発売日 2011年9月30日
メーカー マリン 

巨乳税逃れの逆粉飾決算
最近わんさか日本にやってきているK-POPアイドルユニットの中に、AFTER SCHOOLというグループがいるのを皆さんはご存知ですか? 学生バンドっぽい名前とは裏腹に、メンバー全員が167cm以上の長身モデル体型、そして、リーダーが何故か三十路というイロモノ……もといゴージャス感が思いっきり私のツボにハマッて、すっかり引き込まれてしまいました。

その彼女らの日本デビュー曲「Bang!」はマーチングバンドに扮して歌っている曲なのですが、そのあまりのセクシーさに私は一発でマーチングバンドの魅力に目醒めましたね!(歌は大して聴いていない) 今までの人生でマーチングバンドなんか全然接点なかったのでピンと来なかったですけど、こんなにエロティックで素晴らしいものであったとは~(多分本物はこんなに露出度高くない)。

そんなタイミングで、偶然マーチングバンドを題材にしたエロゲが出るというなら、神の導きに従うしか他ありません。マーチングバンド部の専属カメラマンとして部の女の娘たちの撮影を任されたカメラが趣味の主人公は、ひょんなことから「発情カメラ」という不思議なカメラを手に入れる。22世紀から持ってきたとしか思えないこの秘密道具は、激写した被写体を発情させ淫らにさせる効力があるとのこと。

そんな悪用以外の使い道が思いつかないアイテムを手にすれば、すぐにでも目当ての娘を隠し撮りor有無を言わさず強引にシャッターを切って洗脳してしまえばいいと思うんですけど、主人公は「個人撮影会をやらせてくれ」と持ちかけるまさかの正攻法。遵法精神に則った立派なカメラ小僧だと褒めるべきか、ただのアホだと嘆くべきかは判断に迷うところ。

ヒロイン側としては、いきなりプライベートな撮影に誘われても当然難色を示します。しかし、主人公は何度断られてもめげない粘り腰で、時間をかけながら辛抱強く交渉を続けていく。最終的には、その熱意に折れるカタチでヒロインが個人撮影会を承諾する流れなんですけど、こんなに頑張れる奴なら最初から発情カメラなんて卑怯なアイテムはいらなかったような…。

必死に口説いてプライベート撮影会やれる仲にまで発展させたなら、あともう一押しでしょ! なのに、最後の詰めの部分だけは、結局卑怯なアイテムに頼ってエッチに持ち込むのだから意味がわからない~。どうせ使うなら、さっさと使っちゃえば良かったんじゃ!? やっぱりただのアホだったのかなぁ。

けれど、私はそんなアホは嫌いじゃない。こういったエッチまでの説得・折衝は大好きなんで、個人撮影に持ち込むまでのやりとりはかなり楽しめました。しかも、撮影会自体すごく素敵な魅力があって、あれだけ警戒心丸出しだった彼女がいざ撮影が始まるとファインダーに向かって精一杯ポーズを決めてくれる喜びというのは、かなり来るものがありますよ~!

シャッターを切るごとに高揚した彼女が少しずつ衣服を脱ぎしどけない姿を見せてくれるのも、脱衣麻雀的でエロい。いやぁ、カメラ小僧と呼ばれる人たちの楽しさがわかりかけてきた気がしますね~。

すっかり私は個人撮影パートが気に入ってしまったのですが、あくまでこのエロゲの主役はおっぱい。撮影に熱中していても、途中ですぐ切り上げておっぱいに飛びかかってしまうのが嬉しいやら悲しいやら。そのぶん、ヒロインたちは押し並べて見事な巨乳揃いで……と思いきや、何やら事情が少し違うみたい。

ヒロインの1人に勝ち気な性格の夏海というキャラがいまして、自身の胸の大きさに対してコンプレックスを覗かせる一幕があるんです。そのド迫力なバストを見れば、誰だって胸が大きすぎることに悩みを抱えていると思うものですが、実は彼女、胸が大きくないことに悩んでいるんです! 見た目GやHではとても収まりきれなさそうなバストサイズだというのに、胸の小ささで恥ずかしがるってどういう了見!?

主人公の姉、和泉も“慎ましい胸”と謎の貧乳扱いを受けていますが、どう考えても自己主張しまくっていますよ~。でも、帳簿上では確かに82cmのB~Cカップと記載されているんですよね。先の夏海も84cmのCカップ。どうやらこの世界は、我々の住む世界とおっぱいの貨幣価値が異なる世界みたいで…。

テキスト(設定)と実際の絵に大きな齟齬があるのは問題だと思いますが、基本的に乳ゲーとしての要所はしっかり押さえているエロゲなので、それほど大きな不満には発展していません。設定では巨乳じゃなくても、ちゃんと全員にパイズリは用意されていたり。発情カメラの火照りを抑える手段が何故かパイズリであるせいもあって、パイズリの量はかなり目立ちました。勢いは巨乳魔女にも匹敵するほどでしたが、巨乳魔女と比べると似通った構図が多かったのはマイナス

後半は膣出しへのこだわりとシフトして、「だめ……赤ちゃん……できちゃうのに、そんなに入って来ちゃだめぇ……ん、んんぅ……妊娠しちゃう、あ、あぁぁぁ……うぅぅぅ……」とお約束のセリフと共に全員を孕ませ可能。淫語も豊富で、淫語テキストだけ赤字で強調表示という変わった試みも。マーチングバンド部のコスチューム姿でのエッチも欠かしておらず、おおよそ予想されるユーザーのニーズには一通り応えられていた感じ。どことなく漂う作品の安っぽさとは裏腹に、丁寧にまとめられた優秀なエロゲでした。

個人的には、せっかくのオリジナリティであるマーチングバンド部・個人撮影の部分をもっと深く掘り下げてもらえるとありがたかったですが…。

個人撮影パートではCGが1枚しか用意されていなかったのはいただけない。主人公もただ無言で黙々とシャッターを切り続けるだけでなく、言葉巧みに褒めてモデルさんを乗せながら、よりセクシーなポーズに誘導させて行くぐらいの仕事はして欲しかったなぁ。エッチシーンを多少犠牲にしても構わないんで、もっと撮影会を充実させて欲しい!

マーチングバンド部キャプテンの月ヵ瀬カオル。クールでつれない態度で、一番個人撮影に抵抗を持っていたヒロインである分、そこまで持ち込めたときの達成感は大きかったです。

シャーリーという少女はIS(インフィニット・ストラトス)に出てくるシャルルというキャラのパロディらしいですが、私はそのアニメを見ていないのでどうでもいい存在
2011年10月31日