MASQUERADE
メーカー〔ソフトさ~くるクレージュ〕 発売日2003年12月30日


新たなる連続記録へ
フルボイス化され、同人とは思えぬ高いパフォーマンスを見せてくれたぽこぽこ妹2と、続く傑作DISCODE-1で完全に虜に陥った私は、それ以降クレージュさんの作品はずっと欠かさずに買い続けてきました。

ところが、ここ最近のラインナップは明らかに私の趣味からは外れるものが増えてきて、またぞろフタナリだった前回MATERIALにおいては遂にスルーを決断。苦渋ながら、ぽこぽこ妹2から続く連続購入記録をストップさせてしまったものです。

そんな事情ゆえ、この度のMASQUERADEも実はほとんど期待がありませんでした。「また換骨奪胎メイド調教モノか」と何処か冷めた眼で見てましたし、購入前にあまりこれといった魅力が見出せませんでしたから…。

しか~し! いざプレイをしてみれば、そんな私の見識は見事に的外れだったことを思い知らされる。確かに、見た目雰囲気では有体なメイドモノに過ぎないMASQUERADEでも、その中身は明らかに他のエロゲと一線を画していたのですよっ!

何せ、セックスがない。普通のセックスがオミットされ、MASQUERADEは徹底して、「綺麗なメイドさんを汚す」という行為に主眼が置かれている勇壮な作品だったのです。

勿論、汚すといっても泥んこ遊びなんかじゃありませんよ? 汁です。精液です。顔に、口に、胸に、乳首に、手に、脚に、腋に、鼻に、服に、下着に、全身にかけまくりなのです! なかったのは髪の毛ぐらいなものでして、他ありとあらゆる箇所が精液によって汚されてしまう完全フェティッシュ仕様。よくもまぁ、こんなエロゲを作る気になったなと、私でも戸惑いが入り混じるぐらい、それはそれは恐ろしい内容でありました。

だって、顔や口や胸にかけるならともかく、残りはものすごく希少(異常)ですもんねぇ。腋と鼻なんて前人未到では。両腕を縛り上げ万歳の格好をさせたまま、無防備な腋に向けて射精したり、鼻梁にペニスを突きつけて顔を歪ませると、そのまま思いっきり鼻腔へ射精したり、極めて病的なシーンが満載(褒め言葉)。こんなものを盛り込む勇気を持ったメーカーさんが表の方にいるとは思えませんので、まさにこれも同人ならではの奇跡といえましょう。

こういった内容の作品を、あのクレージュさんが作ってくれたっていうのが何よりも嬉しいことではありませんか。私は今、この日本で最も精液描写が巧みで安定しているメーカーはクレージュさんだと思っています。そんな日本一のクレージュさんが、斯様な極めて汁フェティッシュな作品を作り上げてくれたのですから、その意味は計り知れないほどに大きい。


MASQUERADEは、まさしくあのDISCODE-1以来の衝撃。でも、このMASQUERADEとDISCODE-1は、内容が似通っているものの性質的には同一ではありません。DISCODE-1は、男複数女単数の構図を主としてたのに対し、MASQUERADEは主人とメイドの1対1で執り行われていましたし、DISCODE-1が大量の精液をぶっかけることに専心したものなら、MASQUERADEは身体の部位に精液をぶっかけることにこだわっていた。DISCODE-1が陽であるならば、MASQUERADEは陰である関係。どちらが優れていたという基準はありませんが、よりフェティッシュだったのはMASQUERADEだといえます。

ただ、あまりにいろんなところに精液をかけすぎていたんで、顔にかかる回数が存外少なかったのが欠点といえば欠点といえるんですけど…。何だかんだいって、私が一番好きなのは「顔」なので、これが疎かになっちゃったのははチョット無念かな~と。

後、これはもはや言うまでもないことですが、この作品は極めてアブノーマルで屈折しているため、健全な方にはお勧め致しません。まさに同好の人のみをターゲットにした同人作品で、多くの人間の賛同が得られるようなものじゃない。でも、もし貴方がこの作品と同じ角度で屈折しているのであれば……これ以上言葉は不要ですね。

MASQUERADEは本番のない作品で、あってもフェラや手コキ足コキといったものばかり。ここら辺は「今宵も召しませ」に通ずるところがあるといえるかもしれません。

今宵も召しませには「ニーソックスにペニスを挿入する」という不遜も不遜な行為がありましたが、実はこのMASQUERADEにも同様の行為が存在したりする。今宵も召しませで見たときは、「もうこんなものは生きている内に2度と見る事はないだろうな」と思ってましたが、まさかこんなにも早く再び相対してしまうとはね。東京の方ではこういうの流行っているんでしょうか?
 田舎者の私にはわかりません。

ご主人様に従順なメイドさん、エレナ・ガルシス。主人公に命じられるがままあらゆる行為を受け入れていく彼女ですが、その時に見せる困惑顔は堪らなくそそられますね。主人公みたいに泣き叫ぶ顔が見たいわけじゃありませんけど。
2003年1月4日