発売日 2002年7月5日
メーカー 創美研究所 
この顔で主人公とは思えない
アニメ&特撮パロディエロゲの第3弾。ドラえもん、ウルトラマンに続くパクリネタは「エスパー魔美」でした。

今までの元ネタ作品の認知度はズバ抜けた高さでしたが、今回は前2作に比べればややマイナー。しかし、元々の作品である「エスパー魔美」にしても、実の娘にヌードモデルをやらせているという、今思うと非常に淫猥でギリギリなアニメでありましたので、ここからエロシチュエーションに変換させる事は、ドラえもんやウルトラマンより、遥かに容易いものであったことでしょう。事実、今回の作品が歴代の作品の中で、最もエロかったと思いますよ。

このゲームのヒロイン美々も、エスパー魔美と同じくパパのお仕事の為に一肌脱いでます。しかし、美々のパパは芸術家ではなくエロ漫画家。ゆえに、エロ漫画と接触する機会の多い美々は、必然的に(曲がった)エロ知識が備わってしまっている。実際の経験は露程もないものの、その手の情報には耳聡い、つまりは耳年増な少女であるのです。性に対する初々しさをまだ残しつつも、エロ行為には詳しいという、なんとも素晴らしいセッティング。まさにこれは考え得る最高の状態と言っていい


そんな彼女と、本編の主人公である只田唯隆(ただたただたか)との結びつきは、ひょんな事がきっかけで開花した彼女の超能力。美々は自己の更なる超能力開発の為に、主人公へ協力を求めてきます。美々が目覚めた超能力は、彼女自身の性的興奮との相互関係があるのではないかという仮説を基に、特訓と称したエロエロプレイを行うことになるんですね~。

悪く言えば、主人公が美々を騙しているカタチなんですが、彼女自身そんなエッチな特訓でも積極的にこなそうとする意気がありますし、むしろ、このようなエッチな行為には興味すら持っている節があるぐらいですから、こちらとしては罪悪感を感じにくい。ラブラブな雰囲気が色濃いものでしたよ。

超能力開発には3種類の特訓がありまして、まずは「テレポーテーション」のトレーニング。これは彼女の口なり胸なりを使ってそのまま射精し、その差し迫る瞬間、彼女に潜在するテレポート能力を発動させるというもの。なんともステキな特訓ではあるのですが、説明の通り、彼女に精液をかけようとすると、彼女が超能力で消え去ってしまう訳で、つまりは精液をかけらないということ…。トレーニングが上手くいったのは喜ばしいことなのに、なんでしょう、この釈然としない気持ちは。

次に「テレパシー」のトレーニング。こちらは、エロ漫画家として活躍されているパパさんが資料として保管している様々なコスチュームを拝借し、それを彼女に着せてイメージプレイをするというものです(テレパシーとイメージプレイの因果関係は不明でした)。美々も初めは恥ずかしがりまくっていますが、やれプレイが始まればちゃんと役になりきってエッチしてます。

残る超能力開発特訓の「予知」も、エロ漫画のシチュエーションに添いながら、美々にスクール水着や体操着を着せ、オナニーをさせるというものでありましたので、コスチュームを使って行うエッチシーンの割合は高かったですね。


このように、エスパー魔美の世界観に則った素晴らしいエッチシーンが繰り広げられるわけですけど、実は後半になるとガラリとカラーが変わります。シリーズ前2作の、「ぱちもそ」「コズミックマン」をプレイされた方は既知の事でしょうが、このパチ系シリーズ、いずれも元ネタを使用しているのは設定の部分までなんですね。最後の方には重~いシリアスな話に転換してしまうので。

私としては、やはりパロディはパロディのまま突き詰めてもらった方がいいと思うんですけどね…。「娘をエロ漫画のモデルにしているパパさん」といった強烈なキャラクターも、そのせいで全然活かしきれてはいませんでしたし。

収録されているCGの総数はたったの65枚。それもパターンを含めての65ですので、実質は50枚足らずしかありませんでした。これではさすがに苦しい。シナリオの尺は今のままでも構いませんが、CGの方はもう一踏ん張りしていただきたいものです。

システムの方も、近年の基準に照らし合わせれば、かなり不満の残る貧弱さ。自動テキストやログ機能等、最低限のシステムは一応具備されておりましたが、どうもレスポンスが鈍いなど、使い易さには程遠いものです。

最も問題であったのがスキップ機能でして、Ctrlボタンでしか(正確にはCtrl+Enter)スキップが出来ません。スピードとしてはかなり遅かったですし、既読未読判定もない。これはかなり辛いものがありましたよ。

そして、フルボイス仕様でないのが痛恨。エロシーンはさすがに問題がなかったものの、日常会話においては、感嘆詞や間投詞しか発声しなかったという中途半端さでした。創美さんは、ボイスを付いたのもここ最近といった歴史の浅さゆえか、あまり淫語にはこだわりがないみたいです。

高円寺美々。後ろ髪が跳ねている髪型も個人的に超好き。原画家は、コズミックマンに続いての古野将士さんですが、最初にこの絵を目にした時には、てっきり原画は別の人に代わってしまったのかと思いましたよ。コズミックマンの頃より等身が少し下がった感じで、可愛らしさが強まっています。これは意図的に雰囲気を変えようとしているんでしょうかね?
2002年7月6日