ふぃぎゅ@メイト
メーカー〔Escu:de〕 発売日2006年11月24日 お話の評価はこちら


有能なエロゲだと断定します
「フィギュアにエッチな改造を施して、あらぬ妄想をしながら精液をぶっかけよう!」

こんなエロゲで大喜びしている自分は、そろそろ最終解脱の段階に入ってきたのかもしれませんね…。けど、実際にエロいと感じてしまったわけですから、自分を偽っても仕方がありません。フィギュア収集・改造といったゲーム性の高さを持ちつつ、根底にしっかりエロを根差していたふぃぎゅ@メイトは素晴らしい作品であったと断定します。


「干物魔術」によって肉体を失い、「マジ狩る怪盗メメ子」のカプセルフィギュアに精神を宿らせることになった異世界の魔法少女炎道イフリナは、元の身体に戻るための手段として、エーテル体を回復する作用のある主人公の精液を欲するように。彼女にとって精液をぶっかけられる行為は望ましい行為であり、「早くセイエキをかけてよ」と毎日催促してくるほど。エッチなことには抵抗あるけど、死活問題なので精液は欲しいという、その矛盾した気持ちにそこはかとないエロさが生み出されていたのではないかと判断します。

そして、イフリナの身体に自由自在に手を加えられる「魔改造」がエッチシーンに活かされていたのも、ふぃぎゅ@メイトならではの特異性。学生服、袴姿、パジャマ、チャイナドレス、マーメイドなど、様々な衣装をイフリナに装着させ、時には胸を巨乳にしてみたりして、卑猥な妄想を逞しくする。赤レビューの方でも説明しましたが、この際に行われる妄想エッチは、フィギュアの等身のままではなく、通常の人間と変わらぬサイズで描かれているので、「玩具に劣情を催す趣味はない!」という御仁でもさしたる問題はないものだと推断します。その点はどうぞご安心を。

妄想世界では、普段、イフリナに対して常に敬語で語りかける弱気な主人公でも、積極性が出ていて良い。チアガール衣装の素晴らしさを篤と語りながら、短いスカートで羞恥に身動ぐイフリナに、自らを応援(手コキ)してくれと強引にせがむ等、慇懃でありつつ強引さを見せている。イフリナはいつも通り気丈な態度のままですから、2人のやり取りは仄かなバカップルムード。非常に私好みなエッチシーンだったと断定します。

あと、歯に衣着せぬ物言いの彼女は、エロい言い回しもストレートに口にしてくるので、淫語という点でも優秀だったと申し上げましょう。「んっ、じわってした……またチンポ汁だしたの?」 「精液でグチョグチョのおマンコ掻き回されるの……気持ち良いかも……」みたいな。淫語には一切のフィルター(修正)が掛かっていないのもポイント高い。

シチュエーションと共にプレイのバリエーションにも富んでおり、妄想とはいっても侮れないエロさを発揮してくれています。むしろ妄想だからこそ、ここまでエロかったと言えるかな? ただ、質量共に充実していた中でも、唯一残念に思えたのは、いずれのエッチシーンも単発で終わっていたこと。フェラ・手コキ・足コキ・素股を行ってもそれ止まりで、本番に傾れ込まずに終わってしまうケースばかりだったのは難点ですね。これは消化不良を否めません。まぁ、エロ一本でやっているわけじゃない作品にこれ以上を求めるのは酷かも知れませんけど~。


フィギュアの収集や改造はとても楽しいから多少面倒臭くても頑張れて、頑張ったあとのご褒美はとても素敵なものだから、また次の改造にも身が入るという、非常に好循環な作品でした。ゲーム性とエロの融合で、まさに“エロゲとは斯くあるべき”といった感じの1本ですから、皆様も是非、これは1度やっておくべき作品だと判断します。

フィギュアの改造は萌え系を重視するか、エロ系を重視するかに別れます。萌えを重視すると「愛」ルートへ入り、エロを重視すると「淫」ルートに入る。私は迷わずエロ重視で改造を行っていたんですけれど、「淫」ルートの方は自然と陵辱寄りのエッチになっていくんですよね~。主人公がモンスターと化してイフリナを犯すとか、触手になってイフリナを犯すとか。エロを突き詰めていくと陵辱になるというのは承伏しかねる話です。

エッチシーンの総量は、妄想エッチだけで58種類(パターン違いを含む)もあり、元の姿に戻ったイフリナとのエッチ、サブキャラであるハセガワとカナイの分が22種類。全部をひっくるめたら、なんと80種類ですよ! エロだけでも、かなり頑張っている部類だと言えましょう。

文中で何度も用いた「~断定します」「~推断します」「~判断します」はメイドロボ・ハセガワの口癖。メイドロボって、存在自体が私の興味から1光年ぐらい離れているんですが、このハセガワは不思議と好きだったなぁ。無感情で独特の言い回しがなんかツボに入っちゃっいましたし、恭しく振る舞っているようで全然主人公を敬っていないところもラブリー。
2007年1月4日