発売日 2002年1月28日
メーカー Terios 
いきなりはっぴぃベル
ハーレムエンドは絶対あると思ったんですが
横田さんが原画に携わる作品は発売日に即購入と、私の住む村の掟で決まっているのですが、このエロゲには近年まれに見る入れ込み方で購入しました。

「何で?」との純粋な問いを返されれば答えに窮するところでありますが、やっぱり、あのELYSIONから1年半もの年月で焦らされ続けたというのが要因でしょうか。加えて言うなら、今回は許婚を題材にしたスラップスティックコメディーの様相でしたので、ラブラブな和姦も期待できる。巡り巡ったところで学園モノのラブラブイチャイチャゲーが至高であると思ってますから。elf世代ですし。

原画は巨匠横田絵師なんで何は無くともグラフィックは最高。けど、他は大丈夫なのか…ってことが唯一の懸案だったのですが、この点の心配も杞憂でした。横田氏の描くゴージャスなキャラクターの魅力を損なうことなく、各キャラとも円滑な性格設定がなされており、キャラの個性も充分に立っています。ややその個性が突出しすぎている感は正直ありますけど、理屈は後回しのコメディーなのですから、然程気にはなりませんでした。むしろ私としては肯定したいものと思います。

早々と結論を申し上げてしまうのもなんですけど、このエロゲは大変良いです。総ての面において佳作の出来を満たした、良作。

ただ、どうしても前作ELYSIONと比してしまうのは避けられようのない事です。その点で、ELYSIONの重厚長大さから見れば、やっぱりはっぴぃベルは軽薄短小さを感じざるを得ない。この印象が尾を引いてはっぴぃベルにマイナスイメージをもたらしてしまっています。見劣りがする…という程でもないんですけど、パワー不足は否めませんでした。それがゆえに、今回イマイチ納得できなかった人も多かったのではないでしょうか。

私自身もELYSIONと比較すれば納得できなかったのは確か。でも、年に一度のELYSIONか、年に二度のはっぴぃベルかと問われれば後者を選択しますので、出来れば今後は、これぐらいの良作をコンスタントに発売して貰いたいのですがね。これで、次のソフトが出るのにまた1年半ぐらいかけたりされるとヘコみます。一応、02年3月現在では3つほどの企画が動いているそうなんですけど、ホント、何時になるやら。

さて、ここで私の一番のお気に入りキャラであり、そのストーリーも感心させられたメインヒロイン向坂つぼみ(花梨でなくて)について自分なりの意見を少し語ってみたいなぁと思います。

   ~以下ネタバレ反転。読み飛ばし可~
向坂つぼみは生まれつき身体が弱く、長くは生きられないといったハンデ設定。ふとすれば、一気に鬱(泣き)ゲーに急降下してしまう危険性を孕んでいながら、その点にはそれほど強い言及がなく、あえて解決を迎えずにHAPPYENDへ持っていった展開はとても秀逸であるように思います。

自分の身体はもうどうしようもないけど、彼との結婚し時間を共有する事で、残りの時間を幸せで埋め尽くすといったポジティブなエンディングには心打たれました。

もし、万事を解決させてしまえば、感動が拡散されてしまう可能性もありますし、こういう終わり方も一つのHAPPYENDなんだな~と。ストーリーの短さという点は、蛇足を省いた結果であると思いたいですね。


青レビューはエロについて語りまくる趣旨であるはずなのにストーリーの話ばかりしてしまってごめんなさい。でも、エロの方も充分に満足でELYSIONと同等、もしくはそれ以上のレベルです。ご安心を。

特につぼみの裏(エロ)シナリオでの隷属関係は恋人同士のソレであるのでマーベラス。「御飯食べさせて」とか、奴隷というよりパシリみたいな感じなんですが、なんか微笑ましくて可愛らしい。鬼畜嫌いの人なら、なおのこと楽しめるものであると言えるでしょう。やっぱり、このゲームの雰囲気で鬼畜な話になってしまうのは勘弁ですからね。

ん~、それでも表題の通りハーレムエンドは欲しかったよ~~!
淫語に関しては評価が難しい。というのも、普段の会話シーンではドキッとさせるセリフ(淫語)があるというのに、肝心要のエロシーンではそうでもないのですから…。

花梨の友達の3人組は出色でして、メチャ直接的なエロワードを羅列しまくってます。私もそれに従い期待を煽らされてしまっていましたが、結局、その彼女らとのエッチは1シーンのみで、エロさも至って普通…。彼女たちをこのまま脇役に捨て置いてしまうにはあまりに惜しいと思うのですが。

これも難しい…。上で一番のお気に入りは向坂つぼみと明言している訳ですが、他の許婚、並びに脇役たちも実に魅力的なもんで…。

ルックスでの好みは断然鷺ノ宮椎子(メイド)ですし、天国宙(電波)の特異性も捨てがたい。後藤美智子(先生)もいい味出してますし…。総合的にはやはり向坂つぼみでしょうが…。う~ん~。

エロシーンが充実していれば京子(脇役)である事、確実であったのですが。
2002年3月8日