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X−BOX360でアイドルを育成するゲームが大好評を博している最中、このChu×Chuアイドるの発売は、まさに絶好と言えるタイミング。麻雀でいうドラ抱えのような状態で、その価値は今、飛躍的に上昇しています。アイドルが題材のエロゲって、たくさんありそうで全然ありませんしね。私としては、実にLeafさんのWHITE
ALBUM以来となるぐらい。
もう1つ、この作品の大きな売りとなっているのは、吸血鬼チュチュ・アストラムと人間の少女仲内知由がエンゲージ(合体)することで、アイドルチューア・チュラムに変身するという設定。1つの身体に2人の意識が共存というのは、最近やったダンジョンクルセイダーズのセシリア&フェルエトの関係によく似ていて、エッチに積極的なチュチュと、否定的な知由の組み合わせは、同様に妄想を掻き立ててくれるものです。エロエロなチュチュに感化され、知由が段々エロくなっていく様を、是非私は見てみたい! そういう意味で、事前に最も注目していたヒロインは、知由でした。
ところが、彼女の第一印象があまりにひどく、いきなり目算が狂ってしまう…。
木に登って下りられなくなった知由を、通りがかった主人公は手助けしてあげたというのに、下からパンツ見ただの、受け止める際にキスしただの文句ばかりで、お礼どころか「バカヘンタイ!」「エロオヤジ!」と一方的に罵ってくるんですよ。どれだけ傲慢で生意気で自己中な性格であろうと、それをチャームポイントとして変換できてしまう私ですが、さすがにこういう人は苦手。ツンデレをやりたいがために、強引に言いがかりを付けてくるのはやめてもらいたい。そのくせ、すぐデレるし。
期待していた知由がこれではもはや望みなし……と、早々に諦めモードに入りかけてしまいましたが、チュチュ・ヒヨリ・うたの3人は普通に良かったので、やる気復活。ていうか、知由以外のメインヒロイン3人は、みんな甲乙丙付けがたいほどの魅力を持っていたんですね〜。
チュチュの持ち前の明るさと、エッチに対する積極姿勢(処女ですが)は堪らなく好き。主人公の生き血を啜って奴隷扱いするのに、自分から子猫のように懐いてくる感じが良いです。主従関係というイメージからは懸け離れていて、フツーの恋人関係と大差なかったのは個人的に嬉しかった。
事務所のマネージャーさんであるヒヨリは、常日頃啓蒙し続けている“可愛いおねーさん”の理想型。しっかり者のようで、パニクりやすく、年上の包容力と年下の可愛らしさを併せ持つ無敵の存在ですよ。エッチでは“わざわざ”メガネをかけて行うものまであり、もはやヒヨリというヒロインは私がオーダーメイドしたかのような錯覚に襲われるほど。それぐらい注文通りの出来映え。
うたは、独特なスローテンポの空気を纏い、妙に脱力した感じの女の娘でした。でも、コミュニケーション不全の無感情系ヒロインとは違い、表情は豊かで、情緒溢れた普通の感性も持っています。なんというか、捕らえどころのない本当の意味での不思議系キャラでしたね。今までの私の経験則に当て嵌まらない斬新なキャラなので、ものすごく惹かれてしまいまして。
このように各ヒロインが異なる個性を発揮していて、尚かつ、どれも魅力が高いというのは、とっても稀なケース。シナリオライターが6人体制であることの強みと言えるでしょうか?
逆にシナリオライターが6人であるがゆえに、主人公の人格がかなりぶれてしまっていた弊害もありましたが…。気が弱くなった強くなったり、口調が統一性を欠いていたり、大胆にデートに誘う積極性を見せたかと思えば、別のルートではヘタレていたり。主人公を重んじる私には大きな瑕疵。
余談ですが、チュチュに足コキで責められるシーンでの主人公の反応(喘ぎ方)はかなり怖かったですよ。
「ひゃ、ひゃべ…んむ、ぐぅっ…」 「ふぐ、んぶ…ごゆ、ぢ…んまぁっ!?」 「ぶ、ぶびゅっ…れぶ、もぼれぶっ…!」
もはや人語を発していません…。陵辱エロゲでは、精神崩壊した娘さんが呂律の回らない喘ぎ声を発することがありますが、まさにそんな感じ。
ま、でも、さすがにこれは特殊な一例。全体的に見ればエロは総じて高スペックだと言え、不満に感じる箇所は少ない。全然エロの匂いがしなかったうたですら、一度エッチした後は急勾配するようになり、いきなり1人で授業中オナニーを始めたかと思うと、そのまま女子トイレに連れ込まれエッチ。うたを守るために怪我を負い、感動的なやり取りがあった直後に、その包帯を使って縛ったり縛られたりのエッチ。時と場所構わずエッチに傾れ込む大胆さに天晴れです。ていうか、うたルートはエロいなぁ。
織澤あきふみさんの絵による力も大きいですね。可愛らしさとエロティックが同居した素晴らしい絵で、私は何故か、パッケージやマキシシングルのジャケットの普通の絵ですらエロく感じてしまうぐらい。しかも、これで汁描写まで冴えているっていうんだから感激だ〜。質的にも、量的にも、掛かり方的にも完璧で、これだけで+10上乗せしたくなる。顔射した後に、次のシーンでも拭き取られず残ったままになっているのはマーベラスとしか言いようがありません。「わかっている人なんだな」と確信しました。織澤あきふみさん原画のエロゲは今後もなるべく押さえておこう!
エッチシーンで1つ気になった点は、テキストにおいてまったくと言っていいほど淫語が使われていなかったこと。声優さんの事情絡みで淫語が使えなかったのかと思わず邪推してしまいます。今は淫語がない方が不自然ですから。しかしながら、直接的なフレーズを用いなくても、セリフ回しの巧妙さで充分エロさは感じさせてくれましたので、私としてはそれほど不満に感じたわけではありません。淫語に頼らないエロテキストというのもたまにはいいかな、と。
クリア後には、独立したオマケエッチシーンまで用意されており、「エロいものを作ろう」とするスタッフの気概が伝わってきたので気分良い。あまりエロが達者そうなメーカーさんだとは思っていなかっただけに、これだけやってくれれば大満足ですね。エロ、シナリオ、キャラクター、グラフィック、システム、音楽、それぞれに力が入っていて、完成度の高さを印象付けさせてくれる有意義な一本。まぁ、力が入っている割にシナリオは微妙でしたけど、それは今回サービスとして見逃しましょう。
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