DISCODE-2 二律背反
メーカー〔ソフトさ~くるクレージュ〕 発売日2002年11月16日


上等な料理にハチミツをぶちまけるが如く
「私、実は○○君に黙っていた秘密があるの…」 恋愛の過程では決して珍しくないこんな場面。男性であれば、ここで如何なる秘密を告白されたとしても彼女への愛が不動のものである限り、それを寛容に受け止めなくてはならない。まさしく、男としての器量の大きさが試される審判の時

まぁ、皆様も好意の異性からこう打ち明けられては、大抵の告白や懺悔でも優しく受け止められるぐらいの包容力はお持ちになっているでしょうが、さすがに「私、こんなの生えてるの」と勃起している男性器を見せられて、それを鷹揚に許せる人間はそうはいないでしょう…。


心待ちにしていたDISCODEの続編。今回のテーマはフタナリでした。ハッキリいってこのDISCODE-2という作品、フタナリ好きでない人間なら一片の価値すら見出す事は出来ない

私はといえば、フタナリはもう完全にダメ派で、否定派の急先鋒といっても差し支えないほど。第一フタナリって、早い話が手術前のオカマでしょ? 先天的な遺伝子染色体異常とかっていろいろいってますけど、そんなのは知ったこっちゃないですよ。私にとってフタナリとシーメールはアイデンティファイ。両者の何処が如何違うのかが理解できません。オカマの二葉ちゃんを男としてみていいのか、女としてみていいのかすらも理解できてないんで、二葉×鏡華(女)の場合や、二葉×影清(男)の場合、どちらに感情移入をすればいいのかややこしくてわからない。

本来ならば、このような相容れない作品は完全無視で終わる所なんですが、でもやっぱりあのDISCODEの続編という事情ですし、そう無下にしてしまう事も出来なくて…。

DISCODEの名前を信じるか、それともフタナリで回避するか。この二者択一には直前まで私も迷い続けて、買うか買うまいか悩みぬいていましたが、結局最後は「こうなったらフタナリと心中してやるっ」と、半ばヤケになりながら決断。勇気を振り絞ってフタナリに挑みかかりました。


しかし、結果は敢え無く玉砕という悲しい末路。やっぱりこういうヤケっぱちのスーサイドアタックは無謀だったみたい…。

だって、本当に1から10までフタナリのエロばっかりでしたからね~。看板通りといえばその通りなんですけど、フタナリの絡まないエッチシーン、例えばフタナリが治った二葉ちゃんとのエッチや、前作のヒロイン鏡華ちゃんの活躍に活路を見出そうとしていた私としては非常に辛かった。DISCODE-1の時のような展開はまるで望めませんので、それらを少しでも求めている方は、未練を全部捨て去らなくてはいけません。フタナリが心底好きな人でなければ、まるで手に負えない暴れ馬なのですよ。


フタナリに完全敗北を喫した私とは違い、二葉ちゃんのクラスメイト影清君は、フタナリを打ち明けられてもまるで動じなかったからすごい。

「別に身体がどうであれ、二葉さんは二葉さんだろ?」
例え彼女の股間にアレが生えていようと二人の障害にはなり得ないと宣言。

「でも……いいの? こんな身体の女の子でも、影清、抱ける?」
「大丈夫だよ、だって僕……今だってドキドキしてるんだから」

例え彼女の股間が天を仰ぐように隆起していても、それはセックスの障害になり得ないと宣言。

いきなり勃起した男性器を見せられても鷹揚に許せる男、その名は影清。カッコよすぎるやつです。

神懸り的なあの素晴らしい精液描写は健在。だから…、もったいないなぁ。

樋口二葉ちゃんは可愛らしくて好みの女の娘ではあったんですけれど、いわずもがな、股間に余計なものがあったので愛せませんでした。彼女の名前は、新5000円札から取ったっぽい。

フタナリエロゲの甲乙がつけられないんで、今回、個人的総評の得点は評価なしのノーコンテスト。ノーコンテストというのは、点数がつけられないほどダメだったという事ではなくて、私とは趣味が違うから判断ができないという意味です。本当にダメなら0点をつけます。

レビューではけちょんけちょんに言ってしまっていますけど、フタナリが大好きな人なら天からの授かりものと思えるほどの作品でしょうし、今回のDISCODE-2も一つのフェチに絞った作品としては大成功のエロゲであるはず。そういった意味では、絶賛している前作のDISCODE-1だって、汁が好きじゃない人なら「ナニコレ?」って作品でしたからね。
2002年11月20日