ぱいタッチ!
メーカー〔May-Be Soft〕 発売日2009年1月30日


箒星さんはノータッチ
May-BeSoft勃興の立役者であった箒星さんが、まさかの欠場。相方のあかざさんはご健在であるとはいえ、大黒柱を欠いてしまっているこの状況はかなり厳しい。それも代役のシナリオライターとなるのが、八神陣&黒鉄茶釜という名も知れぬルーキーコンビ(?)ですから、もう始まる前から諦め半分って胸中ですね。今回は捨てゲームかな。

けど、やってみると思ったほど悪くなかったです。これまでのMay-Beテイストがちゃんと受け継がれていて、高いテンションと明るいノリでテンポ良く繰り広げられるコミカルなストーリーは、箒星さん不在を感じさせない仕上がり。パロディネタだけは冴えがなくてイマイチ笑えるものじゃなかったですけど、まぁ不快には感じないレベル。キャラクターがみんな気の良い連中なので、割と好意的に受け止めることが出来ました。無名のシナリオライターが、これだけの仕事をしてくれれば文句なし。活躍はしないけど試合を壊さないジョー・フラッコのような堅実性でしたよ(ごめんね、わかりにくい例えで)。

作品の特徴であるおっぱいに対するこだわりもなかなか。四六時中、おっぱいの大きさがどうのこうのとくだらない話(褒め言葉)に明け暮れるシナリオは、フェティシズム性こそ高くはないものの、おっぱいに対する愛情に満ち溢れている。特に主人公は清々しいぐらいおっぱい好きなんで、気持ちよく見ていられました。

その彼には、相手の胸部に直接触れることで自在に大きさを変えることができる不思議な力が宿っています(理由は忘れた)。エッチシーンでは、貧乳・美乳・巨乳と3種類の形状から1つを選択することで、お好みのおっぱいを堪能することが可能。私は最初、CG差分でおっぱいの大きさが変わる程度だと思い込んでいましたが、実はこれ、それぞれまったく別物のエッチシーンになっているんですね。例えば、まいあの場合、貧乳だとナースで正常位、美乳だとウェイトレスで座位、巨乳だとバニーで後背位といった感じ。わざわざ1回のエッチシーンで、3種類ものシーンを用意しているのには感心させられましたよ。回想枠合計はなんと60超え。学園☆新選組!でエッチシーンが少なかった反動なのか、ぱいタッチ!はひたすらエッチシーンの拡充に努められていたのです。

しかし! 相変わらずのCG流用が気分を萎えさせてくれる…。エッチシーンの流れは、概ねフェラ(パイズリ)→挿入となっているんですが、どちらの行為も同じCGでまかなわれているのが大いなる不満。元々挿入用で描いたCGを上半身だけ拡大して、おちんちんを描き足しては強引にフェラ(パイズリ)シーンに偽装しているのです。おかげで画像は荒いわ、明らかに不自然な体勢だわ、前戯の時点で、このあとどんな体位でエッチするのか丸わかりだわ、数々の弊害が生まれてしまいまして…。ホントいい加減やめましょうよ、これ~。

言うなら、シャンプーで頭髪と身体を一緒に洗っているようなものなんですよ。こんなところで横着されたり節約されたりすると、ひじょ~~にイメージが悪い。身体はちゃんと専用のボディソープで洗ってくださいって! 似ているからと言って、兼用していいものじゃありません! 子供の頃、「フェラと挿入はちゃんとCGを分けなさい!」ってお母さんに言われたでしょ?

このCG使い回しさえなければ、質と量が伴った最高のエロゲだったんですけど…。ヒロインは可愛いし、シチュエーションは豊富ですし、パイズリもたくさんある。あかざさん原画で久々にエロエロな作品に巡り逢えたのは素直に嬉しかったです。それだけに、余計なところでケチが付いてしまったなと。事前人気投票1位だった泉澄音霧(♂)とのエッチシーンが、最初に出てきた抱きつきCGの使い回しだったのにはさすがに閉口でしたよ…。1つしかない貴重なエッチシーンがまさか使い回しだなんて、無体すぎる。まぁ、CG使い回しはMay-Beさんの悪しき伝統なので、今更愚痴っても詮無いことですがね。

ともあれ、エース不在の苦しい状況下で、まずまずの好結果。今回、箒星さんを休ませたのはスタミナ温存策ですよね? 一応、演出・台本編集等で名前は出ていましたけど、この休養で次回作に向けての英気はバッチリ養われたはず。万全のコンディションでの渾身の新作、期待しています!

ぱいタッチモードなるもので、マウスを用いながらヒロインのおっぱいを弄り倒せます。揉んだり伸ばしたり揺らしたり、あたかも本物の乳房を揉みしだいているようなリアルな感覚で興奮も倍増……というのは勿論冗談ですが。マウスで愛撫をエミュレートするなんて土台無理な話。オプションでオン・オフの変更は出来ますので、気に入らなければオフにすればいいだけ。

みんないい子ばかりだったけど、これといった人を選ぶのが難しい。羽生那深は口癖の「はにゅ~」がなければ。自分の名前が口癖ってどう考えてもおかしいでしょ! 憂ちゃんの「うい~」やら手鞠の「てまー」やら…。
2009年2月7日