発売日 2010年4月23日
メーカー Front Wing 
婚活の相手が汚いオッサン
最近思うんですよ。なでしこやまとで、和姦がどうだの主人公はこうあるべきだのと叫んでいると、自分自身でどんどん選択肢の幅を狭めているなぁって。条件にそぐわないものを最初から除外して選り好みしていては、似たり寄ったりの作品に偏るのは自明の理。このままじゃいけない! もっと手探りで新たな発見を求めていかなきゃ! あまり理想にばかりこだわっていると、気付けば結婚適齢期を逃していたということになりかねませんからね。

そんな焦りにも似た心境で、普段ならチェックリストには絶対載らないであろう魔界天使ジブリール4を購入。ジブリールといえば、陵辱&触手! しかし、敢えて今回はそれを受け入れよう! 元々、空中幼彩さんの絵が好きで、以前から興味あったシリーズですし、ヒロインも一新され途中参入しやすそうだったので、これを機会にやってみたくなりました。無論、触手と陵辱を覚悟した上で購入しているんですから、そのことに対して批難はしませんよ。冒頭でいきなりぐにょぐにょした気色悪い触手(田中さん)に全身絡め取られ犯されていようとも、私は涼やかな苦笑いで受け止められます(´ω`)


作品全体のムードは、陵辱にまったく似つかわしくない健全さ。主人公もヒロインも敵さんもみんなまとめておバカで、和気藹々とした掛け合いが笑いを誘う、非常にゆる~いほんわかした世界観。そんな中、突然きっつい陵辱がアーリークロス気味に放り込まれてくることに、まず驚き。でも、もっと私が驚いたのは、陵辱が終わったら何事もなかったように、また和気藹々とした掛け合いに戻るところですよ!

葵なんか、2人がかりで膣と肛門を同時に犯されるという最悪な仕打ちを受けても、「ああ、酷い目にあった」と溜息混じりに嘆くだけで、次のシーンでは元気に立ち直っていますから。めっちゃレイプされたその日の夜に、主人公のことを想って悶える乙女な一面。最近の娘は、切り替え早いっすね~。普通なら、トラウマを抱えたり、PTSDに陥ってもおかしくないレベルなのに、本人はガムを踏んだ程度のショックしか受けていないんですもん!

ですが、私としては正直このポジティブシンキング(?)はありがたい。私は陵辱が苦痛というより、悲しむ姿を見るのが苦痛なので、陵辱されても別に悲しんでいない状態なら、割と平気だったりするんですよ。散々ひどい陵辱をやらかしておきながら、臆面もなく純愛シナリオを同時進行する厚かましさには恐れ入りますが、おかげで思ったよりすんなり陵辱を受け入れられたのはラッキーでした。

ところが……1つ計算違いだったのが、犯される相手が小汚いオッサンだったってところ。陵辱を主に手掛けるのは主人公ではなく、醜い顔面に、弛んだ体型に、ダサイ服装に、何故か頭にスイカを被っている小島というオッサン教師なんです。陵辱と触手は覚悟の上でも、オッサンまでは覚悟していなかったよっ!

小島先生以外にも、種類豊富、多種多様なオッサンが取り揃えられておりまして、痴漢されて犯されるときも、公園のトイレで犯されるときも、お尻の穴にコーヒーゼリーを詰め込まれて、ストローで吸い出されるときも、相手はみ~んなオッサンなんですよねぇ…。カワイイ少女が汚いオッサンに犯されると興奮するってこと? うう~ん。ていうか、最後のプレイはなんだよ! 誰が考えたんですか!


徹底マークしていた触手が存外少なかったと思えば、ノーマークだった汚いオッサンに突破を許してしまい、あっけなくディフェンスライン崩壊。完全なる私の戦略ミスです。

とはいえ、私が普段プレイしている和姦エロゲにはない新鮮な刺激が多々あり、エッチシーンそのものは濃厚なものが多かったので、決して買って後悔する内容ではございませんでしたが。それに、陵辱が蔓延っているからこそ、数少ない主人公とヒロインの和姦エロにありがたみを感じる(特に葵との)。これは大きいです。紛争地域に身を置くことで、普段の生活では感じにくい平和の尊さを再認識させられますよ。


「戦うヒロイン」において、予てより問題なのが主人公の立ち位置。ヒロインが戦っている間、主人公が所在なげに傍観していたり、偉そうにバトルの解説をしているのは、みっともないことこの上ない。恋刀乱……なんとかみたいに、ツンツン美少女に守られながら、負けたら対戦相手の美少女に犯されるとか、そんな恥知らずの設定は、とてもじゃないですが耐えられません。

かといって、主人公も一緒にバトルに混じってしまうと、せっかくのジブリールの活躍を邪魔してしまう。あくまで主役はジブリールなのですから、主人公がそれより目立ってしまうのはNG。この辺、結構ジレンマなんですよね~。

そこでジブリール4は明快な解答を見せてくれていました。主人公がタキシード仮面なんですよ。ヒロインの窮地を救ったり、手助けはするものの、戦うのはあくまでジブリールたち。これなら情けなくもないし、目立ちすぎもしない。ベストなポジションだと思いますね! 今後、少女が戦うバトルモノでの主人公は、全部タキシード仮面でOK。

けいおん!の秋山澪そっくりな綾小路葵。容姿・性格・縞パンと様々な類似点がございます。有り体に言っちゃうとパクリなんですが、「左利き用のベースを買って、演奏してみてくれないか?」と普通にけいおん!ネタを交えているので、自覚的なパロディですね。

ちなみに、彼女はJリーグファンでもあるので親近感。贔屓のクラブが優勝して上機嫌なところがカワイイ。
2010年4月25日