窓ごしの部屋3
メーカー〔ソフトさ~くるクレージュ〕 発売日2006年8月13日


幼馴染との上下関係
窓ごしの部屋も気付けば3作目。和姦メインのシリーズなので、1,2,3と一通りこなしてきた私ですが、「わざわざシリーズ化させるほどのもの?」という疑問は常にあります。特殊なテーマを用いることの多いクレージュ作品において、窓ごしの部屋はこれといった特徴を持たない極めて平凡なシリーズ。プッシュされている理由がイマイチ見えてこないです。特徴がないのが受けているんでしょうか。

今回は「幼馴染メイドアドベンチャー」というジャンルが設けられていますので、一応幼馴染とメイドがセールスポイントとなってくるんでしょうけど、どちらもクレージュ的には使い古された存在なので、目新しさを感じるようなものじゃありませんね。しかも、幼馴染とメイドというのは決して相性が良いと思えるものじゃない。やってみればわかりますが、幼馴染の子がメイドに成り代わるってシチュエーションは存外喜びにくいもので…。

幼馴染っていうのは、いわば気心の知れた親しい友人ですよね? その対等な関係である友人を自分のメイドにして従わせるっていうのは、どうも感覚的に受け入れにくいのです。性別を意識せず軽口を叩き合える仲の良い幼馴染が、いきなり「私はあなたのメイドです。ご主人様」と跪いても、「そうか。じゃあ、今から奉仕しろ」と簡単に割り切れるものじゃないでしょう~(主人公はあっさり切り替えていたけど)。だから、彼女がメイドの真似事をし始めたところでちっとも嬉しくなくて。幼馴染として見るならメイドという設定は不要ですし、メイドとして見るなら幼馴染という設定が足枷。相性の悪さだけが浮き彫りになっている感じでした。


さて、好む好まざるに関わらずメイドさんとなった幼馴染の美樹ちゃんは、毎夜、窓伝いに主人公の部屋を来訪するようになります。ここで彼女を押し倒すことでエッチシーン開始。ズラリと並ぶ選択肢から好きなプレイを選択するシステムで、手でしごいてもらう・しゃぶってもらう・胸で奉仕してもらう・あそこで挟んでもらう・後から突く・乗ってもらう・キスする・あそこを責める・オナニーさせるという基本的なプレイから、排泄させる・首輪をさせて散歩する・縛って放置するといったSMプレイまで揃っています。更にショップで購入したバイブやデジカメ等を用いることで、一層夜のプレイの幅は広がるように。

クドクドと説明をしましたが、端的に言えばまんまいつものクレージュスタイルですよ。マンネリと呼ぶにもおこがましい、まったく代わり映えのしない型に嵌った内容。新しいものが何1つない状態なので、改めて語りたいことも何1つない。パラメーターに好感度・従順度があり、それによって幼馴染(恋人)としての彼女、メイドとしての彼女の両面を楽しめるのがやや他と毛色の違う部分ですが、両者に明確な差異が感じられるほどでもなく、結局やっているプレイもCGも一緒。うーん…。

何も進歩していないとは言え、退化したわけではないので、これまでに比べて見劣りすることはないんです。テキストが山本大一さんから兵庫舞さんに代わりましたが特に不満は感じませんし、汁は相変わらず最高品質を維持しながらビュンビュン迸っている。もしこれが私にとって初めてのクレージュ作品だあったなら、もっと元気いっぱいで明るいレビューをお送りできたでしょうね。しかし、私はもうこれが通産20本目。それだけやってりゃ、こんな可もなく不可もなく変化もない作品に感慨なんて持てませんし、テンションの上がりようもないですよ。


汁ある限り、これからもクレージュさんにはお供仕る所存ですが、最近は「おおっ!」と目を瞠る作品がめっきり出てこなくなりました。丁度、兵庫舞さんがシナリオを手がけるようになった頃から、食指の動かない微妙な作品が続いている気がするんですが…。

ああ、早く和姦オリエンテッドなDISCODEが出て欲しいなぁ。ずーっとずーっと何年も待ち続けているというのに。それが出るまで私も死ぬに死ねないんですよ。そろそろ殺して。

異性として意識しなかった活発な幼馴染の彼女が、急に女らしくお淑やかなメイドさんになることにギャップを感じる……のかなぁ。私にはその萌えが一切通用しませんでしたけど。

見た目は可愛くて問題ないんですが、立ち絵の時、上半身と下半身のバランスが取れていなくて、ひどくスタイルが悪い。ポチ加藤さんの絵で今までこんなことなかったのに、急に何故なんだろう?
2006年8月23日