総て語られるものとなっているのですが、これにみな音声ついて喋ってくれるという訳なんですよ。一人称の語り口は前作も同じ手法でありましたが、ボイスがつくとなると趣は全く変わってきます。これは嬉しい!

その他にも、前作ではまるで足り得なかったエッチのシーン数&CG数も2倍近くまでに増えた事、ゲーム的な要素が僅かながらに高まっている事など、様々なポイントに強化が施されている。ただCGが新しくなっただけの2ではありませんでした。

そして、ここが最も驚愕すべきポイントなのかもしれませんが、これだけ要所要所に進化を見せているぽこぽこ妹2であっても、お値段は変わらず据え置き価格の1500円であるのです!(深夜のテレビショッピングみたい)

ゲームの評価たる点数は65という当たり障りのないものに落ち着きましたが、コストパフォーマンスの上では十二分に満足のいくものであったと言えます。全国1000万人と推定される妹フェチの諸兄ならずとも、この同人エロゲだけは買っておいて損のないものであるでしょう。

う~ん、テキストにはもう一工夫が欲しかった所ですね。1作目の時のあまりに粗略過ぎたテキストからは一歩前進を見せていますが、まだまだ物足りない。エッチのプレイそのものは結構無茶な事もやっているのですが、それを表現するエロテキストがどうも大人しい感じ。

特に今回の2では、妹のモノローグにも音声がついていただけに、テキストの出来如何では大きく化けた可能性も秘めていましたから…。チョット勿体無かったです。

「ぬるぬる汁地獄」なんて恐ろしい汁作品をリリースされているサークルさんだけに、このぽこぽこ妹2においてもちゃんと汁的な要素は用意されていました。フィニッシュでは満遍なく汁シーンが待っていたぐらい。しかも単にシーンの数が揃っているだけでなく、精液描写においても優れたものでありましたので、汁的満足度の数値は高いです。

主人公の台詞以外の全テキストを読み上げるフルボイス。これにより、今現在行われている性的行為の状況描写が、つぶさに説明される事となり、女性による官能小説朗読状態に似たソレはとてもエロい。

ですが、これだけ先進的なアイディアを設けていながらも、無念な事に淫語についてはまったく意識が届いてはいませんでした。実姉妹と相反するように淫語においては完全にフィルター。ピー音の掛かるようなエロ単語は一切出てこず、男性器の呼称も「アレ」という抽象的な指示代名詞でまかなってしまっている。

まぁ、実姉妹みたいに「チンポチンポ!」を期待していた訳ではございませんけど、せっかくこの音声モノローグという強力な武器を有していらっしゃるのですから、少しぐらいは目を向けてくれても良かったのにな……と思わざるを得ないです。

妹の怜ちゃん。ま~彼女しかキャラクターは存在しませんし。

彼女は、短身、痩躯、ツインテール、蚊に刺されたようなおっぱいと、パッと見は平成生まれと推察されるようなロリロリ少女なのですが、その容姿とは裏腹に言動なんかは案外しっかりしている。実年齢(見た目の)に比べて精神年齢の方が若干高めで、雰囲気的には高校生ぐらいの女の娘でしょうか。チョット擦れてしまっている感じに受け取れなくもないので、皆様が思い描く「理想の妹像」からは少しかけ離れたキャラクターであるのかもしれません。

ぽこぽこ妹1の方では、まさにこの「理想の妹像」をなぞったような妹でありましたので、今回は製作側が敢えて趣向を変えてみたのかもしれませんね。したがって、彼女の性格に好き好きは生まれてくるでしょう。声もそれほどロリ~なものでありませんでしたので、余計にギャップというものは感じさせられるはずです。

原画は一流。音声はフルボイス。妹と近親相姦。モザイク薄消し。これだけ揃って1500円で済むというのは、本当にお買い得。粗を捜せばいくらでも出てきますけれども、これは他の8800円のエロゲであったとしても同じことが言えるわけですからね。四の五の言わず、お店で見かけたらすぐに購入しておきましょう。
2002年7月17日