奥さまは○学生
メーカー〔私立さくらんぼ小学校〕 発売日2006年8月13日


五十歩と百歩は大違いであるように、小学生と中学生は…
お噂はかねがね聞き及んでおりました、私立さくらんぼ小学校。その蠱惑(こわく)の世界に思いを募らせ、一度私も“それ”を自らの目で確かめたいという気持ちは高まっていたのですが、なにぶんロリータに対するコンプレックスなど皆無であると強弁している身。手を出してしまえば、私の中のマジノ線が破られてしまうこと必至ですから、どうしても二の足を踏まざるを得なくて…。

そんな折、新作「奥さまは○学生」に朗報! これまで幼女2人と言い逃れの出来ない鉄壁のキャスティングで固められていたのに対し、今回は「幼女+少女」と僅かに付けいる隙が! そう、つまり小学4年生の小宮山雪江ちゃんではなく、中学生2年生の峰花子ちゃんの方が目当てだと言い張れば、私はロリコンという謂われのない非難を浴びずに済むということです! やった!

この千載一遇のチャンスを逃す手はないと、すぐさま私は「奥さまは○学生」を注文しました。「中学生でも充分ロリコンだろ!」との一家言もございましょうが、その議論はいずれまた日を改めて致しましょう。


そんなこんなで、遂に私も私立さくらんぼ小学校さんの作品を初体験。いや~、それにしても、これは噂通りっていうか、ホント、いろんな意味ですごいエロゲですよね~。掛け値なしに小学生。ゲームが始まる前、「登場人物は18歳以上です」という大人の汚い部分が凝縮されたいつもの文言があるんですけど、作中では舌の根も乾かぬうちにそんな宣言をあっさり反故。躊躇いも伏字もなく、思いっきり小学生・中学生と表記していましたから!

ていうか、露骨にそれをアピールしているよね? もう事あるごとに「小学4年生」だの「10歳」だの直接的なフレーズがぽんぽん出てくる。お付きの花子ちゃんに至っては、

「雪江様は10歳なのよ? じゅっさい! しょ・う・が・く・せ・い!!」
「小学生にやらしいことするってのは、私が認める認めないとかじゃないの! 世の中的に認められないことなの! 犯罪なの!!」
「小学生に手を出したら、は~ん~ざ~い~!!」


と、主人公のロリコン衝動を諫めているのか、煽っているのかわからない。いや、絶対これは煽っている。こんなに小学生・小学生・小学生としつこく暗示をかけられれば、誰だって意識しないわけにはいきませんって。しかし、近親相姦にせよ、ただ「実の兄妹」という設定だけでは意味がなく、如何にそれをプレイヤーの意識に植え付けられるかが肝要。そういう意味では、否が応でも“10歳の小学4年生”と意識してしまうこのテキストは、実に理に適っているとも言えそうですね(私は今、珍しく客観的な意見を述べています)。


「小学4年生とセックス」という良識派は卒倒しそうなとんでもない内容の作品でも、ストーリーそのものは至って健全。ある日、母親から自分には許嫁がいることを打ち明けられ、その相手がなんと10歳の小学生。とはいえ、主人公の大作はまだ16歳ですので、6歳年下の許嫁は現実にもあり得る範囲でしょう。雪江にとっても望まぬ相手ではなく、むしろ主人公よりも婚姻には乗り気で「旦那様」と慕って甲斐甲斐しく尽くしてくれるぐらいですから、そこに心を痛めるような悲惨なムードは微塵たりともありません。これは私にとって救いでした。

雪江ちゃんはとにかく健気な女の娘です。慣れないお料理でも頑張って、主人公のためにお弁当を作ってあげようと努力している辺り、ものすごく心を打たれますね~。主人公のために裸のままランドセルを背負うのも別の意味で心を打たれましたが。

ただ、私の目当てはあくまで花子ちゃんオンリーなので、誤解のなきよう。若干14歳ながら見事なバストを誇り、中学2年生とは思えないほどグラマラスな身体の彼女は、雪江と大作の結婚に猛反対で、大作が雪江に手を出さないよう常に警戒心丸出し。チョットでも雪江といやらしいことをしようものなら、すぐさま実力行使(暴力)で阻止してくるような刺々しい性格のヒロインです。

そんな彼女も、日を追うにつれ、徐々に大作に惹かれていくように。済し崩し的に身体を重ねた後は特に心境の変化が顕著で、買い物帰りに「お疲れ様。……んっ★」とキスでお出迎えしてくれるなど、完全に恋人ライクな関係に様変わり。「パンツ見せて」と無茶な要求を突きつけても「……もう……やらしいわね」と恥じらいつつ自らスカートをまくり上げ、突然背後から両胸を鷲掴みにしても、嫌がる素振りをまったく見せなくなっちゃいます。今までなら即パンチが飛んできたものが、「しょうがないなぁ」的なノリで許されるようになるこの甘い関係は最高すぎる。ベッドの上では、「好き」「超愛してる★」愛情表現を包み隠すことなくぶつけてきて、蕩けるような極上のラブラブ和姦を披露してくれます!


エッチシーン総数は16と、値段を考えれば頑張っていて、どれもが手の込んだ濃厚なものでした。フェラに関しては、私が今まで体験してきた数々のエロゲの中でも、一番エロかったと言えるかも…。セリフの淫猥さ、唾液音の凄まじさ、それらに加えて、特筆すべきはグラフィック差分の多さ。細やかに表情を変えながら、見つめる・口付ける・舐める・しゃぶる、それぞれのアクションを逐次フォローしているのが、フェラに対する並々ならぬこだわりを物語っています。咥え方1つを取ってみても、ものすごくエロいもんね。フィニッシュにおける汁の掛かり方も完璧でしたし、完成されたフェラシーンと言っても差し支えないほど。

先生だーいすきといい、フェラが優秀な作品がロリに偏っている理由は何なんですかね~?? 幼女愛好者はフェラ愛好者も兼ねていると言うことでしょうか? う~ん。


とりあえず、いろんな面でレベルの秀でた傑作であったことは確かです。相手が小学生・中学生なので、グリーンマイルを全速力で駆け抜けるエロゲであることは否定できませんが、決して「未成年」だけが売りの作品でもないことは分かって欲しい。大局的な見地で判断すれば、単純にロリゲーとは呼べないかも知れませんね。うん、きっとそうだ! これはロリゲーなんかじゃない! そうに決まってるっ!!

それにしても、このようなエロゲが白昼堂々、合法的に売買されているなんてね~。そんな我が国日本が恐ろしくもあり、誇らしくもあります。

モザイクが極端に薄かったのは嬉しい。最小限の部分のみにしか掛かっておらず、女性器に至っては、割れ目の段階では一切モザイクが掛かってない。ロックンロールだなぁ(深い意味なし)。いくら同人ソフトとはいえ、ここまでやっちゃって大丈夫なのかとものすごく不安になってきますよ。

料理とおっぱいの女神、峰花子。彼女1人が中心の作品であったなら、きっと私は最高の評価でこのエロゲを讃えていたと思う。勿論、雪江ちゃんも可愛くて好きなんですけど、やっぱり性的対象となるべきキャラじゃないのでね。……ほ、本当ですよ!? 嘘なんかじゃありません! 私の目を見てください!
2006年9月30日