発売日 2004年12月10日
メーカー RUNE 
異物混入クレーム
アリスが可愛くなくなった。これが総てを物語っています。

「可愛くなくなった」とまで言ってしまうと、多少語弊があるかもしれませんが、「以前のアリスとは別人になった」ことは紛れもない事実。今宵も召しませが発売されてから1年と3ヶ月の間、赤丸さんに一体どのような心境の変化があったのか、絵の方向性は明らかに以前と違っており、アリスの姿は(無惨に)変わり果ててしまっている。具体的にいうと、頭身が高くなり、ロリっぽさが失われてしまった。

おねーさん的なアリスも別に悪くはない……これはこれで良いとは思いますけど、既にアリスのイメージが出来上がっている中で、何の前触れなく、このような別人のアリスを持ち出されれば、誰だって抵抗感はあるでしょう。特にこの新規CGは、旧来のストーリーの中に割って入っているカタチなので異物感が一層強いんですよね。エッチの途中に、突然「アリスのそっくりさん」に入れ替わっている感じで、お前はどこから勝手に入って来たんだ、と。

こんなことなら、後日談のストーリーとして、追加分CGは独立させてしまった方が良かったのになぁ。成長した数年後のアリスという設定であれば、まだ受け入れられないこともなかった。旧アリスと新アリスをごちゃ混ぜにしているから、違和感アリアリなんですよ…。


不満は何も絵だけではありません。追加要素の乏しさ。これもシャレにならないほどひどい。新規CGが僅か6枚という有様では、てんで話になりませんわね。エッチシーンの数で換算すると「5」。たった「5」ですよ。……まったく、信じられません。これがあのRUNEさんのやることかと。

しかも、この貴重な5つですら、内容的にはイマイチだったので、わざわざ付け足すほどの価値があったのか疑問です。

 1,ベル先生(ぴヨナ=ピコナ)のコスプレでマジックハンド手コキ
 2,縞々パンツを履かせて素股
 3,ボディペイントによる野外エッチ
 4,ムーア(熊のぬいぐるみ)の足コキ
 5,腕を上げさせて腋コキ

ユーザーの声を反映したという割には、どれも微妙なシチュエーション。応募した人には悪いですけど、「ムーアの足コキ」なんて、普通いらないでしょ? RUNEさんも、もう少しまともな選出してくださいって…。


表向きはDVD化による再販売なので、追加要素がメインではないかもしれませんが、じゃあ、元々CD1枚だった今宵も召しませを、何故わざわざDVDに変えて売り出すのか? その意味を伺いたい。CD3~4枚組の大作なら、新たにDVD版で発売するのも頷けますが、今宵も召しませはその必要性はありませんし。

RUNEというメーカーが大好きで、今宵も召しませアリステイルという作品を心から愛している私でも、こればかりは「買うんじゃなかった」と強く後悔させられました。しすパラDVDに続き、またもや大玉砕。「DVD版には追加要素があるよ!」という甘い文言に、私は何度引っかかり、何度痛い目に遭えば気が済むのか…。自分が情けないです。

「今宵も召しませ」という作品自体は、類稀なフェティッシュさと、愉快なバカップルムードを併せ持つ素晴らしい傑作である認識を改めていないので、まだ未プレイの方には是非、これをきっかけにプレイしてもらいたいです。しかし、このDVD版をやらずとも、中古でCD版を買っておけば、それで充分。なでしこやまとでは、余計な追加要素のないCD版の方を推奨致します。

久しぶりに再プレイした今宵も召しませ。追加要素にはムカつきましたけど、やっぱりこれは堪らなく良いエロゲですね。このバカップル全開のやりとりの楽しさは、そうそう他で味わえるものではありません。

こんなに良い作品なんだから、DVD版を出すにしてももっとユーザーを思って作って欲しかったな。「ファンなら、こんな適当なものでもどうせ買うだろう」とでも思ってるんでしょうか?(事実、買っているけど…)

顔が長くない方のアリステル=レスデル。つまり、旧アリスの方ね。赤丸さんが以前のアリスに似せられないのなら、この「おかわり」は出すべきじゃなかった。
2004年12月11日