May Reason
メーカー〔ソフトさ~くるクレージュ〕 発売日2004年12月30日


男の自慰
小雪と敏男の2人は血の繋がった実の姉弟。弟は姉に懸想しており、姉の下着をくすねてはオナニーに耽る毎日。ある日、遂にその行為が姉にバレてしまいますが、罪悪感に苛む敏男を余所に、姉は自分がオナペットにされていたことを咎める様子もなく、逆に「これからは私が相手してあげる」と申し出る。

とはいえ、このまま2人が普通にセックスしてしまうと近親相姦。日本の法律では、近親相姦は犯罪にならないものの、やっぱり社会的、倫理的にいろいろ問題があるので、おいそれと結合するわけにはいきません。だから、姉も挿入だけは拒みながら、弟の性欲処理を手伝うというカタチをとります。

挿入以外のエッチというと、まず口や胸や手足を使った行為を想起されるでしょう。しかし、May Reasonはそれらとは多少趣が違っていて、ブルマに擦り付けて射精、スクール水着の隙間に挿入して射精、制服のミニスカートにペニスを包んで射精と、セックスの代替行為というより、オナニーの延長線上といった印象に近い。弟が姉の身体や衣服で一方的に快感を得、その衣服を汚すことに喜びを見出していた。

作品の性質は、変態という2文字に総て凝縮されていますね。本来、フェティッシュな作品は歓迎する立場にある私でさえドン引きさせてしまうほどに変態的。一時は、このエロゲを買ったことを隠蔽してしまおうかとも考えたのですが、May Reasonには、ひた隠しにしたい面と同時に、クレージュ作品として画期的な一面も持ち合わせているので、「なかったこと」にするわけにはいかない。

画期的だった部分とは、(多分)クレージュとして初になるであろう、「和姦ぶっかけ」だったことですよ。クレージュさんは汁フェティッシュな作品をたくさん作ってくださっていますし、和姦作品も最近は多く増えてきましたが、明確にその両者が合わせられている作品はまだ存在しなかった。

看板タイトルであるDISCODEシリーズは、今更言うまでもなく凌辱タイプ。同じ「ぬるぬるシリーズ」に属されているMASQUERADEは凌辱ではなかったものの、ラブラブ和姦だったとも言い難く、凌辱と和姦の中間ぐらい。他にはMATERIALという作品がありましたが、これは私は未プレイなので判断出来ません。でも、雰囲気からして、これもラブラブ和姦には該当しないでしょうね。そもそも、フタナリでは和姦とか凌辱とかそういう問題以前の話なので除外です(DISCODE-2も同様)。

そう考えると、マトモな和姦+汁モノって1つも出てなかったんですよね~。だからこそ、完全和姦であったこのMay Reasonは大きな価値があったというのに…。偉大なる一歩が、私の期待していた地点から一歩も二歩も三歩もズレちゃっていたのは残念でなりません。

ま、別に私も、こういうのが嫌いというわけじゃない(好きってこと)のですが…。もう少しオブラートに包んでくれるとありがたかったね。せめて、「このエロゲは素晴らしいぞー!」と、皆の前で告白出来るような内容にしてくださいよ。これはとてもじゃないですけど、恥ずかしくて言えません

May Reasonでは、主人公の精力に限界があります。無制限に射精することは不可能で、失われた精力は時間が経たないと回復しない。つまり、お昼に何度も射精をしていたら、夜には気力が果てて、エッチ出来なかったりする。そうならないためにも、時には我慢をしなくちゃならないというわけ。

これは大変面白いシステム。やりたい時に好きなだけエッチ出来るのもエロゲの利点でしょうが、「後のことを考えて今は我慢」と自制しながらプレイするのも違った楽しさがある。これは他の作品でも導入して欲しいね。

ちなみに、何日間も禁欲して少年の青い衝動を溜めに溜めまくった後、一気に発散させると、それはそれは盛大な量の精液が……と思いきや、普段と全然変わりなし。これにはガッカリでしたよ。禁欲すれば、その分射精量を増やすのは当然でしょう? クレージュさんとは思えぬ手落ちだ。

登場する女の娘は、小雪おねーちゃん唯一人。ポチ加藤さんの描く絵は大好きですが、彼女は地味すぎて…。舌を出す仕草も、あまり可愛いと思えない。
2004年12月30日