発売日 2005年8月26日
メーカー 裸足少女 

私の総てを縛って離さない
痛めつけられたり罵られたりする快感ってのが、恐らく現世で生きている内に理解出来ないであろう私には、「オシオキ」という言葉にも微かな抵抗感。しかし、オシオキSweetieの方向性は決してSM的なものでなかったのね。

系統としては、男性受身系のエッチで多数を占めているのですが、罵倒を含めた苛虐的行為が皆無に近かったのは個人的にありがたい。ゲーム開始当初にヒロインを選択したら既に恋人関係が築かれており、あくまで「好き」という気持ちの照れ隠しによる「オシオキ」が始まるわけ。そうこれって愛情の裏返し。可愛いからこそイジメたい。いちごGO!GO!なのです。

よって「オシオキエッチ」とやらの内容も、ぶって抓って引っ叩いたりするようなものではなく、撫でてこすって抱きしめる感じ。「こんなに大きくして」→「エッチなおちんちんにはオシオキだね」という国定教科書通りな展開から、一方的にリードされては何度も何度も繰り返しイカされてしまう。といっても、彼女らに豊富な性経験が備わっているわけではありませんで、真明寺凛は小悪魔的な性格と素直になれない心情から、風冬しずねは凛への対抗心と自分がお姉さんであるという強い意識からの行動。拙いながら一生懸命リードしようと頑張っている彼女らの姿はとても愛おしくて、私もすごく幸せな気分になりましたね。「小悪魔的」「素直になれない」「対抗意識」「お姉さんぶる」というのも、私の急所を直撃していましたし。

一方「なりきりエッチ」では、文字通りお互いが役になりきってシチュエーションエッチを楽しもうという趣旨。エロゲでは珍しくもない手法だと言えますが、裸足少女さんの場合、その演技の本格性が別次元なレベルでして。役柄に合わせて性格までガラリと変えてきますからねぇ~。罪のない瞳があどけないショタ系主人公の和人君も、

「おま○こを犬に舐めさせるのが好きなのか? それとも、輪姦されるのが好きなのか?」
「へへ、気持ちよさそうな顔しやがって・・・・そんなに乳首が気持ちいいか? そら、もうピンピンになってるじゃねぇか」
「お前がはしたなくイっちまうまで、好きなだけな・・・・。くくくっ!」


と突如人格が豹変。で、エッチが終わった直後のセリフは「お、お姉ちゃん、ごめんね……」

騙されるか!! あれだけ本性見せられた後に、今更可愛い子ぶったって無駄無駄無駄ですよっ! 和人君が演じているのは確実に「ショタ」の方で、本性はなりきりエッチでの姿。ずっと受けに徹しているショタよりマシとはいえ、ここまで極端なのも引きますわねー(笑えるけど)。そもそも、なんで裸足少女さんがここまでショタにこだわってるのかが不思議。こんなキャラならショタである必然性は感じないんですけど…。

凛やしずねも和人君に負けず劣らず演技派で、例えば“主人公→プールのコーチ”“凛→人妻”なんて不条理な配役ですら完璧にこなしております。

「んふぅ、お、夫はずいぶん前から単身赴任に行ってしまって・・・・。コーチのレッスンを受けている間も、ずっとおま○こが疼いてて・・・・」


とても高校生同士が行っているエッチとは思えません…。兄と妹の禁断のエッチという設定でエッチしている最中、いきなり「そういえばお前、クラスメートの男子にラブレターをもらったんだって?」とか勝手な裏設定を振られても、戸惑うことなく話に乗ってくる余裕。アドリブで架空の話をどんどん膨らませて行く彼らの役者魂にはただただ驚かされるばかり…。

なんか皮肉(批判)っぽく受け取られたかもしれませんが、いやいや、私も充分わかった上で楽しんでいますので誤解なきよう。オシオキSweetie(というか裸足少女作品全般)は常識という観点から最も縁遠い存在なので、1つ1つツッコミを入れていくとホントにキリがありません。「ありえないよ!」と出てきそうな言葉をグッと噛み殺して、素直にエロだけを楽しむのが正しい使用法です。


常識や辻褄を一切放棄し、ひたすらエロを煮詰めることに専心しているだけあって、その威力はやっぱり尋常じゃない。何から取り上げれば良いのか迷うぐらいですが、まず最初に連続エッチが充実していたことをアピールしておきましょうか。1回やってハイ終わりではなく、2回戦3回戦とシームレスに続行されていくのが素晴らしかった!

裸エプロンの凛と濃厚なキスを交わした後、お尻の穴を舐められながら胸に挟まれ発射、今度は浴室内で座位の体勢からアナルセックスで果て、最後はお掃除フェラで3度目の絶頂。更にそこから飲尿まで行う始末…。

こんな風に1度のエッチシーンが長尺で充実しまくっています。体操着のまま膣出し5連発、ウェイトレス制服でフェラ6連発、お姫様ドレスでパイズリ6連発なんてのもありましたたし、どのエッチシーンでも大概3回ぐらいは普通に続けてやっていました。各々のエッチシーンに、惜しみないフィニッシュシーンが盛り込まれていたのは大満足!

