巫女さんだーいすき!  
メーカー〔SCORE〕 発売日2003年11月28日

海千山千フェラ巧者
だーいすきシリーズ第2弾。頭に付いた文字は先生から巫女さんへと変わりましたが、フェラがだーいすきな人がターゲットになっていることにはなんら変わりなく、熱のこもったフェラシーンの数々が諸兄をお出迎え。フェラ演技の良し悪しで人選しているとしか思えない面子の声優さんたちによる魅惑のフェラ唾液音は、此度もちゅぱちゅぱじゅるじゅると美しき調べを奏でていました。

前作で平成の怪物西園寺智世を演じたあの木葉楓さんが抜けてしまっているのには一抹の寂しさがありましたが、それでも全体的な質は向上しているのですから、本当に見事としかいいようがありませんね。

しかも今回の巫女さんだーいすきでは、この神業フェラを更に一層際立たせる為に、「巫女を処女のまま愛でる」という冴えた趣向まで凝らしていましたのよ!

処女のまま愛でるとは、つまり挿入をしないエッチということ。この通常のセックスを敢えて犠牲にしてしまう枷を設けることによって、フェラを前戯という不毛な枠組みから解き放ち、その個性を顕在化させているのです。おお~、なんと素晴らしいアイディア。前作も紛れもなくフェラ中心の作風でしたが、今回はそのカタチをより明確にしたってことですね。

3姉妹巫女(+その他)による口、胸、尻、手、足を駆使した「儀式」という名の濃厚な奉仕は、戸惑いと好奇心が入り混じった淫靡さ。経験のなさから時折稚拙さを見せつつも、そこは献身的な愛の精神で技術をカバー。気持ちよくなってもらおうとする健気な彼女たちの前向きな姿が激しく心を打ちます。

しかもこの時は当たり前のように袴姿ですよ。私は今まで、巫女さんの格好ってそんなに良さが理解出来なかったんですけど、この作品をプレイして初めて、なんとなく良さというものがわかりかけてきた気がする。着崩れた袴姿で懸命に奉仕するその姿は、やっぱり見ていて色っぽいですもん。

それにしても、こんな巫女さんたちの羨ましい奉仕を心行くまで堪能できている幸せな主人公は、何故にこんなにも横柄な性格なんでしょうかね~?

話が逸れて申し訳ないですが、この作品でどうしても私が気にかかってしまったポイント。人任せで自分ひとり勝手に気持ちよくさせてもらってる彼が、あれやこれや偉そうに命令口調で指図しているのは、なんだかとってもカッコ悪く思えて仕方なかったので…。そりゃ、こんな彼の悪態も、強がりの一種だと思えば我慢出来なくもないけど…。

巫女さんの方は、尊大な態度の主人公の口振りにもさして気を留めることなく、いそいそと心のこもったご奉仕をしていましたね。さすが巫女さんは人間が出来ていますな。主人公も見習え。

おっかなびっくりだった奉仕も、手馴れれば徐々に余裕も出てきて、行為そのものを楽しむような感じになるがいいです。最初は「仕方なく」って感じでやっていた次女の灯莉も、慣れてくれば上目遣いで「あなたが望むなら、アタシは何度でもお口でしてあげるのに……」とか嬉しいこといってくれてましたよ~。

もうこの奉仕シーンだけでも、私は買って良かったと大満足。奉仕好き、オマケに巫女さん好きなら文句なく買いでしょ。前作と違ってロリじゃないので、今回は私も躊躇いなく褒め称えることが出来ますし、皆様に自信を持ってお勧め出来ます! そう、もう貴方はロリコンの罪に怯えずとも良いのです。

奉仕シーンは極上。しかし、一方の本番シーンに関しては満足出来ませんでした。

この巫女さんだーいすきは、確かに本番行為そのものより通常前戯と呼ばれる行為の方に力が入っている作品ですので、本番がそれほど重要ではないように思えてしまうかもしれません。が、それは大きな思い違いというもので、むしろこの場合、普段よりも本番の重要性は高いと感じられますのよ。

何故なら、「処女を守る」という設定で、ひたすら途中のエッチを許さずに最後までもったいぶっているのですから、どうしてもプレイヤーはその本番への期待感が肥大していくんですね~。本番が少ないからこそ、その1つの本番に思いを募らせてしまうもんなんです。

なのに、この作品ではそんな思いとは裏腹に、せっかくの本番が有体で淡白な普通のセックスに過ぎなかったのですから、まるで有り難味はなく、満足出来ようはずもなかった…。これだけ焦らしに焦らしたとっておきのご褒美だったのに、何の感慨も持てなかったのは残念でならない。

どうして主人公をもっと本番への執着心剥き出しな男にしなかったのでしょう。主人公は挿入したくてしたくて堪らないんだけど、女の娘は貞操だけは守り通す為に、口や手や胸で何とか満足してもらおうとする。こんな男の事情と女の事情の攻防みたいなものがあった方が面白いと思いません? 最後は主人公の押しに根負けして、巫女さんがバージンを許してしまうような展開になれば、粘った末の達成感という、通常では味わえない喜びもあったはずなのに。

「処女を守るために本番行為禁止」というせっかくの枷は、オーラルセックス肯定の意味だけでなく、本番のセックスの価値をより高める手段としても活用されるべきでした。そうすれば、この作品が更に素晴らしいものへと昇華していたと思えるだけに、やや悔いと未練が残る結果になってしまいましたのよ。

最高の人材と最高の演技指導で、今作も最上のクォリティが保たれていたフェラシーン。でも、正直以前のような大きな感動はなかった。淫語も行くとこまで行った後、感激が随分薄れてしまいましたけど、このフェラ唾液音もそれと同じっぽい。今後は、今のフェラ唾液音を維持しつつ、また新たなる魅力を生み出すことが大切になってきますね。簡単に言うけど。

好きな順で並べると、次女灯莉、死神リル、長女静佳、三女千麻紀、狐女永久かな。でも狐女以外は、みんな同じぐらい好きですけどね。むしろ、もう少しそれぞれ個性を見せて欲しかったと思うぐらい…。
03年11月29日