have relations with…~真帆と片帆~
メーカー〔ソフトさ~くるクレージュ〕 発売日2004年6月28日


フルパワーの反動
クレージュの粋が凝らされた超大作DISCODE Surface。その奇跡のマスターピースに続くhave relations with…は、一転して見るべくところのない超駄作に終わっていました。

2回連続で最高レベルの傑作がリリースされるなんて虫のいい話は、私も最初から期待しておりませんでしたが、ここまで落差が大きいと、さすがに落胆の色は隠せません。FFVやった後にミスティッククエストやらされている気分。DISCODE Surfaceに精魂を込めすぎたのか、今回のhave relations with…では完全に精根が尽きていましたね…。

エロさが落ちたとか、ボリュームが落ちたとか、それぐらいならまだいい。問題なのは、その無味乾燥な内容。女子高生の片帆、マゾ的嗜好を持つ巴の2人とセックスフレンドの関係になって、ただエッチを楽しむだけという、それ以上でもそれ以下でもない話は、激しくつまらない。関係を持つまでの過程ですら投げやりな有様。キャラクターへの思い入れが生まれるはずもありません。

いくらクレージュさんの作品にストーリーは求めていないとはいえ、ここまで機械的に「ただやるだけ」であっては辛いねぇ。しかも、「ただやるだけ」のくせに、そのエッチシーンがなかなか収集出来ないというのだから、ストレスはどんどん募っていく…。話は短い、選択肢も少ない、なのにCGが見れない。これだけ簡素な作りのゲームでありながら、コンプリートに死ぬほど骨が折れるっていうんだからやってられないですよ。

普通、バッドエンドに行き着いてしまうと、「じゃあ、次は別のパターンでやってみよう」という風に、選択を誤ったと思い当たる箇所へ遡って再度プレイするわけですが、このゲームは何処で間違えたのか、何処から間違っていたのかがサッパリわからないので、その時点でお手上げになってしまう。

クレージュ作品の理不尽な難しさ(意地悪さ)は今に始まったことではないので、そろそろ我慢も限界に近付いています。難しくても「やりがい」さえあれば、それは「やりごたえ」になりますけど、このhave relations with…に「やりがい」なんてモノはありゃしませんからね~。2~3周した時点で「もうええわ」と投げ出すこと必定。

過去の作品のスタッフコメントに、「ゲーム性のない単純なものは作りたくない」みたいなポリシーを述べられていたので、この高難度は自覚の上なんでしょう。何もかもユーザーの都合通りにして、お手軽なエロゲを作る必要性はないものの、限度はあるはず。せめて、「今回も手間がかかったな~」ぐらいのレベルに留めて欲しいですよ。現在のように、クリアする気力が失せてしまうようでは本末転倒であるとしか思えません。

クレージュさんは傑作ばかり作ってくれるメーカーなので、今までこのような不満には見て見ぬフリをしてきましたが、今回は屈指の駄作だったため、心置きなく批判させてもらいました。

でも、別にこれでクレージュさんが嫌いになったわけではなく、買って損をした気分になっているわけでもなく。元々DISCODE Surfaceの次であっては、どんな作品でも見劣りしてしまうのが当たり前ですし、今回はローテーションの谷間、最初から捨てゲームだったと考えれば痛手も深くない。次回作の「Sな彼女」では、きっと挽回してくれるはずだと信じておりますよ。主人公がショタって時点で、暗雲漂いまくってますけれど。

DISCODE Surfaceでは普通にあった回想モードが何故か見当たらない。こういうパワーダウンは堪ったもんじゃないなぁ。ローテーションの谷間でも、精一杯のプレイは心掛けて欲しいもんです。

どんなにつまらない凡作であっても、汁だけは期待を裏切らないから心強い。汁で裏切られたらその時点でサヨナラですが。DISCODE Surfaceで散々汁CGを見せられたから、いつものような喜びは半減……ということも一切なく、横たわる片帆の顔を2度の射精で大量に汚す精液の描写に大きな感動。これだけで元は取ったな

該当なし。絵は綺麗なので、ルックスは2人とも愛せるんですけどねぇ。
2004年7月14日