発売日 2002年5月31日
メーカー Terios 
はぴベルラヴ×2 ハネムーン
横田守原画じゃなければ5点
2002年初頭に発売された「いきなりはっぴぃベル」のファンディスク。しかしその実体は、ファンの神経を逆撫でするようなとんでもないアイテムでした。

では、一気にぶちまけたい怒りを堪えて、収録されている主要コンテンツの3つを、一つ一つ順立てて説明していきましょう。

   クイズゲーム
まずは、総ての基となるクイズゲーム。後述するビジュアルストーリーとミニミニゲームは、初めからセレクトする事は出来ず、このクイズゲームをクリアする事により初めてプレイが許されるという仕組みなので、ここは避けて通れない道です。そんな理由ゆえか、さすがにこれだけは目茶目茶な出来ではありませんでした。工夫も何もない至って普通なクイズゲームなので、余計な期待は不要ですけどね。

概容は、キャラクターごとに振り当てられたジャンルに添って出題されるクイズを、課せられたノルマの分だけ正解すれば、めでたくクリアとなる単純なもの。最初のノルマは3~4程度ですが、ラストが近づくにつれ7,10と増えていきます。ちなみに四択クイズで、お手つきは2度まで。

一応、無限コンテニューという救済措置が用意されてはいますが、これを使ってしまうと、ミニミニゲームや椎子さんのビジュアルストーリーが出てきませんので、否応なく実力で突破しなくてはなりません。更には、お手つきのミスは次回へ繰り越されるという悪魔の仕様なので(回復する場合もある)、実質ラストは20程度の設問を、ほぼ間違う事なく連続正解しなくてはならないのです。

そんな訳で、このクイズには死ぬほどてこずらされました。ハッキリ言ってレビューを書くだけの為に、意地でクリアしたようなもんです。問題の内容も内容で、やけに時代を感じさせる古めかしいものが多かった。今となっては、二度とこのクイズはやりたくはありませんし、見たくもありません。

   ビジュアルストーリー
クイズゲームを最後までクリアすれば閲覧可能になる、ご褒美的ショートストーリー。大方は、これが目的で作品を購入されているものと思われます。手っ取り早い話、これさえ良ければ……否、これさえエロければ、文句もそんなに出てこなかったというものだったのですが。これすらダメだったと言うんですから、てんで話にならない。

なんせ、音声がないですからっ…。

う、う~む~。一体何をお考えなのでしょうか。本編では確かに存在していたはずのキャラクターボイスが、無惨に削られてしまっている。俄かに信じ難い話ですが、どれだけ耳を澄ましてみても、女の娘の声は聴こえてきません。無論、エッチシーンも無声という事ですので憤懣(ふんまん)やる方なし。いくらノベル形式に変わったからとはいっても、音声を無くしてしまう言い訳にはならないでしょう。

でも、この音声ナシという情報だけは、一応事前にキャッチしていましたんで、ある意味私は覚悟の上であった訳です。当然、納得尽くではありませんでしたが、音声がない致命的ハンディを抱えていたとしても、きっと横田先生の原画がそれを補ってくださると固く信じていましたので。

しかし結果は……。うーん、まぁ、横田先生の原画はいつものように輝いてはいた事は確かであるのですが…。でも正直イマイチ。今回、そんなにそそられるような絵じゃなかった。絵的なものに絞っても、あのはぴベル本編よりエロが低調でしたからね…。私の信仰心が足りなかったのでしょうか。

   ミニミニゲーム
こ、これは……つまんなさすぎるっ。劇的にツマンナイミニゲームがこれでもかと勢揃いしていますよ! どれもこれも単調で…、独自性はなく…、達成感もない…。

ってーか、こんなの18歳以上にやらせるようなゲームじゃないでしょ! こんな単純なお遊戯は幼児の情操教育や、お年寄りのボケ防止にでも役立ててくださいよ!(悪意はありません)

…何が哀しくて、こんなアホらしいゲームに付き合わされなくてはならないの? 普通の感性をお持ちの人間なら、一度でもプレイし終わった後、まず次回へのプレイに意欲が湧く事は無いでしょう。別に作りが手抜きとか、雑であるとかではなくて、純粋にゲームそのものが幼稚。全部で6つもあるんだからどれか一つマシなものでもあるだろうと思っていましたが、キレイに全滅です。

それでも、このミニミニゲームで高得点を取らないことには、ご褒美の壁紙等が入手できませんので、イヤイヤながらもプレイさせられるワケなんですが……これまたツマンナイくせに難しい。はい、お手上げです。

   総括
さて、そろそろこのはぴベルファンディスクが如何にヤバイブツであるのか、おわかり頂けたでしょうか。Teriosさんのゲームだけに、成る丈悪口雑言をぶちまけたくはなかったのですが(好きなメーカーさんなので)、さすがにこれはヒド過ぎる。擁護のしどころが見当たりません

「いきなりはっぴぃベル」に興味の無い人が買っても意味はございませんし、逆にファンである人たちがプレイすると神経を逆撫でされる。つまり、この作品に適したユーザーが存在しない、正真正銘のクソという訳であります。あぁ……言っちゃった。

滑稽な事に、このはぴベルファンディスクの2枚目のCDはドラマCDなんですよ。ストーリーで音声が無いというのにドラマCDって…。そっちの気合をゲームに回してくださいよ~~。

結局はファンディスク風情に、何かを期待するということ自体が間違いであったのですかね。ねこねこファンディスクなんかは素晴らしい出来だったのになぁ。

いや…誰がお気に入りとかそんなこと言ってるバヤイではないのですよ。マジで。フフフ、久々に掴まされましたよ。紛れのないクソを。
2002年6月3日