発売日 2002年12月23日
メーカー Atelier KAGUYA 
リトルモニカの称号を受け継ぐもの
ひょんな事で我が身に降りかかったある呪いによって、急遽「少女の愛液」を集めなくてはならなくなった主人公小日向晶。彼は、呪いを解くため、3人の妹(義理)たちの愛液を収集し始める…。

というわけで、妹汁の汁とはその名の通り「妹の汁」であり、しかも集めるのは妹たちではなく、主人公自身の仕事でした。「汁=精液」の公式で物事を判断していた私にとって、この叩きつけられた真実は大ショック。妹が精液塗れになるから「妹汁」というタイトルなんだと堅く信じていただけに!

でも、そんな汁のことは一先ず横に置いておいて、これを普通のエロゲとして判断してみれば、極めて優秀な作品であったこと間違いありません。エッチシーンの質、量、バリエーション、現有のエロゲの中ではいずれもトップクラスを誇り、CGの量は豪勢そのもの。何処となく小粒な雰囲気を受けてしまう印象を、全部引っ繰り返してしまうものでした。

揺るぎない和姦の世界が構築されていたのも私的に喜ばしいポイント。妹モノの必然ともいえますが、結希、奈々、未卯、3人の妹は皆、兄である主人公を憧憬しており、甘くてラブラブな関係が全編に渡って繰り広げられています。経験こそないもののエッチなことに興味津々の妹たちは、無邪気に兄を誘惑してきますし、当の兄も、「呪いを解く為だ」と自分の行為を正当化しながら、誘いにあっさり乗ってしまう。そんな自分に正直な快楽主義のダメ兄と、とにかくお兄ちゃんがだ~い好きな妹のピッタリ嵌った関係は、馬鹿っぽいながらも実に良い雰囲気を醸し出しておりました。

エッチシーンは、最初に「汁集め」によるエッチイベントがあり、その後「イタズラ」イベントを経て、ようやく「本番」に至るという、焦らしながら徐々に気分を高めていく流れ。後半になれば、妹複数によるプレイを初め、ネコミミになったり、フタナリになったり、急にバストが大きくなったりと、常識に囚われない奇抜なエッチもたくさん用意されています。

可愛い妹たちと、明るく楽しく、ちょっぴりアブノーマルなエッチ。まさにそれは要求通りの素晴らしい内容だったわけですが、やはり期待をもたされた「汁」に関しては、若干の遺恨が残ったままなのも事実…。良作だと認めつつも、やりきれない思いはあります。

ですが、神様はそんな我々を見捨ててはいなかった!

ストーリーとは関係のない所で散らばっている「埴輪の欠片」。一見、なんの意味も為さないようなアイテムですが、実はこれを一つずつ拾い集めて元の埴輪のカタチに復元してやると、なんと主人公の射精量を自在にコントロール出来るようになるという、信じられないミラクルが起こりうるのです!

埴輪と精液に何の因果関係があるのかはイマイチ解明できていませんが、とにかくその謎の埴輪の効力で、射出する精液の量を思いのまま増加。“馬形埴輪”を使えばものすごい量の精液が飛び出てくる事になり、“人物埴輪”を使えば、シャレにならない量の精液がぶちまけられる。まさに当初の念願通り、ちゃんと妹たちを汁塗れにすることが適うんですよ。神様ありがとう!

精液の量も、ただ漫然と増えているだけではなく、質も掛かり方も描写は巧み。人形の館で見せられたような散漫な描写ではないので、なんら文句はありません。精液の射出量が増えることで、ちゃ~んとテキストも変化させていたのも賢い。

一度失望してからよもや!のこの展開。結局、妹汁の汁とはその名の通り「妹にかける汁」のことだったというどんでん返しに、私は甚く感動致しました。慈悲深い神様の情けに、今一度感謝の念を捧げたいと思います。

お○んちん連呼。幼女が興味本意でお○んちんお○んちんを連呼するその様は、かつてのRUNEさんの作品を彷彿させられますね。しかも、このお○んちん発言、消しはとんでもなく薄い。ピーの音は確かに鳴っているものの、元の「おちんちん」という言葉は無理なく聞き取れますから。こんなズルイのが許されてしまうのなら、いっそのことピー音なんてもう外してしまってもいいのでは…。

3姉妹共に可愛かったんで決め難いですね。敢えて1人選ぶなら小日向結希ちゃんかな。3姉妹の長女である彼女とのエッチが最も雰囲気として優れていた。CVが先日爆発されてしまわれたみなみおねいさんこと、長崎みなみさんだけに、余計な雑念も混じってしまう所でありますが。
2002年12月15日