夏色☆こみゅにけ~しょん♪  
メーカー〔Terios〕 発売日2003年11月7日

さぁ、鹿嶋の濃密な夏休みが始まる
横田さんが原画に携わる作品は発売日に即購入と、私の住む村の掟で決まっているので、今回もちゃんと発売日に買いに行きました。するとその直後、なんとこの夏色☆こみゅにけ~しょん♪は不適切画像混入の為、即日回収される羽目に! もし私がこれを発売日に買いに行かなかったら、手に入れることが出来なかったという、まさに間一髪セーフな出来事。村の掟に従っておいて、本当に大正解でした。

ということで、この夏色☆こみゅにけ~しょん♪は、今現在お店で手に入れることが非常に困難になっています。回収理由は局部モザイク掛け忘れとのことで、私もすかさずチェックしてみましたが、確かにヒロイン千夏が、ボンデージを着てアソコにバイブを突っ込んで野外露出しているCGにモザイクが掛かっていない。本来、モザイクでわからなくなるはずのクリトリスにつけられたピアスまで、バッチリ確認出来てしまっています。

でも、よりによって、こんなCGのモザイクが抜けてても全然嬉しくないよなぁ…。私にはまったく興味のないCGですし、逆にこんなどうでもいいCGのせいで夏色が回収されてしまうってことが、勿体無くて勿体無くて仕方ありませんよ。

そう、今回の夏色はとっても良作でしたんでね。以前、3LDKも同じくモザイク掛け忘れによる回収騒ぎがありましたが、あちらは作品自体取るに足らない駄作でしたので、プレイできない人がいたとしても別段可哀想とは思えなかった。が、今回の夏色は違う。こんな良い作品を買い逃してしまった人には、ちょっぴり同情したくなりますもん。

Teriosさんが初めてエロに本腰になってくれたこの夏色は、間違いなく一皮剥けた一級品に仕上がっていましたよ。優秀なシナリオライターが粒揃いのTeriosさんですので、いつも高いクォリティのストーリーを楽しませてはくれるのですが、一方で「横田絵でひたすらエロエロな作品をやりたい!」という穢れなきイノセントな願望が私の中にあったのも事実。夏色は、そんな密やかな願いを叶えてくれた作品であり、豊富に取り揃えられたエッチシーンが私の心を満たしてくれたんです。

田舎からわざわざ会いにやってきてくれた恋人千夏との関係は、遠距離恋愛の鬱積を晴らすように熱々のラブラブですから、エッチの雰囲気がとっても良くて、しかも、その夜の営みが毎夜毎夜行われる幸せ。

純朴で奥手な性格の千夏も、回数を重ねるごとに徐々に快感に目覚め、中盤を越える頃には驚くほどエッチに積極的になっていくし、主人公の方も、友人から得た知識を用いてアブノーマルなプレイに着手していきますから、エッチシーンがどんどん過激になり素晴らしい。

恋人と毎夜エロエロとは、言うまでもなく私の大好きなシチュエーションですが、そのお相手が横田さんの描く美しすぎる少女となれば、喜びも最高潮。私はこういうものをずっと待望していた。だからこそ、良くぞやってくれたという心境ですね。

ただ1つ不満がありまして、それはCG数が足りていなかったこと。決して少ないというほどではありませんでしたが、なまじエッチシーンが豊富であったため、使い回しのCGが多く目に付き、枚数不足を痛感しました。千夏の夜這いシーンでは、最低今の2倍は必要だったでしょう。テキストが違ってもCGが一緒だと、どうしても「同じことの繰り返し」の印象があるし、そこからマンネリ感が生まれて、千夏とのエッチシーンが作業的となり、段々面倒に思えてきてしまう。これは拙い。脇役のCGを削ってでも、千夏に回すべきでしたね。

でも、その脇役もいい味を出していたし、彼女らのCGが削られてしまってもやっぱり困るかな…。特に明日香とツカサの2人がいなければ、この作品の面白さはあり得なかったと断言出来ますもんね。家庭教師でありお目付け役でもある明日香の存在が、千夏とイチャ付きたいのになかなか出来ないという微妙な立場を演出していた。

「気に入らない」「目障り」という理由で、千夏との仲を邪魔してくる明日香がなんとも微笑ましいことよ。主人公と千夏が、明日香の存在をつい忘れてイチャイチャと2人だけの世界に入り込んでると、それを見せ付けられた明日香がブチギレてしまうシーンなんて、素晴らしく良かった。

Terios磐石のグラフィック&シナリオに、こういうムードの良さとエロさが加わっているのですから、もはや隙なんてありませんね。個人的には、別格扱いであるELYSIONに次ぐ傑作だと思っておりますよ。

なのに、これが発売日早々回収されちゃってるんだから切ないわね~。ホント、あんな些細な事でケチが付いちゃって、勿体無いったらありゃしない。どうせ回収されるなら「はぴベルラヴ×2ハネムーン」の方が回収されれば良かったのに。あっちの方が、私にとっては有害だったよ~。

ともかく、もしこのレビューをご覧になって購入意欲がそそられてしまわれた方は、数ヵ月後の再販まで気長にお待ち頂くか、恐らく値段がバカほど高騰しているであろう中古をお買い求めください。再販は少なくとも3ヵ月後だそうなので、その時にまたこのレビューを読み返してね。

 ~11月12日追記~
再販は03年11月14日に開始されることとなりました。まさかこんなに早いとは思いませんでしたよ。

藤木隻さん、佐野一馬さん、林ふみとさんと、Teriosには有能シナリオライター勢ぞろいなのに、今回のシナリオはわざわざ外様の無頼寿あさむさんという方を招聘しておられます。

しかし、この無頼寿あさむさんも素晴らしい技量をお持ちですね。エッチシーンを含め、シナリオはとっても良かったと思います。「うちの妹のばあい」を手がけた経験があるのも頷ける。

結構、顔にかかるシーンが多かったので堪能致しました。千夏にフェラをさせた後、フィニッシュを迎える際の選択肢で、「顔にかける」「口の中に出す」の2つに加えて、「舌の上に出す」という選択肢があったのには痺れた。しかも、それを選んだときに出てくるCGがまたブラボー。

これはもう月島千夏ですね。いつも捻りがなくてごめん。理想の恋人像としてあまりにポピュラー過ぎる感じですけど、やはり彼女は可愛らしくて堪らない。

私はこれで、不適切画像の曰く付き作品を、君が望む永遠、3LDKに続いて3つ目GETという運びになりました。これから先、食うもの着るものに困ったとき、もしくは将来娘の結婚資金を捻出するときにでも、この3つを一気に売り飛ばすとしましょう。ちなみに私に娘はいませんが。
03年11月10日・03年11月12日