フェチ2表・裏の記憶  
メーカー〔U・Me SOFT’s〕 発売日2004年4月21日


表・裏含めた評価です
WHY? 腋コキ
フェチシリーズ第2作目のテーマは「巨乳」。前作は視界の片隅にすら入らなかった同シリーズですが、テーマが「巨乳」となれば、指を咥えて見ているわけにはいかない。すぐさま食い付かせて頂きました。

このフェチ2は、「表の記憶」と「裏の記憶」の2種類のバージョンで発売されています。登場キャラクターは両者共通しているものの、表の記憶は和姦主体、裏の記憶が陵辱主体と性質がそれぞれ異なっている。つまり、私のように和姦が大好きで陵辱が大嫌いな人間は、表だけを買っておけばいいってこと。とっても経済的なエロゲなんですね~。

しかし、「片方を買って、片方は買わない」ことに生理的な気持ち悪さを憶える私は、結局、裏の記憶の方も同時に買っちゃってるんですが…。気付けば、普通のエロゲ1本買うよりも多い出費。全然経済的じゃない…。


それはさておき、作品の中身の方をご紹介しましょう。フェチ2は、最初に5人(正確には6人)の内から好きなキャラを1人選び、途中のミニゲームをこなすことでシナリオが進行していく(エッチシーンが見れる)、いわゆるクリアご褒美型エロゲ。このミニゲームとは、画面上に散らばるブロックをハンマーで破壊していくといったアクションゲームになっています。

「それって楽しい?」と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、その問いに関しては、「楽しくなかった」と1秒以内に即答出来ます。やる前から「どうせつまらないだろうな」と覚悟していましたが、その予想は裏切られず、見事なまでにつまらなかった。

パズル的な要素がありそうで実はないこの単純作業は、本当にダルくてイライラさせてくれますよ。ステージが始まる前、崩さなくてはならないブロックが画面一杯に散らばってる様を見てうんざり。ゲーム紹介には「大幅な改良で、爽快感大幅UP!」と書かれていましたが、これで爽快感が大幅UPしているというのなら、前作は一体どれだけ不快感に溢れていたのかと、想像するだけでも恐ろしくなってきます。まぁ、エッチを楽しむ前の試練として、わざとつまらなく作っているのかもしれませんが。

で、その苦労の末に勝ち取ったエッチシーンの出来はどうだったのかというと……う~ん。巨乳揃いのキャラクターたちとのエッチは確かに嬉しかったけど、基本的な部分があまり良いとは思えなかったから。

足早にエッチシーンが始まるため、キャラクターの魅力が禄に描かれていないし、テキストがあっさりしているせいで、肝心の巨乳へのこだわり具合も微妙と来ている。プレイの多様性も乏しい有様だから、単調さも感じてしまった。同日にMILKジャンキー2という強力なライバル作品が出ていただけに、比較すると物足りなさがありましたね…。

ただ、全体的なレベルでMILKジャンキーの後塵を拝していながらも、フェチ2はある一点突破で、その存在感を強烈に際立たせています。それはパイズリの多さ。ざっと計算してみるだけでも、表に10、裏に11と、計21にも上る膨大な数のパイズリシーンが用意されているのですよ。一度パイズリで果てても、そのまま再度連続でパイズリを行うなど、ことパイズリへのこだわりでは他を寄せ付けていません。テキストの単調さと、似たような構図の多さがネックでありましたが、この物量は素直に天晴れだといわざるを得ない。「フェチ」というタイトルを掲げているだけはあるなと、ここで初めて感心させられましたね。

更に、パイズリとは別で、もう1つ大量に存在したのが腋(わき)コキ。「え? 腋コキ??」と意表をつかれてしまうのも無理はないでしょう。私だって、何故この作品に腋コキたる特殊なプレイが豊富に揃っていたのか、未だに全然意味がわかっていないんですから。

腋コキとはその名称の通り、女性の腋にペニスを挟ませ、擦りあげてもらう行為。と、偉そうに講釈しても、私自身こんな行為を目の当たりにしたのはこのエロゲが初めて。なのに、全部で6つもあるんだもんなぁ。中にはダブル腋コキなんてスーパープロフェッショナルなプレイが含まれている始末だし…。おいお~い。

何でこんな行為が充実されているのかは、非常に疑問の残るところですねぇ。別に腋コキが不愉快というわけではありませんが、わざわざこんなものを大量投入する意図がわからない。パイズリの多さは理解出来ても、腋コキの多さは不可解ですよ。

とはいえ、元々内容の偏ったフェチ作品。腋コキの存在は、必ずしも場違いであったとはいえませんわね。パイズリ&腋コキがやたらに多いというバランスの悪さは、むしろこの作品の場合、プラスとして捉えるべきかも。私も批判がちなレビューを書いておきながら、内心はそこそこ喜んでいたりしますし。とりあえず、胸フェチ、腋フェチのどちらかを自覚しているのであれば、やってみる価値は大いにあるかもしれません。

「表の記憶」と「裏の記憶」の両者の違いに付いてお話しましょう。結論から延べると両者に然程大きな差異は見られませんでした。確かに、和姦と陵辱で正反対の性質ではあったものの、やってることはどちらも似たり寄ったり。つまり、両者共にパイズリ&腋コキが主体だったってことです。

私として幸運だったのが、裏の記憶の陵辱は心配していた程にハードなものでなかったこと。最初は乱暴なシーンで始まるものの、どのキャラクターも途中であっけなく主人公を懐いちゃうので、後半は陵辱ムードが随分と緩和。これなら私でも大丈夫。

黒髪ロングのおねーさんに弱いので、お気に入りは秋山咲夜。目を引いてしまうのは彼女の豊満なバストですが、そのサイズ、なんと脅威の120cmQカップ。Qカップとはまたファンタジックな設定ですな…。トップとアンダーの差が50cmもあるのか。まぁ、グラビアアイドルだからね。
04年5月29日