グラフィック面でもその都度精液差分を用意しており、手抜かりはまったく見られません。INOさんの描く勢いある精液が画面狭しと飛散していましたよ~。無類の汁好きである私には堪らないことです。


今作品の最大の貢献は、やっぱりINOさんの絵でしょうね。素晴らしいの一語に尽きる艶やかなグラフィックで、裸足少女の世界は飛躍的に魅力が増しています。初めてやったエロゲがぺろぺろCandyで、その時にINOさんの絵がインプリンティングされてしまったせいか、私にとってINOさんは特別な存在なんですよ。ソファーに座って上目遣いに微笑んでいる絵からしてエロい。おっぱいの描写なんて神懸っている。美しい肌の質感と、その見事に描写された形状は、単に乳と呼ぶより乳房と呼称するに相応しいです。しずねお姉ちゃんの胸のサイズはいくらなんでも大きすぎる気がしないでもないけど、INOさんが描いたものなら全然許せる……っていうか、これがいいと思える! 嗚呼、INOさん万歳!!

テキストでも巨乳を飾りに終わらせず、ちゃんと有効利用していたのは好感でしたよ。乳が好きという理由だけで購入しても損はしないはず。常にコスプレした状態でエッチが行われることで、着衣エッチが好きな人もカバー。凛としずねによる3Pは当然のことながら用意されており、裸足少女さんの代名詞的存在である淫語は相変わらず冴えを見せていた。もう私がエロに求めているほぼ総てが凝縮されていたって感じ。全面降伏です。そろそろ断言しちゃってもいいかな? オシオキSweetieは最高傑作だったと!


といっても、別にこれがパーフェクトな作品だとは全然思っていません。不満が一切なかったわけでもない。第一、オシオキを好まない私が、この作品を最高傑作と呼ぶのも変な話。

しかし、総てが納得出来るような完璧なエロなんて存在しませんし、短所ばかり論(あげつら)うのは建設的ではありませんから、ここは長所を重視したい! そういった意味で、オシオキSweetieは最高の評価に見合うだけのパフォーマンスは、確実に持っていましたよ! 理想はもっともっと高いけど、これはひとつの到達点。紛れもなく、“現時点”で“私にとって”は最高傑作です!

度々繰り返すようで悪いですけど、この作品は非常に偏った内容で、他のエロゲと比べても特殊、例外、超法規的。間違っても他の規範となるようなエロゲではございませんので、他のメーカーさんはこんなのを見習わぬよう。この世界に裸足少女は1つだけでいい

おねだりSweetieで見られた奇形的淫語は鳴りを潜め、オシオキでは幾分常識を弁えた淫語の使い方になっているのが特徴。捉え方によってはパワーダウンと言えなくもないのですが、前回のラブぽたのレビューでも語った通り、あの路線を突き進めてもいずれ壁にぶち当たるのは避けられないので、その前の方向転換をしたのは正しい選択。淫語は個々のインパクトより、やはりその使い方、シチュエーションを重視する方が威力は高いはず。

しかし、ラブぽたでは無修正だった淫語が、今回ピー音で修正されているのは明らかなパワーダウン。これにはガッカリでした。まぁ、意地悪でピー音を入れているわけではなく、「大人の事情」で仕方がなかったみたいなんですが、そんな事情、子供の私には知ったこっちゃない。無修正だった淫語にピー音が入るようになったら、素直に批判をするだけです。

「あたしの美少女小悪魔フェイスをあんたの精液でドロドロにしちゃいなさいっ!」いろいろ愉快な……じゃなくてエッチなセリフがあったけど、一番印象に残ったのはこれ。自ら美少女小悪魔フェイスと豪語する真明寺凛に私は惚れました。金髪巻き髪も萌える。

和人君の「ショタ」が演じられたものであったように、彼女も虐めているときの方が無理をしている感じで、逆に責められている時の姿がしっくり来ていましたね。

なでしこやまと開設3年と半年で、ようやく青レビューに100点を出すことが出来ました。正直なところ、このオシオキSweetieが100点というのは自分でもまだ少し違和感あって、直前まで95点ぐらいにしておこうかな~とも考えていたんですが、あまり勿体ぶり続けても仕方ないので、もう100点でいいや、と。意固地に貞操を守り続けていたら、捨てるきっかけを失ってしまいそうなので…。

ともあれ、これでレビューの目鼻が付いたようで一安心。本文でも述べた通り、別に100点だから絶対的な作品というわけではないですし、これからは気楽に100点と言える作品が出てくれば嬉しいね。裸足少女さんの今後にも更なる期待をしておりますよ。褒められて伸びるタイプである私はオシオキよりもゴホウビの方が好きなので、ゴホウビSweetieってのはどうですか!?
2002年9月4日